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2011年9月28日

motoGPの最前線から

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あるレースメカニックに、先日電話で話を聞きました。

「motoGPクラスのトップライダーと、セカンドグループのライダーでは
テクニック、スキルに大きな隔たりがあります。
ワークス・チームのマシンとサテライト(プライベート)チームの
マシンの性能差はありません。青山博一がトップ争いするには、
トップの3、4人が実践している、『ある事』に気づかなければなりません。」

「バレンティーノ・ロッシがヤマハの頃からトラクション・コントロールに
頼らすに走っているって?そんな事はない。彼だって結構効かせて
いますよ。毎レース、コースサイドで見ていれば分かります。
じゃあトラコンを使わずに速く走るの誰かって?それは、昨年
チャンピオンになったあのライダーです。」

「『足出しブレーキング』は毎回現場でも話題になりますよ。
でもトップライダーは、右コーナーでも左コーナーでも
リヤブレーキを使っています。リヤブレーキをちゃんと踏めない
ライダーはダメですね。でもmotoGPで、リヤブレーキを一番
使う頻度が高いのはコーナー進入ではないんです。
それは、コーナーの脱出です。(!)リフトを抑えるためにね。」

「現在のmotoGPチームには、あらゆるジャンルのスペシャリストが
必要です。エンジン、シャシー、コンピューター...
2サイクルの時代に比べ、チームスタッフも倍増しました。
走行毎に記録するデータ量も膨大です。まさに、
『重箱の隅をつつく』ってやつですよ。でも本番では、ライダーに
大きく委ねられる。これだけやっても、最後はやっぱりライダー
なんやなぁ...ってね。だからバイクのレースは面白いです。」


バイクレースの世界最高峰、
motoGPが今週末、栃木県の茂木で行われます。
写真は3年前の鈴鹿8時間のとき、モリワキレーシングから
出走したイギリス人、カール・クラッチロー選手のヘルメット。
ペアの山口選手が走行している間は、鈴鹿の暑さにやられて
ピット裏の子供用プールで白目をむいてほとんど気絶していたかと思えば、
S字コーナーでは誰よりも手前から、肘を突き出してアクセル全開。
タイヤがダンロップじゃなければ、絶対トップ争いしていたでしょう。
そんな彼も、今やヤマハのmotoGPチームのエースを狙う存在。
週末、彼の走りを見るのが楽しみです。

F1も、motoGPも、実際にレースを見なければその凄さは分かりません。
テレビ中継、ネットに転がっている情報は、記号化されたものに過ぎない。
バイクレースファンの皆さん、是非茂木に行きましょう。


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コメント (1)

frederick:

なんと!コーナー出口で使うんですか・・勉強になります。
今エントリーリスト見たら、、秋吉と伊藤さんがワイルドカードなんですね。
伊藤さんはTEAM HRC。どんなカラーリングなんでしょう!ああ行きたくなってきました^^

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