趣味の総合サイト ホビダス
DESKTOP_GARAGEのトップページはコチラから!!

AOSHIMA & FUJIMI TOYOTA COROLLA LEVIN AE86(アオシマとフジミのハチロクを合体)

| Category: | コメント(0)

またまたモデルカーズ用の作例紹介です。
これも去年の225号、グループA特集に合わせて作ったものですが、
サーキット仕様のハチロクは『トランピオ・レビン』の3ドアハッチバックの作例があったので、
僕はラリー系のグループAのベースカーとして好まれた(ボディ剛性のため)、
2ドアのドノーマルを作ってみることにしました。
といっても、古のフジミの2ドアを普通に作っても面白みがないので、
2006年にアオシマが出した3ドアをベースにフジミの2ドアのお尻を合体させてみることにしました。

86_box.jpg

これがベースになった2キット。
フジミのハチロクは少なくとも1980年代中盤には存在していましたから、
長寿キットですね。しかも、1980年代のフジミのキットしては共通シャシーではなくて、
インナーフェンダーもついてますし、インテリアもそこそこちゃんとしていて、
ボディのプロポーションも悪くありません。
ただトレノはいいんですが、レビンはエンジンフードの傾斜が強くて、
印象としては「レビンとトレノの中間」的な雰囲気になっています。
あとはちょっとボディが細身かと。
でもアオシマが出るまでは唯一無二のハチロクのキットでしたから、
それはそれはありがたい存在だったと思います。

一方のアオシマは基本設計が新しいこともあって、
エンジンを含むディテール再現、ボディプロポーションも良いのですが、
やや全体のパーツがボディを含めて直線的というかラインがカタイ感じ。
でも、それも気にならないくらい基本骨格は素晴らしい内容です。

さて、今回、アオシマとフジミを合体させることになったかと言えば、
フジミの2ドアは「レビンとトレノの中間」な雰囲気で、
アオシマにはそもそも2ドアの設定がないからです。
ということで、アオシマにフジミのリアセクションを移植することにしました。

しかし、簡単かと思ったら、結構メンドくさいんです。
どうりで、世の中で同じことをやっている人があまりいないわけですね......。

以下、超ざっくりとした手順です。

86_wip_01.jpg

まず切りました。
すごく複雑に切ってますが、理由は以下の通り。

●ボディの剛性を落としたくないので、リアセクションも下半分はアオシマのままでいく。
●リアバンパーはアオシマのものを使いたい。
●給油口もアオシマのモールドを使いたい。
●ルーフもなるべくアオシマの部分を使いたい。
●Bピラーまわりは剛性確保、ディテールの観点からアオシマを使いたい。

86_wip_02.jpg

切断はすべてBMCタガネの0.15mmで、
ダイモテープをガイドラインになるべく誤差の無いように切っていきました。
しかし、何となくフジミのハチロクは幅が狭いと思っていたら、
本当に2mmくらいリアセクションで狭くて、間にプラ棒を挟んで幅を広げました。
接着はすべて瞬間接着剤と硬化剤の組み合わせでやっています。

86_wip_03.jpg

そして、幅を広げたフジミのリアセクションを、
アオシマのボディにドッキング。
かなり正確に採寸して切断しているので、ほぼ隙間なくフィットしました。
こちらもすべて接合は瞬着。パテはまったく使っていません。
ちょっとした面出しや面合わせも瞬着を必要箇所にポタリと垂らし、
楊枝で伸ばしていくと、キレイに薄付けできます。
削る手間も省けるので、是非お試しを。

86_wip_4.jpg

あと、僕的にボディの改造よりも何よりも気が重かったのが、
ハチロク独特のツートンの塗り分け。
ハチロクってフェンダーアーチも円弧状に塗り分けなければいけないので、
僕的には円弧状にマスキングテープを貼るのがかなりの鬼門。
で、どうしたかといえば、良く切れる刃をセットしたサークルカッターで、
マスキングテープを円弧状に切りぬいて、それでマスキングしてみました。
ちなみにボディのブラック部分はセミグロスブラックを使用しています。
何故かと言えば、少ないコート数、薄い塗膜で着色でき、
乾燥も早いのでマスキングの滲みの心配が少ないからです。
結局最終的にはクリアコートしてしまうので、ツヤは出せます。

さて、前置きがむちゃくちゃ長かったですが、
以下写真を貼っておきます。

86_fr_01.jpg
86_fr_02.jpg
86_side.jpg
86_rr_01.jpg
86_rr02.jpg

プロポーションはかなり自然に仕上がりましたが、
やっぱりアオシマのイントラホイールは大径過ぎで、
そこにハイトのあるタミヤのRE71タイヤを履かせたので足元が立派過ぎます。
車高をカチ上げたこともあり、ちょっと実車と違う感じかもしれません。

86_headlight02.jpg

それにしてもアオシマのハチロクのお顔の凛々しさは最高ですね。
形状、モールドもさることながら、
ウィンカーレンズが別パーツになっていて塗り分け不要だったりと、
何だかニヤニヤしてしまいます。
塗り分けは超絶メンドクサイですが、
直線部分はすべてマスキングにベアメタルフォイルを使っています。

86_chassis.jpg

シャシーはいつも通りの電着グレー、
ボディカラー軽く乗せで仕上げました。
インナーフェンダーは樹脂パーツなので黒く塗っています。
その昔、京都のカーランドでオリジナルのハチゴーのレストアの取材で、
さんざん眺めたので、基本的にこの塗り分けでオッケーだと思います。
ただ、そのクルマは単色だったので、ひょっとしたらツートンの場合は、
下半分の黒しかシャシーに付着していないかもしれませんね。

86_taillight.jpg

そういえば、テールライトまわりのディテーリングも、
ひとことでいえば「ツジツマ合わせ」の集合体です。
テールレンズ自体はフジミのものを無加工で使いましたが、
当然全体的に幅が狭いので、ナンバー灯の位置で視覚的に誤魔化しています。
ホントは、ナンバーとナンバー灯の間にこんな隙間はありません。
テールレンズもスモークが下半分入っていたりと塗り分けが非常に大変でした。
しかし、一番効果的だったのが、テールレンズからナンバー灯にまたがる、
白いライン。コレ自体はモデラーズのラインデカールを使っていますが、
貼った瞬間に一気に一体感が出ました。

あと、インテリアはアオシマのものを使いました。
唯一ヘッドレストがカクカクしすぎていて、
頭を角でぶつけたら痛そうなので(笑)、
丸く削り込んでいます。

いやはや、今回はずいぶん文字を書いてしまった。
長文駄文にお付き合いありがとうございました。

by ウカイ


コメントする

2016年3月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

アーカイブ

リンク

ガレージライフ
ホビダスオート
ホビダス
T'z Factory
アメプラを筆頭にNASCAR、モータースポ―ツ、ダイアリーなどをメインにしたT’zさんのブログ。プロモ風フィニッシュなどオリジナリティ溢れる仕上げも勉強になります。
Final Gear
ストリートロッドやKustom、街道レーサー系まで幅広いジャンルを網羅する美徳さんのブログ。実車もTバケを所有!(深い!)
MS0023msbufjsk-51459
ラリーカーから国産旧車、はたまた働くクルマまで幅広いカテゴリーをフォローするC水さんのブログ。カーガイでもあるため、実車の知識も豊富で、模型好きだけでなく実車好きも唸らせる作品を多数製作。
ゆきおWORK'S
アメリカ車モデラーの第一人者であり、プロモデラーとして名を馳せる畔蒜幸雄さんのブログ。ウカイも相当影響を受けました。
JUNK MODEL(ジャンクモデル)
ジャンクとは名ばかりで珠玉の作品の製作過程が楽しめるこーやんさんのブログ。'50-'60sのアメ車メイン。
ガレージはおもちゃ箱
愛車はトヨタのフラットツイン2台、cubというP&Y_FLAT_TWINさんのブログ。アメ車、アメトラ、バイクのプラモなど読みどころ満載のブログ。
くるまのプラモ製作記
国産キットをFactory Stockスタイルで、見事に化けさせる腕前の持ち主、ながせさんのブログ。題材は違いますが、ウカイと製作スタンスが近く、ここの読者さんも楽しんでいただけるハズ
ROCK a PLA BABY!
国産車をメインに作られているLet's Goマサル!さんのページ。作業工程は参考になることウケアイ。
1/43cu.in.(キュービックインチ)
1/43スケールのアメリカ車のミニチュアをメインテーマとするPonys41さんのブログ。アメ車のミニカーのアーカイブとして資料性高し!写真も美麗!
今日も一日ご苦労さん
トラック乗りにしてスケールトラックモデラーというロードコマンダーさんのブログ。アメトラが濃い!
Sportscar Graphic
1960-1970年代のスポーツカーを題材にした模型、イラスト、ミニチュアカー、ペーパークラフトなどを製作する、プロのイラストレーター、溝呂木さんのページ。
CARMODELS-HOMEPAGE
東海エリアの凄腕モデラーmatsuさんのホームページ。読んで字のごとく、カーモデルオンリーのサイト。内容充実。そして何より清潔感あふれるフィニッシュが素晴らしい!アメ車、国産旧車何でもありのオールジャンルで楽しませてくれます!

 

趣味の総合出版社 ネコ・パブリッシング
Copyright © 2005-2015 NEKO PUBLISHING CO.,LTD. All right reserved.