最近、たぶん歳のせいだとは思うんですが、
自分が小・中学校の頃に作っていたプラモデルがどうも一番ハマっているところで、
中でもフジミが結構ツボだったりします。
フジミは1980年代から急激に「良く」なった時期、
というか板シャシーの中に、時折、完全新金型の傑作が混じるようになった頃で、
このニュー・ミッド4(当時はそう呼んでいました)などはその典型的なもの。
初代ミッド4のようにエンジン再現こそはオミットされましたが、
それでもプロポーションやディテールのシャープさはズバ抜けており、
即購入して作った記憶があります。
思えばこの頃は、
レストア特集と縮刷版のカタログ欲しさに
『カー&ドライバー』誌を熱心に読んでおり、
その中にかの福野礼(礼一郎)さんが担当されている模型コーナーがあって、
そこでもこのニューミッド4は紹介されていました。
今でも覚えているのですが、ニュー・ミッド4の回では、
ドアラインを鋭利な針などで深く彫りこむと良い、
みたいなことが書いてあり、
即実践に移したのが僕も最古の「筋彫り」の記憶かもしれません。
今回は製作に当たって、
今更素組しても面白くもなかろう、
ということで実車ではアリエナイ車高短仕上げとしてみました。
これもまた模型の醍醐味ですね。
by 鵜飼
コメントする