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2010年11月12日
mach 1のルーツここにあり
なんだかここのところ妙にマスタングづいている気がする。何なんでしょう。
チョット前までは、積むことは積んでいたけど、あまり製作意欲の湧かなかったマスタングのプラモデルたちがボクの中で俄然、存在感を増しつつある。
その中でも一番ボクのソウルを揺さぶってくれるのが↓のキット。
左が1968年のannual、右がおそらく'70年代中盤にmodified Re-issueされた"Iron Horse" Mustangです。
フォードが1967年に製作したスタディモデル、Mach1をamtが模型化したもので、アイアンホースはそれをストリートマシーンとして仕立て直した空想のクルマ。
このスタディモデルのMach1は、おそらくフォードがマスタングに"Mach1"のサブネームを与えた最初のモデル。'67モデルをベースにルーフをチョップドし、ライトを角型に変更、テールまわりもワイド感を強調したフルワイズのテールライト意匠にアレンジしたもの。
このカッコよさと完成度、さすがはFactory Customizeと唸らせられるもの。
ちなみに実車の写真は↓。
写真は1989年に刊行された「THE COMPLETE BOOK OF MUSTANG(ISBN0-517-67668-0)」から。リアピラーに埋め込まれたクイックチャージの給油キャップ、レースカーのようなリッドガラスを備えたサイドウィンドー、そして4連のマフラーテール。何となくGT40を感じさせるイデタチが最高です。
模型の方もしっかりFordの図面ベースで型を起こしている風で、amtの真骨頂ともいえるクリスプなモールドが素晴らしい。キットはビルドの状態で入手したので、果たしてこの巨大なタイヤがキットのものかどうかはわかりません。でも、たった一台のスタディモデル(ショーカー)のためにゼロから金型を起こして、しかもエンジンまで再現したフルディテールモデルとするあたりに、豊かな時代のアメリカを感じさせます。
箱絵がまたカッコいい。
でコレが'70年代中盤に一部金型を改修し、マスタングのカスタムカー的なスタンスで再販されるのですが、これがまたギリギリの線で踏みとどまっていて、カッコいいんですね。
パッと見るとただのカスタムマスタングのキットに見えますが、元ネタを知る人にとっては、これはこれでたまらない感じ。
でもやっぱ後姿はオリジナルの方がカッコいいかも。
ホイールとかグリルなどの意匠が変更されています。ランナーについているのがアイアンホースの部品です。
アイアンホースはリアウィンドウがルーバー化されています。
フロントウィンドーとルーフ前半を切り取ったロードスター仕様にも製作できるようです。
とここまで読んできて、このマスタング、というかMach1と言う名の不思議な顔したマスタングをどっか見たことがある、という方、多いんじゃないですか?
実はボクも一番初めにこのMach1という名のカスタムマスタング(だと思っていた、当時は)に遭遇したのは、近所の模型屋で売れ残っていた(確実に)、アレ。
ナカムラというメーカーから1/20で出ていたアレですよアレ。
その後、ARIIからも再販されていたのですが、まったく食指が動かなかったアレです。
「でも、このamtのとはちょっと顔ツキが違うんじゃないの?」と思った方。正解です。
ちょっと顔ツキが違います。
じゃ、あのナカムラ1/20は何なのでしょう? デッチ上げ?
正解は↓下の写真。
まさにナカムラの1/20の顔してるでしょ。
そう、実は実車の方はamtが模型化したのと、
ナカムラの1/20は同一個体を改造したものだったのでした。
資料を見ても、amtが模型化した方は一般に向けてショーなどで展示されたワケではなく、
ナカムラが模型化した、いわば改修版の方が1968年の全米カーショーを回ったようです。
と、ここまで書いてきて、なんだかARII版(これまた売れ残っていた)ならまだ安く手に入りそうだし、探してみよっかな、などと思ってしまうボクでした。
by ウカイ
投稿者 ウカイ | 2010年11月12日 19:21
COMMENTS
長年の疑問が氷解しました。マスタングのこれってメーカーのカスタマイズだったんですね。しかもそれのキットがあると言うのがすごい。
タイヤとホイールが難しそうだけど、きれいにフィニッシュしたらかっこ良くなりそうですね。
ブリットを久しぶりに見て、やはりマスタングにしびれました。
投稿者 ミゾロギ : 2010年11月12日 21:05
毎度、ウカイさんには勉強させてもらっています。
私も、全く知りませんでした(汗)
ナカムラのキットも箱絵は強烈に覚えていますが、流石に持ってません。
でも、私もなんか欲しくなってきました。
メーカービルドのカスタムカーって、やっぱり素敵ですネ!!
投稿者 美徳 : 2010年11月12日 23:11
うーん。深い・・・。
マッハ1はこういう流れで生まれたんですね。
ムスタングといえば71~73とムスタングⅡ(笑)が専らなので・・、
私も勉強になります。
今更ですが、ガイアノーツにハマッてまして(爆)やっと理想に近い
グリーンメタが作れました。
投稿者 5マイルバンパー : 2010年11月13日 13:28
まさかコンセプトのマッハ1までキット化されているとは知りませんでした。
最近ちょくちょくe-bayチェックをしていますが、コレは見たことが無いです。
しかも非常に出来が良さそうな様子。流石amtですねぇ。
ハイトの低いタイヤに交換して(ポリグラスくらい?)、車高を落としてやれば、
グっと雰囲気が良くなりそうですね。
完成品として姿を拝める日が楽しみです。
投稿者 matsu : 2010年11月14日 00:13
ミゾロギさん、
お役にたてたようで何よりです。このクルマがキット化されていることはもちろん、ご丁寧に前期と後期の2仕様をそれぞれ別のメーカーが模型化していることに一番驚きを覚えます。ブリットはいつも観るたびに、日本では大柄なイメージのあるマスタングがとってもコンパクトに見えてくるのが面白いんですよね。アメリカの広大な道をかっ飛ばすには、最低限あれくらいのサイズが必要なんだな、と。
投稿者 ウカイ : 2010年11月14日 13:17
美徳さん、
やっぱり俄然ナカムラのキットが魅力的に思えてきますよね?不思議不思議。でも、ナカムラってあのクルマをキット化するにあたって、実車取材とかしたんでしょうかね、当時。
投稿者 ウカイ : 2010年11月14日 13:19
5マイルバンパーさん、
深いですよね~(笑)。来年は何となくマスタング祭りの予感。ガイアノーツ、あのグリーンは確かに相当使えますよね。濁りがないので、スッキリとした緑が出せる。もしかして'73のグリーンメタ?
投稿者 ウカイ : 2010年11月14日 13:21
matsuさん、
たぶんebayにもあまり出てこないと思います。ものすごーくレアですから。たぶん生産数も少ないんじゃないかな。何気に探すとアイアンホースの方が珍しいと思います。出来は抜群にいいです、'67の型をベースに作られているみたいで、シャシーもちゃんとモールドされてます。タイヤはレーシングタイヤっぽいのを履いているので、一筋縄ではいかない気がします。ある意味、最大の難関がタイヤかしらん?
投稿者 ウカイ : 2010年11月14日 13:24


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