« Wonderland Market & Revell '67 Charger | トップ | Revell 1967 Dodge Charger WIP »
2010年12月22日
日本最初のプラモデルを作る
なんとも突拍子も無いハナシです。
「"とある展示"に使いたいので、プラモデルを作ってくれない?」
まあ、こちとらプラモヤローですから、まったくもってウェルカム。でも話の続きを聞いてみると......。
「マルサンのノーチラス号って知ってる?」
うーん、マルサンは知ってるけど、ノーチラス号っていったいなんざんしょ?
取り急ぎググってみると、「アメリカ海軍の攻撃型原子力潜水艦。世界初の原子力潜水艦である。(ウィキペディアより)」だそうな。ふーん。
でもってさらに言えば納期が急。趣味で作るのと違って、締め切りがあるのです。
しかも、年の瀬の忙しい時期。よりよって本業が忙しい。
ということで、正直に告白して、おととい会社を休みまして(代休ですよダイキュウ)、一日でやっつけました!エライ、オレ。
組み方としては完全にBox Stock。
何でも、このマルサンのノーチラス号、1958年にリリースされた日本初のプラモデルとかで、元々はRevell USAのコピー品なんだそうです。その後、マルサンとRevellは正式に提携して、'60年代初頭にMarusan-Revell(マルサン-ラベール)ブランドとして、1/25スケールのValiantとかImperialとかが発売されていました。
今回ボクが組んだのはその復刻品で、当時の型を使って童友社が2008年に生産したもの。
それにしても、困ったのは資料。
ウチにはクルマの資料なら捨てるほどあるけど、潜水艦の資料なんてゼロ。
ネットで見ても、当然潜水艦なので、水に浮かんでる(というか沈んでる)写真しかないし、色もよくワカラナイ。美徳さんのお助けで、詳しいカラーリングがわかったのはいいけど、1日で作るので、マスキングして色を重ねるには塗料が乾かない。
どうすっぺ?
結局、行き着いたのはBox Stock(イイワケともいう・・・笑)。
箱の作例はグレー一色で仕上げられているので、それでよし。
とにかく素材の美しさ、原型製作者の意図をくもう、と考えて、プラモデルの成型に忠実に仕上げることにしました。
以下、少々長いですが製作記。所要時間は約15時間(笑)
まずパーツ(箱の写真を撮り忘れた)。
模型雑誌のレヴューだと、「バリが多く、組み辛い......」ってなことになるのでしょうが、こんなのはラクショーです。30度刃をつけたオルファカッターでちゃちゃいとバリ取り。
で次は肝要の胴体を仮組み。
一応、軽くやすって、面を出してから仮組みしましたが、胴体中央には隙間が出来てます。これも想定の範囲内。で、どうしたかというと、まず胴体中央部分をピタッと合わせて、サラサラ瞬着を流し込んでしまいます。で、さらに少しづつ両端(前後端)に向かって瞬着を流し込み、全体を一体化しました。
隙間はまったく無くなりました。
で、さらに前端のクルマでいうとフロントグリルみたいなパーツが別成型だったので、コイツも瞬着でドッキング。隙間が盛大だったので、高粘度のCA02と硬化スプレーを使用。
四角の穴が6個ほど空いているので、穴が船体に対してきっちり垂直、センターになるよう注意して接着。
もう、ひたすら研ぐのみ。600番でゴシゴシと。まあ最終的にこんな感じ↓。
瞬着こそ使ってますが、基本は削り込みなので、接合にのみ用いる感じで、パテ代わりではないといったところ。ヒケは埋めるのではなく、やすって平滑に面を出すという感じです。
マルサンのロゴは今回の展示の主旨とリスペクトをこめて残しています。
お腹の部分は何もモールドがなかったので、ラクショーでしたが、背中(というか甲板?)には波板的なモールドがあって、これがいまひとつシャープじゃなかったので、接合部分をやするついてに、エッチングソーを水平方向に滑らせて、モールドの際をよりシャープに立たせています。
さあ、あとは塗装。基本的な要領はカーモデルと一緒。
クレオスの白サフェで目止め。幸いにして、接合部分に一切の「ス」はなく、一発オッケー。
今度は、いつもはシャシーの電着塗装を再現するために使っているクレオスの#32軍艦色のスプレーをサラッと吹きます。寒い日だったので、熱燗にしてシュシュっとやります(なんのこっちゃ)。
どうみてもイルカかクジラの腹だな。この質感。
ズームしてみても美しい。
フロントグリル部分(本当はこっから魚雷でも発射すんのかも)も穴のカタチを少々シャープにしておいたのでいい感じ。
ほかの部品も同じ工程で下地作り→塗装。船体とのフィッティングもきっちりやっておきます。背中に背負うタンクは、船体と同じくモナカ方式なので、船体と同じ方法で接合、一体化。うーんめんどくさい。
パーツは少なし。
あとは横にモールドの凹部分にブラックを墨入れ&塗装。「SS-571」と船首の「571」は面相筆でチョコチョコと塗っときます。写真は横の穴をざっくり塗って、シンナー綿棒で拭き取る前です。
そして、ついについに完成↓。
パンパカパーン♪
ん? なんか超フツー。キモチをこめて作ったのですが、ホントにフツー。
これでいいのか悪いのか、ボクにはわかりません。
でもって最後に凡ミス↓。
せっかくパーフェクトに一体化した船体でしたが、船尾の尾翼みたいな部品をつけるときに、仮組みでのクリアランスを詰めすぎて、塗装の厚みでスポっとはまらず、ちょいとコジったら、船尾にピキピキと地割れが。。。Oh My God。まあ、これくらい多めにみておくんなまし。
ボク、門外漢ですから。
以上、長々と綴ってきましたが、マルサンのノーチラス号One Day製作記でした。
でも、1958年の金型ということを鑑みれば、素晴らしいキットです。
パーツの合いも悪くないし、バリも少ない。
きっちりメンテされた方の苦労がしのばれます。
そして、サイコーだったのが、コイツを見たうちの奥さんのコメント。
「今回は色塗らないんだね」
ちーん。
まあ、よくもわるくもそんな感じの仕上がり(笑)
オアトガヨロシイヨウデ。
by ウカイ
投稿者 ウカイ | 2010年12月22日 15:52
COMMENTS
ウカイさんが潜水艦!新鮮ですね
最近ウオーターラインシリーズが気になるK山でした。
投稿者 K山 : 2010年12月24日 06:55
K山さん、
アハハ、新鮮と言えば新鮮ですが、むしろ分からないことだらけで、これを展示していただいて、なおかつわざわざ見に来ていただく方もいるのかと思うと、お恥ずかしい限り。
ちなみに、うちの会社の同僚も、このノーチラスをみて、やはりウォーターラインのことを言っていました。
投稿者 ウカイ : 2010年12月24日 10:34
チョットPCの調子悪くて、出遅れました(汗)
やっぱり、コレでしたか(笑)
でも、とってもクリーンで、とても日本最古のプラモデルとは思えませんね。展示会場での反応は如何でしたか??
投稿者 美徳 : 2010年12月25日 20:41
美徳さん、
すみません、色々調べていただいたにもかかわらず、諸般の事情(笑)により、グレー一色になってしまいました。もし、展示後に手許に戻ってくるようだったら、3トーン(?)に塗り分け直そうかと思っています。まあ、たぶん、このまま行方不明になってしまうような気がしますが。
会場の感じはボクも行っていないので、わからないんです。
投稿者 ウカイ : 2010年12月27日 11:57
« Wonderland Market & Revell '67 Charger | トップ | Revell 1967 Dodge Charger WIP »


コメントする