2011年4月30日
ストリートカーナショナルズ2011 (Street Car Nationals 25th)
早いものでもう開催から一週間ほどの時間が経ってしまい、遅ればせながらですが気になったクルマの写真をアップしておきます。
参加して思うのは、「なんだかよくわからなくなってきたな」っていうのが正直な感想。
ほんの10年くらい前までは、「アメリカのあの感じ」っていう何となくだけど、参加者(車)のほとんどが共通認識として持っていたような気がするけど、超オリエンタル(東洋カスタム)的というかジャパニーズ・アメリカン的なクルマがモノスゴク増えた。
だからてんでバラバラ。国産旧車、コンパクト、ローライダー、ロッダー、ストリートロッド、Kustom、色々なスタイル(カテゴリー)のクルマが雑然と並んでいる感じ。自分のカテゴリーのクルマ以外は全然興味ナシ。。。ちょっとサビシイなあ。ボクはどれも好きだし、どのジャンルでもカッコいいクルマを見てると嬉しくなる。
そんな観点でシャッターを押したクルマが↓の面々。
このヒゲカルマンは最高。ナロードされてポルシェアロイ履いて(フロントは4.5リム?)、エンジンもポルシェファン他、見どころ満載でこのカラーリング。なんてカッコいいのだろう。
初代ルーチェにVW用のEMPIをセットするという神業的センス。車高とかボディのパッキパキぷりも素晴らしくクリーン。昭和40年代なサイドストライプが似合います(純正OP系なのかしら)。エンケイディッシュや5スポークもいいけど、こういうチャレンジはもっとNICE。
F1のCOEのパネル。こういうボディがFactory Stockで存在したのかどうかわかりませんが、かなり目を惹きます。グラフィックスのセンスがまた素敵。初めて目にしたクルマ。
現在のSCNではたぶんあまりウケないスタイルのスーパー7だけど、ボクは好き。おそらく'50sのINDY CARエッセンスを振りかけたであろうアソビ心が最高。ホイールが赤く塗ったワイヤーホイールか、ハリブランドのマグだったらパーフェクトかも。オモシロイ。
これも正統派にはNGだと思うけど、プジョーにワイヤーホイールでLOWなイメージを投入する変化球作戦。シトロエンベースなら元からハイドロもついててなお良しだったかも。XMのローライダーとかどうかしらん?そのムカシ、BXのローライダーはいたような気が。
このクルマ10年くらい前にこの姿になってた記憶が。関西圏のショップが製作したクルマだったんじゃなかったかな。一見するとノーマル風だけど、何とY30に720 DATSUNのカオとオシリを移植したバッキバキのフルカスタム。とっても自然な仕上がりが今見ても素敵。そして素晴らしい状態をキープするオーナーさんの情熱に拍手。ラディカルなカスタム車に限って、寿命短命なクルマが多い気がするけど、このクルマは幸せだろうなあ。KMCのホイールが懐かしい。COOL!!
こっちはホントの720。WOW!! ペイントを含め、ほとんどオリジナルをキープしているみたい。STグレードのストライプもかっこええ。色がほんとイイ。やっぱり720はいい形してる。
本物のサービスカーかどうかはわからないけれど、シングルナンバーのサバイバーっぽい二代目スカイライン(S50系)のバン。ディープなテッチンと小さなハブキャップの組み合わせが、コルティナ・ロータスを彷彿とさせる、と思ったのはボクだけでしょうね、たぶん。
FUELER MAG発起人のひとりでもあるタキゾーのDATSUN 210ウッディ。サニーカリフォルニアじゃなくて左ハンの210。ハリブランドが履けるのは、足まわりにとんでもないカスタムが施されているから。嗚呼(ため息)。
国産改造旧車の正統派中の正統派といった感じのフルコースをこなしながら、ホイールはAREのリブレ(ワタナベ4本じゃないですよね?たぶん)を履くあたりが最高。ものすごい精度の高い手の入れ方をされている感じがヒシヒシと伝わってきます。
コテンパンなカスタムに囲まれると、逆にそのクリーンさが際立って見える'65のRIv。ボートテールもいいけど、'63~'65のこのエッジなスタイリングはいいなあ。リビエラっていうと、日本だと黒い個体が多いような気がするけど、このアイボリーは新鮮。やっぱりBUICKはラグジュアリークーペじゃなきゃ。なんだかPOMONA Swapmeetみたいな雰囲気の写真になっちゃった。
クジラクラウンのクーペ。今見るとこの年代のクルマにありがちなアメ車のデッドコピーみたいなスタイリングじゃなくて、オリジナリティ溢れる形のクルマであったことを再認識。ホイールは一見ハリブランドっぽいけど、最近のマスタングV6用のヤツかな? あのホイール、ボクもひそかに狙っていました。エンジンは新しいトヨタインジェクションモーターをスワップだろうなあ、たぶん。カッコいいなあ、コレも。
最近巷にあふれる、よくわからないアメリカンカスタムのハイエースとは一線を画す超COOLなハイエース。ボディはカッチリノーマルでデカバンパーにしながら、ブラックで塗ってノーマル調を保ちつつ、ガッツリと車高は落として、ディープリムをフェンダー内にキッチリ収めるスキの無さ。そしてチャラチャラのメッキホイールとは決別して、ビレットホイールを選ぶ。その奥にはビッグブレーキがキラリ! カッコ良すぎて唸ってしまうよ。
キレイなキャラバン!!! 車高以外はノーマルなのに、なんでこんな存在感あるんだろう。昔のワンボックスは洒落てた。ほれぼれするな~。
あまりにキレイで倒れそうになった、このハイエースには。あったよな~この色、あとバンパーに付けるアクセサリーのオーバーライダー。子供のころはワンボックス車に憧れていたことを思い出した。眼福。
で、シメはウチのランチェロと一緒にエントリーしたサクライ君の'56 F100。何となくノーマルスタイルも飽きてきたので、来年は車高落っことして、久々にビレットをビッカビカにしてエントリーしようかな。上の現行ハイエースを見てたら、妙にビレットが恋しくなってきた。
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そして、本当のシメは↓。
東日本大震災の津波でメチャクチャになったHilux。津波にもまれながらオーナーの助けを待ちわびていたんだろうなと思ったら、涙が出てきてしまった。ショックが大きすぎて。大切なクルマが、こんな姿で発見されたオーナーの気持ちを思うと。。。
交通事故じゃここまでクルマは壊れない。ボディは四方八方裂けている。室内には泥が分厚く溜まっている。自然の驚異、否、脅威をダイレクトに感じる。
オーナーさんは女性。大切にガレージ保管していたんだそう。本当なら廃車で、クレーンで吊り上げるところを、復活させるためにローダーのウィンチで引っ張り出したとのこと。頑張って復活してほしいですね。何もできないので、募金だけしました。
ちなみに、今回のショーではチャリティオークションも行われ、これにエントリーフィーの一部を加えて、主催のムーンアイズは5,444,800円を義援金として日赤に寄付されたそうです。
ということで、良く分からないレポートになってしまいました。
by ウカイ
PS 声をかけてくださったここの読者の皆様、ありがとうございました。また来年もお会いしましょう。
投稿者 ウカイ | 2011年4月30日 13:39 | Comments (10)
2011年4月22日
今週末は
さてさて、標題のもあるように、今週末の24日はお台場で開催される、ストリートカーナショナルズに我がランチェロ・スクワイアでエントリーしてますので、お越しの際は是非是非お声をお掛けください。こっそりウカイ商店営業の可能性がございます(笑)。
投稿者 ウカイ | 2011年4月22日 22:21 | Comments (1)
2011年4月21日
amt 1963 Falconもできたどー!
各所で盛り上がりを見せている!? ファルコン祭り。
トラペに続いて、'63も完成いたしました。
ちょいと履歴をたどってみると、どうやら同車の製作(レストア)をはじめたのは2009年の11月24日の記事。といってもその後、結構長いこと放置し、2010年の4月5日の記事に、ルーフの移植、その後放置。。。というグタグタの流れのもと、何とか完成にこぎ着けたのでした。
まずは写真を。
どうでしょ?
ルーフを移植しました感はあまりないんじゃないでしょか?
元の状態は↓コレ↓でしたから。
おさらいをするとベースとなったキットはebayで10数ドルで落札した欠品だらけのジャンクのJr Trophy Series (未組み立てプロモキット)の'63 Falcon Conv.。しかもフロントピラー上部は欠損していて、当初はコンバーでレストアしようと思っていたのですが、直すついでに、ハードトップ化をはかりました。ルーフ自体は形状が同じ、amtの'65 Falcon Gassr(MODEL KING)から移植しました↓。
クロームパーツ類はすべて、MODELHAUSのリプロ品を使いました。
フロントグリルは、ライトを加工してリアリティをアップ。↓の写真は加工前と加工後(クルマに装着されている方)のBefore and After。ちょっとした加工ですが、効果てきめんです。
最後は'63とトラペ'64のツーショット。
こうなったら'60~'62、'66 Falconも作りたくなってきたなあ。
ああ、そろそろローレルを完成させないとヤバイなあ。
by ウカイ
投稿者 ウカイ | 2011年4月21日 14:34 | Comments (6)
2011年4月18日
最近買ったもの。
ここのところ、ファルコンにお熱ですが、久々にいくつかキットを購入しました。
ひとつめは、Revellの'69 Nova。
SS、Yenko Deuce、Yenko Novaそして今回のCOPO NOVAで4バリエーション目です。
COPOとは日本で言うところのメーカーオプションみたいなもので、
Central Office Production Orderの略。
基本的にはドラッグレースなど、モータースポーツでの使用を前提としたパフォーマンスパーツの装備を可能としており、カタログモデルとしては存在しない427cu.in.のV8を搭載したカマロやノバやシェベルなどがオーダーし得たワケです。当時、GMは公式にはモータースポーツ活動を停止していた時期であったため、表立ってこのCOPOの存在がアピールされることはなかったようです。
で、その427搭載車ですが、モータースポーツベースということもあり、あくまで装備類は簡略され、ホイールなども後に交換されてしまうことが分かっているため、ごくスタンダードなものが暫定的に履かされて、顧客に受け渡されたようです。
で、今回のRevellのCOPOノバの何がいいって、そのスタンダードなホイールが入っているのです。
ボディ同色のテッチンホイールに、ドッグディッシュ・センターキャップというショボショボのヤツが付いているのです。これがカッコいいんだ。'69カマロにセットしたいところ。
あまりにこのホイールがカッコいいので、大人買いしようかと思いましたが、冷静になって1個でやめておきました。
さて、もうひとつ買ったのは↓。
なーんだ、と思われるかもしれませんが、'70 Super Beeです。
キットの中身は'90年代にamtが旧mpcのボディと、'68ロードランナーを機に新金型で設計されたシャシーをドッキングさせて発売したものと同じ。パッケージはAnnualを彷彿とさせるものに変更されましたが中身は一緒です。で、なぜ買ったかというと、箱の側面の絵を見たから↓。
そう、以前はストックのスーパービーのキットにはC型のサイドストライプは付属していなくてバンブルビータイプのみ。一方DOHC HEMiを搭載したプロストリート仕様にはC型サイドストライプだけが入っていたのです。
それが、今回の再販では両方セットされるようになったので、正確にはデカール狙いで買った感じです。
パーツ自体は特に変化はありませんが、各パーツが細かくビニールで梱包されるようになりました。
以前はタイヤとクリアーパーツはビニールに入っておらず、ガラス部分にタイヤマークがばっちり付いているってことは多々ありましたが、このキットに関してはその心配ナシです。
そう、タイヤもamtのいつものGYポリグラスGTなのですが、タイヤの内側のゲート?ランナー?何と表現するのかわかりませんが、自分で切り取らなければいけないところがすでにカット済みとなっています。無洗米のような至れり尽くせり感です。
で最後はミニチュア箱のオマケ。
まあ正直あってもなくてもいいんですが、こういう遊び心がいいかな、と。
まだamtの再販が出たばっかりのころにこの'70 Super Beeは作ったことがあって、実はその時初めてエアブラシを使ってサブライム(黄緑)に塗ったのですが、いまひとつキレイに仕上がらなくて、廃車になった記憶が。。。
ちょっとリベンジしたい気もして買ってしまったのでした。
今度作るなら、迷わずプラムクレイジー(紫メタ)に塗りますね。
ファルコン、予想外に一番最初に手を付けたのは、「あの人」でした。しかも過激。
ボクもコンバーに着手します。
by ウカイ
PS 前にも紹介したかもしれませんが、このサイト、すごいですよ。是非のぞいてみてください(エロではないのでご安心を。。。笑)
投稿者 ウカイ | 2011年4月18日 17:04 | Comments (6)
2011年4月17日
amt 1963 Falcon WIP(4)
さてさて、みなさんトラペのファルコン、届いていますか~?
好き嫌いはあると思いますが、コンバーの方がなんとなく今回はアタリかも。
といいながら、今日は1963の続き。
今日も引き続きグリルの加工。
MODELHAUSのグリルとバンパーは、オリジナルキット同様、一体パーツになっていて、きっちりキレイなクロームがかかっています。
でも実車はバンパーはクロームメッキですが、フロントグリルはアルミのプレス品となっています。
なので、グリルまでコッテリとメッキになっていると、なんか変なんですね。
この辺のことは'60s Chevyにも当てはまっていて、実車はグリルまわりはメッキじゃないことの方が多いのです。インパラのローライダーなどは、この辺もコッテリメッキをしてしまうので、それはそれでいいのですが、Factory Stockを目指すとなると、ちょいと質感を変えてやる必要があります。
で、作業なワケですが、これが写真になかなか出ない。
一応↓の写真2枚がBefore アンド Afterなのですが、あんまり違いわかりませんよね?
何をしたかというと。、グリル部分にGSIクレオスのフラットクリアー(#30)の缶スプレーをサラサラっと軽く吹きつけたのです。
今までも何度か紹介している方法ですが、これをするとグっと質感がポリッシュされたアルミっぽくなります。
そして、いつものようにライト部分はマスキングゾルでマスキングしてあります。
何とか今日中に(といっても今日は出社していますが)完成させたいなあ。
by ウカイ
PS トラペのファルコンですが、初回入荷分を売り切ったら、残念ながら値上げします。
値上げは4月26日から実施されます。
それまでは今のプライスでいきますが、もう残り少ないのでお早目に。
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投稿者 ウカイ | 2011年4月17日 14:47 | Comments (0)
2011年4月15日
ラッパのマークのファルコン、コンバチも入荷!
さてさて、本日、ついにラッパのマークのファルコンの発送準備が整いました。
早い方には、たぶん明日お届けできるはずです!
で、ちょいと後手にまわっていたコンバチについてのレポートですが、
現品が届いたので詳細をレポートします。
これがまあ、上手いことやってくれているワケですよ、トラペちゃんが。
まず箱↓。
ハードトップほどの衝撃はありませんが、なかなか良い箱絵です。
よくみると、こちらの車名表記Sprintの文字が消えFalcon Futura Convertibleとなっています。
スプリントはV8の最上級スポーティグレードで、Futuraは中級グレード。
もしかしてちゃんと作り分けられているのかしらん?
でボディ↓。
フムフム。まあ基本ハードトップの流用ですから悪くありません。
で、コンバチの見せどころのひとつといえば、Aピラーまわりの表現。
サンバイザーの骨部分のモールドとか、なかなかクリスプです。
で幌まわり↓。
うーん、これまた良い。
Novaの時はコンバーの屋根をクローズした状態の部品は付いていませんでしたが、こんどはあります。ちゃんとしてるなあ~。
で、こっからがトラペの真骨頂。
箱のグレード表記がSprintからFuturaに代わっているのは、テキトーじゃなかったのです!
まずシート↓。
ハードトップはセパレートのでしたが、こんどはベンチシートになっています。
さらにエンジンまわりも↓。
メッキではないバルブカバー、ちょっと似てないけど、ショボイボックス型のエアクリーナーが新しく追加されています。で、ステアリングもSprintの3本スポークから、ホーンリング付きのスタンダート仕様に改められています。
ウムムムム。
で、今回からカスタムホイールが、正直いまひとつだったハードトップのスロッテドディッシュに変えてオーソドックスな5スポークに変更されています↓。
さらに太いタイヤも追加されているのですが、コイツのカタチがいい!
左がハードトップにもついていたストック(いいカタチです)、右が今回追加されたファットラバー。
タイヤの角がたっていて、トレッドパターンも完ぺきにグッドイヤーのPolyglasをコピー。ホワイトリボン用のモールドが残念だけど、レッドリボンに塗ったら、サイコーだと思います。
ウムムムムムム。
で最後にダメ押し。
えええええええ!!!!!!
ちゃんと「FALCON」の文字がモールドされておるではないか!
対応早いな~。トラペ。
ということで、ただ屋根をぶった切ったコンバーではなかったことが判明したのでした。
コンバーは買わないつもりでしたが(本音)、
やっぱり買うことにしました。
で、作ることにしました(笑)。
by ウカイ
押し売りじゃないですが、コンバーもおひとついかがでしょ?(笑)
http://shopping.hobidas.com/shop/hobidas-auto/item/TRP_002.html
投稿者 ウカイ | 2011年4月15日 11:32 | Comments (2)
2011年4月14日
amt 1963 Falcon WIP(3)くらいかな?
結構盛り上がってきましたね、トラペのファルコン。
ちょいと業務連絡ですが、
いよいよ明日、弊社に入庫予定ですので、上手くいけば今週末に皆様のお手元にお届けできると思います。銀行振り込みをご選択で入金のご確認いただけていない方はその限りではありませんので、お早目の入金をお願いいたします。
さて、それはさておき、現在のところウカイひとりが先走っております(笑)、ファルコン祭の第2弾(というか本当はこっちが先)の1963 Falconも着々とフィニッシュに向けて進行しています。
先週末も少しイジったのですが、トラペのご報告に忙しく、お見せしていなかったので、その辺もちょいとご報告。
まずフロントグリル&バンパー。
もともと付くには付いていましたが、メッキの状態が悪く使い物にならなかったので、
アメリカのMODELHAUSから取り寄せた、レジンのリプロパーツを用いることに。
で、毎度おなじみライトの加工を行います。
↓の写真の向かって右側が加工前、左が一回ぶち抜いてリフレクターを接着したもの。
リフレクターはジャンクのグリルから切り出しています。
これにレンズを付ければ完ぺき。
ちょっとした加工ですが、リアリティ度のアップは相当なものがあります。
もうひとつはウィンドウ類。
最初フロントガラスはこの'63のコンバーに付いていたものを使おうと思っていたのですが、細かいヒビ状の傷が無数に入っていていまひとつ。結局屋根を切り出したModel King再販の'65 Gasser Falconのパーツを使うことにしました。
でマスキングテープで仮止めしてみると、これがドンピシャ。
加工しなくてもキレイに収まってくれました。
リアウィンドウも比較的あっさり装着できそうで、ひと安心。
で、さらにインテリアは黒かブルーかで悩んで、結局ブルーにペイントしました。
色味は原色シアンとシルバー、それにホワイトをちょこっとだけ混ぜて調整。
ビニールっぽく、つやが出過ぎないように、遠目から濃いめの塗料を吹き付けて、ザラっとした感じに仕上げました。
この'63はエンジンレスのカーブサイドなので、ボディを仕上げれば完成となります。
ということで週末には完成するかな。
その前にローレルをしあげなきゃ
投稿者 ウカイ | 2011年4月14日 15:50 | Comments (4)
2011年4月12日
Trumpeter 1/25 Ford Falcon Sprint 追記
そういえば、完成写真をアップすることに気をとられて、報告を忘れていたことがありました。
というのは、クルマの顔ともいえる、グリルがちょいと「難あり」なのです。
まずは↓の箱絵をご覧ください。
グリルのパターンですがよく見るとただの格子ではなく、四角の中に、横バーが1本水平方向に組み合わせられたパターンの集合体でグリルが構成されていることがわかります。
でも、キットはそれがオミットされていて、↓のように単純な格子パターンになっているのです。
写真は分かりやすいように墨入れ後の状態です。
ということで、まずは↓の写真のように縦バーと横バーの交差部分を黒く塗っていきます。
で、今度は横バーと縦バーの黒く塗られた交差部分を一段飛ばしで、塗装をはがしていきます。
すると↓のように、実車と同じパターンになります。
上の塗り分けが完了した段階で、グリル全体に艶消しクリアー(#30)をサラっと吹いておきます。
ちなみに2個上の写真のライトが緑色なのは、艶消しクリアーを塗るときにライトのリフレクターにかからないように、液体マスキングをしているためです。
説明が難しいので、分かりにくいかもしれませんが、実車の写真とにらめっこすれば、言わんとしていることがお分かりいただけると思います。
そういえば、トラペのファルコン、コンバチもホビダスに入荷します。
こちらの予約も受け付けています。
すでにハードトップをご注文されている方は、15日までに注文いただければ、一緒にお送りしますので、送料も1回分で済みますので、非常にお得かと思います。
コンバーの詳細と購入予約は下記ページからどうぞ。
http://shopping.hobidas.com/shop/hobidas-auto/item/TRP_002.html
あ、あとハードトップの作例のナンバープレートのデカールは付属しませんので、あしからず。
by ウカイ
投稿者 ウカイ | 2011年4月12日 15:39 | Comments (4)
2011年4月11日
Trumpeter 1/25 Ford Falcon Sprint FINISHED!!!!
ということで、出来ちゃいましたトラペのファルコン。
なんと製作期間たったの2週間。普通に会社に行ってフツーに仕事して、夜ちょこっと作業して、週末を二日ほど使って完成までこぎ着けたのでした。そんなことができたのも、このトラペのファルコンの組みやすさのおかげ。
基本的に仮組とかテストフィットとかほとんどなしに説明書どおりに組み立てただけでしたが、加工が必要だったのはホイールとタイヤ、そしてワイパーのフィッティングの2箇所。
アメリカのアメ車キットというとバンパーやグリルとボディの合いの悪さに最後の最後で苦しめられることが多いですが、このファルコンは優秀。ボディを塗り終わって、最後にランナーからバンパーやグリルを切り離して、エポキシの接着剤で、ピタリと装着することができました。
そう、フロントのバンパーだけは、所定どおりに接着すると、やたらバンパーが引っ込んで、フロントをぶつけたクルマみたいになってしまうので、ちょっと前方にせり出すように接着しました。
細かことは置いておいて、写真をズラズラっと行きましょう!
組むまでは、正直ボディのプロポーションがスクエアすぎるような気がしていましたが、組んでみるとまったくもって問題なし。というかオリジナルのamtよりも「似てる」。
こりゃシャコタンにして、カスタムしてもカッコいいだろうなあ~。
唯一、トランクリッドに「FALCON」のレタリングが無いことがエラーと呼べるエラーかな。
コンバチも出るようです。
ちゃんと作ったから言えますが、このキット、「Must Buy!」ですよ。
もうちょいでデリバリー開始です。
by ウカイ
下記ページからホビダスでも買えますので、興味のある方は是非!
http://shopping.hobidas.com/shop/hobidas-auto/item/TRP_001.html
投稿者 ウカイ | 2011年4月11日 15:16 | Comments (4)
2011年4月 8日
Falconつながり
さて、今日はファルコンネタでいきます。でもトラペの'64ではありません。
ファルコンのキットは'60年から'69年まで、毎年いわゆるアニューアルキットとして販売されていました。'61年はファルコンとランチェロの両方が発売されています。'64~'65の世代はアルタードホイールベースのGasserへ、'66~'69はダートオーバルレーサーへとそれぞれ金型改修されたこともあり、'65~'69年のノーマル(stock)仕様の再販は今後も絶望的と思われます。
気になるのは'60~'63年モデルの金型の行方。'61年のランチェロは幾度か再販されていますが、ファルコンは一度もなし。どっかにひっそりと金型が眠っていたりしないのでしょうか?
で、キット内容ですが、'60~'63年は未組み立てプロモともいえるエンジンレスのカーブサイドモデルで、正式にV8が搭載された(正確には'63年モデルの後半)、'64年のキットからエンジン(V8)も再現されるようになりました。つまり、ファルコンの真髄ともいえる、エコノミーな直列6気筒はキット化されていなかったということになります。でも、実は'62年のキットはエンジンフードこそ開閉しないものの、直6エンジン単体はアクセサリーパーツとして付属していたのです。だから、ちょっと腕に覚えのあるモデラーならば、エンジンフードを切り出して開閉式とし、エンジン搭載のディスプレイモデルとしても仕上げることができたというワケ。
さて、その'62年型ファルコンのキットですが、エンジン以外にも面白いポイントがあります。
まずはその箱。
一見普通の長箱ですが↓。
箱の上面がふたになっていて、開けると透明のビニール(セルロイド?)が貼られていて、それ越しに中のパーツが見える仕組み。いいですね~こういう遊び心。
で一番上に入れられているのがメッキのランナー↓。
そして、重要な部分をズームすると↓。
そう、単品で170cu.in.の直6がモールドされているのです。
Stock仕様とスーパーチャジド仕様が作れます。独特のバルブカバーなどもしっかり再現されています。ちなみに、この直6ですが、Jo-hanの'71 Maverick と'71 Cometのストック仕様も組めるバージョンのキットにも入っています。その時代は排気量は250 cu.inまで拡大されていますが、基本的に同じエンジンです。
そして肝心のボディですが、エンジンフードは開閉しませんが、当然のことながらいい形しています。
'64以降の立派になったファルコンもいいですが、'63以前のどこか愛くるしいファルコンの魅力もまた捨てがたし、という感じです。
理想を言えば、'61モデルでハードトップがあって、260が載っているモデルが存在したら実車でも欲しいくらい。
まあ、モデルならそれを再現することもできますね。
さてと、今週末こそトラペの'64を仕上げよう。
by ウカイ
投稿者 ウカイ | 2011年4月 8日 13:10 | Comments (2)
2011年4月 6日
mpc 1967 Pontiac Firebird FINISHED!!!!
さて、今日はファルコンにご報告するほど変化がないので、先月26日に発売されたモデルカーズ180号に掲載されたmpc 1967 Pontiac Firebirdの完成お披露目といきましょう。誌面でご覧頂いた方、繰り返しになってしまいますがお付き合いくださいませ。
まずは、このプロジェクトを端的に表す1カット。
もともとは枯れたビルドだったのが、よみがえりました!
欠品多し、メッキご臨終でしたが、塗装をはがしてみると幸いにしてボディの状態は悪くありませんでした。
以下写真をペタペタと。
今あらためてみると、エンジンフードとフロントグリルのフィッティングが悪い。。。まあいいか。
でもレストアっぽくて面白かった。
普通に組むより断然盛り上がった気がします。
今組んでる1963 Falconも同じ路線でキッチリ仕上げます。
MODELHAUSのパーツをフルで買うことになるので、結局30ドルくらいは部品代でかかっちゃうのですが、それはそれ。
さあトラペのファルコンを仕上げねば。
by ウカイ
投稿者 ウカイ | 2011年4月 6日 14:06 | Comments (6)
2011年4月 4日
Trumpeter 1/25 Ford Falcon Sprint WIP(4)
さて、今週末もコツコツと作業を進めました。
まず、このキットで一番斬新なポイントだったのが、エンジンの補器類の固定方法。
何とファンベルトが別パーツとなっているのです。
そして、ジェネレーター(発電機:Ford車の多くは'65年モデルからオルターネーター化)のパーツ割とモールドのシャープさもなかなかのもの。ジェネレーターは全部で3点のパーツからなり、マウントステーと本体は非固定式とされ、きっちりとベルトに合わせることが可能。
で組み上げたエンジンは↓。
本当ならプラグコードも配線したいのですが、今回のテーマは「素組」なのであえてパス。
でもそれを補ってあまりあるくらい、全体としてはリアルな印象。
パワステポンプの位置とか、サイコーです。
がしかし、フォードのスモールブロックとしてはちょいと本体がオーバースケールなのが惜しい。RMXのシェビー・ビッグブロックくらいはある感じ。
ちなみに、'64年のエンジンカラーはブラックが正解で、フォードブルーではありません。
そしてインテリアは大胆にもレッドをチョイス。
まず、グレーで下塗りして、赤の発色がよくなり過ぎないようにしてから、GSIのスプレーの赤(光沢あり)を、「ザラっ」とした表面になるように、ツヤが出ないように注意しながら、遠目から吹き付けていきます。少々コツがいりますが、これでも十分ビニール感は表現することができます。
メーターとステアリングセンターキャップはキットに入っているデカールを使用しました。
さあ、シャシー、インテリアが仕上がったので、ボディに着手します。
まず驚いたのがエンジンフードのフィッティング↓。
正直これだけクリアランスがピッタリだと、塗装後はエンジンフードがしまらなくなる可能性もあります。ということで、エンジンフードを若干小さめに削り込んでみました。
そしてひとつだけ、ボク的に非常にいただけないポイントがボディにあります↓。
そう、ドアラインとかトランクラインが異常に太い。
今回はトラペのファルコンのありのままの状態を皆さんに御覧頂きたいので、何も手を加えていませんが、一回瞬着で埋めてから、新たなラインを彫り直したいところです。
でもって、さっさとボディ色を塗ってしまいました。
色はカタログの表紙とまったく同じコンビネーション。
滅多に塗らない黒でございます。
ちなみに写真を撮る角度は、前回紹介したカタログ風にしてみました。
あとは3~4日乾燥させて、パリっと磨いて一気に仕上げます。
by ウカイ
PS ponys41さんさん、ファルコンネタにご賛同ありがとうございます!
投稿者 ウカイ | 2011年4月 4日 17:36 | Comments (2)
2011年4月 1日
Trumpeter 1/25 Ford Falcon Sprint WIP(3)
さて、ファルコンですが、一昨日、昨日と帰宅後クタクタでまったく進行しなかったのですが、今日はちょいと資料的な画像をアップ。
いわゆるColor Chipと呼ばれるもので、ひらたく言えば「色見本」。
色の部分は実際の塗料が吹き付けられているので、印刷の都合で色が変わったりはしないので、非常に資料性の高いものです。
ただ、それをスキャンして、こうやってデジタルデータとしてアップすると、これまた色が違ってしまうので(なるべく近くなるように色味調整はしましたが)、あくまでご参考程度に。
紹介するのはアメリカの塗料メーカー、RINSHED-MASONの当時モノのカラーチップで、
1964年モデルのフォード車(Mercury、Lincolnも含む)のボディ色が一目瞭然です。
このへんはebayでも普通に出品があるので、さほど苦労せずに入手できます。
ウチのランチェロ(実車)もこのカラーチップを参考に調色してもらいました。
ただ鈑金屋のオヤジさんにはこんなちっちゃいのじゃ分からないって言われましたが(笑)
ということで、まずは画像を。
細かい文字までよくお読みいただけるか、わかりませんが、フォードだけの色、マーキュリーだけの色、リンカーンだけの色、サンダーバードだけの色と分かれています。色の名称のあとのカッコ内にその指示があります。
そして、色の名称のあとにつく、「IRID」という文字はメタリックを意味するようです。
で、もうひとつの法則としては黒はカラーチップから省略されることが多い、ということ。
このフォードの1964年車用カラーチップからも黒は省かれています。
もちろん黒は塗装色としてファルコンには用意されています。
その証拠は↓。
ということで、現在製作中のヤツが何色になるか、なんとなくお分かりいただけましたか?
そう、上のカラーチップですが、正確な調合比とかが載っているわけではないので、あくまで目安です。チップ上は同じ色に見えても、模型に塗ってしまったら印象が全然違ってしまった、なんてことはよくあるハナシ。ボクは濃い色は若干明るめに、淡い色は若干濃いめに調合してやるようにしています。
by ウカイ
投稿者 ウカイ | 2011年4月 1日 13:56 | Comments (0)