さて、2013年がスタートしました。
4日より、バリバリ仕事をしつつ、合間をみてチョコチョコと作業しています。

まずはこの2台。
マーヴェリックはかねてより進行中のヤツでして、シャシーは手抜き全開でフラットブラックに塗ってしまいました。ちなみに、このスタンスにするためには、シャシー裏のエグゾーストマウントをかっ飛ばさないと、フロントは全然さがりません。
そして奥のヤツは1964 Mercuryです。
フルサイズフォード祭に合わせて手をつけたのですが、結局スジ彫りを終了した時点で放置していたのですが、ふと作業を進める気になりました。車高はシャフト2本分くらい、前後とも上げています。で、なぜヤル気になったかと言えば、ホワイトリボンの加工技術が絶好調だから。
そこで、ホワイトリボンをどうやって加工しているかをご紹介。

まずタイヤ全体をよく脱脂して、しっかりラッカーシンナーで拭きあげたのち、全体にまんべんなくホワイトサフェーサーを塗ります。しっかり色が乗るように、3層程コートします。
色が乗ったら↓

タイヤのトレッド面のホワイトサフェーサーをシンナーを含ませたウェスで拭きとったあと、シンナーをたっぷり含ませた筆で、少しずつホワイトサフェーサーをはがしていきます。ホワイトサフェーサーが付いた筆は、布などでキレイにしながら、ふでに余分なホワイトサフェーサーをしみこませていく感じです。

根気よく上の作業を続けると、↑のような状態になります。
ホワイトウォールタイヤならばこれで完成です。簡単です。
しかし、今回はホワイトリボンなので、内周側からもホワイトサフェーサーをはがしていかないといけません。

今度は綿棒の出番です。
ここからは感触で覚えてもらうしかないのですが、少しづつ、シンナーを含ませた綿棒で内周のホワイトサフェーサーをはがしていきます。うまく綿棒にクセが付くので、意外と均一に内周のホワイトサフェーサーをはがせます。
ちなみに、なぜこんな手法を採るのかというと、それはズバリ、リボンの幅を調整しやすいから。
1960年代前半のホワイトリボンは幅が色々あって、実は1964年にフォードに純正採用されたホワイトリボンタイヤは、ホワイトウォールとホワイトリボンの中間くらいの、太いホワイトリボンなのです。だから、この手法でそれを再現しようと思い立ったわけです。
フォードといえば、実はもう1台、お手付きしてしまいました。

クルマは1969年のトリノ・コブラ。モノグラムのタラデガ、1/43のamtのトリノGTと作ったので、何かコレも作りたくなってしまいまして・・・・。一番の動機はといえば、ホイールです。
前に頼んでおいた、MODELHAUSのDOG DISH HUB CAPが届いたので、それを使って組みます。ホイールはDodge A100のものを使います。

しかし、このDOG DISHとテッチンのフィッティングがまったく悪く、結局テッチンのセンターをぶち抜くという荒技に出ました。
そして、まだまだお手つきは続きます(大丈夫か!?)。

1/24 monogram muscle carsの中で、傑作中の傑作だとボクが勝手に決め付けている、アレです。これもタイヤのゴツさで損をしているので、タイヤを変えます。タイヤは本当はPolyglas GTあたりがいいのですが、monogramの大きめのホイールにフィッティングする良いタイヤがないのです。そこで、フジミの名タイヤの出番です。これはその昔パジェロミニのキットに入っていたもので、ハイトもしっかりあって、しかも内径がモノグラムの1/24にピッタリという逸品です。ホワイトレターはエナメルのフラットホワイトを筆塗りで仕上げています(正直すごく大変です)。
と、いきなり4台も手掛けましたが、果たしてちゃんと完成するのかは不明です。。。
皆様、本年もよろしくお願いします!
あとfacebookの「Desktop Garage Japan」もお見逃しなく(大したことはアップしていませんが)
by ウカイ