« ラリージャパン3日目 | トップ | ソルベルグの涙(ラリージャパン追記) »

2005年10月 9日

スイフト・スーパー1600を体験!


ラリージャパン取材を終えた翌日、スズキ・スイフトスーパー1600へ同乗試乗する機会に恵まれました。しかも、ドライバーは今回ラリージャパンに参戦したP.G.アンダーソン選手とG.ウィルクス選手で、マシンも前日まで実際に走っていたラリーカーそのものです。試乗コースはサホロモータースポーツランドのグラベル・林道コース。アンダーソン選手、ウィルクス選手それぞれのナビシートに座ることができました。前日の雨にコースはかなりぬかるんでしまったらしいのですが、両名のドライバー曰く、「まさにラリージャパンの路面状態そのもの」と話すくらいまで朝から路面整備をしてくれたそうです。それにしても少し走っただけでもマシンはこんなにドロだらけ。実際の路面状況は相当凄そうです。

 コース自体は非常に狭く、またギャップも点在。最も長いストレートでは5速まで入り(130km〜くらいだったと思います)、最後はちょっとしたジャンピングスポットもありました。アンダーソン選手、ウィルクス選手の順で同乗試乗をさせてもらいました。ウィルクス選手車に試乗する際、フロントタイヤを新品へと交換しています。


 僕は、プロドライバーが操るラリーマシンに乗せてもらうことなどもちろん初めてだったのですが、「クルマの動きが僕の想像の範囲を大きく超えていた」というのが率直な感想です。なかでもコーナリングはとにかく「!!!!」です。
 おおまかに説明してみると、
1、コーナリングをする際はブレーキングとステアリング操作によって一瞬にしてマシンの姿勢をかえる。
2、クリップをほぼ真正面に見ながら通過。景色は横に流れていきます。「アラ、アラララ〜」ってな感じで景色が流れるんです。FFですが、もちろんカウンターあてまくりです。特にタイトコーナーの出口ではFFらしい動きを見せますが……↓
3、そのままコーナーの出口に合わせステアリングと左足ブレーキ&アクセルで姿勢を制御
4、全開でコーナーを立ち上がる
 という感じです。アンダーソン選手もウィルクス選手も左足ブレーキを使いますが、特に感じたのはギャップのあるゆるい中速コーナーなどでのマシン制御で、ステアリング操作に加えスっと左足でブレーキングを行ない過重をフロントへ寄せ(ているのだと思います)ることで一瞬にしてマシンの進行方向を変えていきます。もちろんアクセルは踏み込んでいるので体感スピード自体に変化のないままマシンの方向が一瞬にして変わってしまうのは(うまく説明できていないですね……)、新鮮な体験でした。
 ちなみにマシンの方ですが、目測では大体5000rpm中盤から8300rpmくらいまでを使って走っていたようです。しかも、やはり悪路でマシンを安定させるためなのでしょうか、感覚的にシフトアップしそうな場合でも、ギアを保って高回転域で走るような場面が多かったです。どんなステアリングインフォメーションなのかは知る由もありませんでしたが、サスペンションのトラベル量は見るからに多そうですし、実際もかなりラフでマッドな路面でしたが、乗り心地は想像以上によかったです。また、アンダーソン選手、ウィルクス選手それぞれのドライビングスタイルも違い、非常に興味深い体験が出来たな、と感じました。

左がウィルクス選手、右がアンダーソン選手。アンダーソン選手は、昨年のJWRCチャンピオンです。

(文と写真:日岐マホロ)

投稿者 : 2005年10月 9日 01:06

« ラリージャパン3日目 | トップ | ソルベルグの涙(ラリージャパン追記) »