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初代編集長 平野克巳の「猫の耳に大仏」湘南鎌倉便り


モデルカーズの生みの親、平野克巳氏による目からウロコの模型小噺。さぁどんな話が飛び出しますか。乞うご期待。

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2006年07月14日

となりの芝生


更新した新しい免許証…ではないので念の為…。

 
 ♪金も要らなきゃ女も要らぬ~あたしゃも少し背が欲しい~…確かにも少し背は欲しかったな…あたしゃ176cmである。昭和28年生まれとしては決して背が低いほうではないのだが、やはり理想を言えば180cmまで欲しかったところだ。しかしまあ、身長よりは座高と股下の比率の問題であるな…。あ、いや、そんなことが話題なのではなく…。クルマも要らなきゃバイクも要らぬ~あたしゃゴールド免許欲しい~…7月1日が誕生日であった私は先日、5年振りに運転免許証の更新をした。それまではゴールド免許であったのだが、今回更新した免許証は一般の青帯免許である。と云うのも前回の免許更新中に駐禁で切符を切られてしまったからだ。つまり満5年と云うもの無事故無違反の優良ドライバーであるにも関わらず、手続上は違反前歴ありと云う訳である。この次の更新まで入れると通算10年無事故無違反でもゴールド免許対象者ではない訳で、なんだか間尺に合わない気がしてならぬ。別にゴールドだからってどーってこともないんですけどね…更新時の講習が所轄警察署内の30分ビデオを観るだけで済む、くらいしか特典はないし…。
  中型免許と云う区分も新設されるそうだが、それは正しいと思う。私はその昔、トラックドライバーであったのだが、私が主に乗っていたのは2.7tのワイドボディ、長尺であった。これは通常の2t車に較べるとべらぼうにデカい。しかし普通免許では4t半も許されていた訳だ。4t半は「普通免許で乗ったら駄目でしょう」と云うくらいデカい。普通と大型の間に中型が新設されるのは結構なことである。
 現在では自動二輪で自動車専用道を二人乗りできるようになった。しかし、これはどうなのと思う。ただでさえ身体が剥き出しで無防備な二輪の場合、僅かなバランスの崩れや一寸した接触でも転倒などの大事故へとつながってしまいがちである。時速80km/hで道路に叩き付けられた時の衝撃を想像するだけで怖気が震う。確かに二人乗りが出来れば便利ではあろうが、何かあった時のことを思うと、手放しで「いーねっ!」とは言えそうにない。タンデムライダーは身を守る術がない。私はカブ90に乗れれば排気量無制限で自動二輪に乗ることが許された世代であるが、今でも後部座席に誰かを乗せることには抵抗がある。それほど二人乗りは危険との思いが擦り込まれているのだろう。そう云えば、その昔、仕事で女の子を乗せて原宿駅前を走ったことがある。そうした仕事では大抵の場合、ライダーはもちろんだが、うしろに乗る女の子も経験者が選ばれるものなのだが、その時の製作会社のスタッフはそこまで思いを馳せなかったらしい。当日になって「バイクに乗ったことがない」と言う。実際、ヒラリヒラリと車体を傾ける度に、恐怖感から体重を逆に寄せるのでとても操縦し難かった。それどころかうっかりすると転倒の危険性さえある。幸い、その時乗っていたのが無類の安定性と操縦性を誇ったホンダCB500フォアであって助かった。マッハ3だったら事故ってるぞ…。
 バイクと言えば最近、私の身の回りでは'60~'70年代ホンダ・バーチカルツインが密かなブームとなっている。CB250、CL250、CD250(!)と、何かと黒くてメッキタンクばかりが集まりだしているのだ。もちろん(…なのか??)実際の排気量は325ccだったりする「お定まり」の非合法脱法組織に加担するメンバーでもある。「平野さ~ん、DTは諦めてSL350に宗旨替えきぼんぬ~。軽二輪登録してあげますから~ん」などの悪魔の囁きも漏れ伝わって来る…(以上、登録に関する話題は全て妄想であって事実ではないので念の為…) CD250は車体を山吹色に塗り替えて、わざわざOGKの「おっさんヘルメット」を購入、作業服で乗るなど、なかなかエンスーな者たちである…(コスプレマニアなのか
??…) だがしかし…やはりあの時代のホンダ直立ツインの♪ぽこぽこぽこと乾いた音質のエグゾーストノートがどうしても…♪いつまで経っても嫌なわたしねえ~なのである。理想を追い求め続けて現実を失うより、理想ではなくとも現実と折り合いをつけるほうが楽しくないすか?…とシゲタ博士には意見されているワタシではあるのだが、この歳になると「理想でないところで手打ちするつもりはない」のである。妥協したくないのだ。頑ななのだ。頑固なのだ。一途なのだ。アルツなのだ。脳軟化なのだ。どーだっ! ふむっ!(それ、駄目だろーが…) 何れにしてもとなりの奥さんは艶っぽい。お向かいの猫は可愛い。人の家の花は良く咲く。友達のクルマは程度が良い。それでもホンダのバイクには惹かれないワタシ…「それはとても健全なことなのですっ!」(F嶋親方、浜松よりのエール)…まあ、基本的にはみーんな、勝手にすれば良いんですけどねえ(笑)…それ言ったら元も子もねーか…。

投稿者 平野克巳 : 2006年07月14日 15:52

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