2008年05月08日
モデルカーズ的こころ(30)
久しぶりに新車を買った。と言っても自転車の話である。運動不足の解消に貢献してくれていた自転車を新しくしたのである。これまでのものは国産有名ブランドものの総アルミ製だが変速機がなかった。ここ鎌倉は全くと言って良いほど平坦な所の無いような地形なので、いくら軽い自転車であっても補助動力の無い乗り物では限界があった。それに引き換え今度のものは無名ブランド、スチールフレームだが、一挙に6段変速へとグレードアップ。自転車マニアなら10段や15段は当たり前だろうが、ワタクシ的には無断変速ママチャリ風からの乗り換えなので、まるで別世界の乗り物のようだ。これまでは躊躇していた所へもズイズイと乗り入れるようになり、ちょっとだけ行動範囲が拡がった。だが、しかし買って一週間ほどした頃、交差点の中でいきなり大きな破裂音と共にブレーキが効かなくなり、危うくクルマに激突しそうになった。気を取り直して我が愛車(苦笑)を調べてみればフロントブレーキがそっくり姿を消していた。キャリパーを支えていたスプリングが吹き飛んでブレーキそのものがバラバラに分解してしまったらしい。当然クレームをつけ改めて別の新車に交換して貰った。この一件で嫌な思い出がよみがえる。「何時かはクラウンならぬ五日はクラウン事件」、そして「納車翌日に廃車となったメルセデス190E事件」である。これらは三億円事件と共に昭和の三大事件と呼ばれている。嘘である。とにかくボクには買っても縁のない新車というのがたまにある…。
新緑香る春である。桜吹雪舞い散る中、暖かさを増した陽光を浴び、少しばかり冷たさの残る風を受け、自転車で走るのは実に良い気分である。確かに漕がねばならぬから楽ではないが、エンジンの音や機械の発する熱が無いのはとても爽快だ。喧噪を離れて鳥のさえずりを聴きながら走るのは、クルマやバイクでは味わえない心地よさである。こんな気持ちの良い日には部屋で原稿を書いたり模型を作ったりなぞとてもしていられない。皮膚癌の心配はさておき、日射しを浴びていたくてたまらなくなる。じっと気持ちを集中して模型とじっくり向き合うなどという精神構造は、年齢を重ねるごとに希薄になっている。巷間、歳を経れば人間落ち着く、などと宣うが、どうやらボクの場合は逆のようである。但しキャーキャー騒ぐのは体力が持たないので願い下げだが。今頃気付くんぢゃねーよ、というご意見もあろうかとは思うが、どうやらボクはプラモデル作りというのには元来向いていないようだ。血液型はO型だし星座は蟹座だし…余りかんけーないか…一見細やかなようでいて実は結構おおまかな性格でもある。なので細かい作業をしていると全身が虫が這うようにゾワゾワしてしまい、じっと椅子に座ってなぞ居られなくなる。バイクに飛び乗ってどこかあてもなく走りたい衝動に駆られてしまう。あー、だから1/8ホンダCS72が中々完成しないんだねぇ…それよか1/1ホンダCD250改CB250もどきをいぢっちゃうんだねぇ…ふむふむ、なるほどなあ。「ねこのや~まるで説得力のねえ言い訳してんぢゃねーぞー」 あ、河童くんやきじーさんやシゲタ博士たちが怒ってるし…いーやー、すっとぼけちゃえ。顔こしこし洗ってれば、そのうちミンナ忘れちゃうだろうしなー。月夜は狼を狂わせるけど桜は猫を狂わせるんだな。あっはっはっはっ、こりゃいいやー。にゃおおおお~んだっ!!(続く)
投稿者 平野克巳 : 2008年05月08日 19:30
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