2008年07月09日
和紙とdNaNo
編集者という仕事を始めてから、とりわけ気にするようになったのがバック紙です。バック紙とは、背景に敷く紙、若しくはシートなのですが、実に奥深い領域と言えます。本誌をご覧頂いている方はお気づきかと思いますが、モデル・カーズはバック紙にも気を配っています。モデルに適した背景を見出すべく、常に試行錯誤しているわけです。
そんなバック紙候補として、ナポリが考えているのが、日本が誇る伝統アイテム「和紙」です。実は小学生の頃、横浜の和紙工場を見学して以来、和紙の美しさにハマっていまして、モデルカーとマッチした和紙の使い方を模索しているのです。写真の京商製1/43スケール新世代RC、dNaNo【エンツォ・フェラーリ】の背景も、和紙を使っています。未来的な造形をもつエンツォ・フェラーリですら、和紙独特の柔らかい色彩に包まれると、どこか温かみのあるデザインに見えてくるのは、ナポリだけでしょうか?
●dNaNOオフィシャルサイト
http://www.dnano.jp/
投稿者 小林真悟 :2008年07月09日 02:22 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年07月02日
手軽な地面工作と、さかつうギャラリー

●ノレブミニジェットのVWトゥアレグ'04年仕様と、プライザーのサーカス団(No.20258)フィギュアを並べてみました。特に意味はありませぬ。
先日、巣鴨のさかつうギャラリーに行き、ちょこっとジオラマ用素材を買ってきました。ラリーに似合う地面を作りたいなぁ……と思い、それらを使って仕上げたのが、上の写真の地面です。40分程度で仕上げたにしては、なかなかの質感ですよね? 実は、このザラザラ感を手軽に再現できる素材のおかげなのです。それがコチラ↓
ターナー色彩株式会社の「水性グレインペイント」。ラベルにも書いてある通り、ザラつきのある微妙な2色の質感を持つ地面が再現できます。今回使ったのは「13番・赤土」で、匂いもほとんど有りません。ビンの中身を見ると分かりますが、上と下で中身の色が異なっています。使用時によく攪拌して使うと、濃淡がついた微妙な色あいの地面が出来上がります。
このペイント材と併せて購入したのが、やや硬めのスチロール材です。ザラザラ感を出したかったので、木製ベースではなく、スチロール材にてみました。このスチロール材は「脆さ」が無く、多少手荒な扱い方をした程度ではボロボロと破損しません。このベースに、水性グレインペイントを塗りつけていった、というわけです。
このペイント材は、かなり粘性が高いペースト状のもので、使用条件によっては、水10%以下で薄めて塗ることも指示されています。ただ、最初は筆でスチロール材に塗ってみたのですが、なかなかはかどりませんでした。
しかし、意外な便利グッズがありました。それがプラスチック製のスプーン。コンビニでアイスやヨーグルトを買うと付いてくる、あのスプーンです。プラスチック製ならではの“しなり”を活かしつつ、油絵に使うペインティングナイフの要領で使いました。すると、先ほどまで苦戦していたスチロール材へのペイントが、実にスムーズに進みました。「夏季は3~4時間で乾燥」ということで、一晩寝かせた後、翌朝触ってみるとバッチリ乾いていました。スチロール材にザラザラ感の出るペイント材を塗ったので、当初の目論見通り、かなりザラザラ感が強調されました。
非常に嬉しいことに、このザラザラ、指で擦っても殆ど落ちません。パウダーだと、強い摩擦を加えると取れてしまう場合もありますが、このペイント材は、そういったことに対し、ほぼ無縁のようです。非常に面白い素材ですので、興味のある方は是非使ってみてください。
●ターナー色彩株式会社
http://www.turner.co.jp/
●さかつうギャラリー
http://www.sakatsu.jp//Top/indext.html
●いつもは書きませんが、ナポリのUPする画像は殆どがポップアップします。
ちなみに、さかつうギャラリーはJR巣鴨駅の改札を真っ直ぐ出て(中央口を出て)、信号を渡り、写真に指示した通りを直進すると、右手に店舗があります。所要時間は、駅から徒歩5分くらい。1階なので、すぐに分かりますよ。
投稿者 小林真悟 :2008年07月02日 01:50 | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年06月23日
シンプル・イズ・ベスト ― 1/87の奥深い世界
1/87スケール(HOスケール)のミニカーと言えば、鉄道模型のストラクチャーの一部として、重宝されているアイテムでありますが、車単体として見ても、これが中々味わい深いモノなのです。このスケールでは、再現できるディテールに制約が生じます。そこで、どのディテールを残すのか、という点にデザイナーのセンスが問われていると言えるのではないでしょうか?
さてさて。こうした前置きはともかく、先日面白い1/87ミニカーを見つけました↓
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このバスも1/87スケールのミニカーでして、全長僅か12cmながら、可愛くも存在感のあるモデルに仕上がっています。
そして注目したいのが、英国車党の方にとっては思わずニヤリとしたくなる「HEALEY Racing」のロゴ。これは1962年にオースチン・ヒーレーのレーシングティームが使用したトランスポーターをモデル化しているのです。
ベース車輌は、ドイツのビュッシング社が製造したバスのようです。ミニカーのメーカーはブレキナ。このメーカーもドイツに拠点を置き、1/87スケール界では老舗中の老舗と言うべきメーカーです。今回紹介したヒーレーのトランポのように、1/87スケールならではの珍しく、味わい深いミニカーも沢山あります。これまでこのスケールに注目した事が無い方も、ぜひ注目してみてください。きっと面白い車が見つかると思いますよ。
●ブレキナ
http://www.brekina.de/
投稿者 小林真悟 :2008年06月23日 20:21 | コメント (1) | トラックバック (0)

