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2005年07月07日
小人の国
細くてぱさぱさしてるタイ米です。
7月3日に東京都議会選挙に行ってきました。
といっても選挙の話をしようというわけではないんです。水商売の世界にも
「政治と宗教の話題はタブー(あと大阪では巨人の話)」という慣わしがありますし。
気になったのは投票所の会場となったご近所の保育園。
普段は子供たちがキャッキャと騒ぎながら走り回っているであろう教室に入ると、
その場所には似つかわしくない水銀色をしたジュラルミンの投票箱が鎮座しており
箱を見据えるように係の方達が座っています。
ふと順路を区切るために置かれた普段子供たちが使っている椅子が目に止まりました。
赤ん坊の頬のようなうすい桃色をしたその椅子は絵本から飛び出してきたようにちいさく、
子供たち同様に守ってあげなくてはと思うほど華奢に見えました。
いやいやしかし、子供たちが毎日座る椅子は丈夫でなければ困るという(勝手な)親心と、
個人的な懐かしさから座ってみることにしました。
おそるおそる椅子に腰掛け、身体の緊張を解かないままゆっくりと顔をあげると、
さっきも見たはずの保育園の隣に咲いていた紫陽花が不思議なほどに鮮やかではないですか!
こんなにおおきな世界だったんだ。
気が抜けたように椅子に身を任せ、改めて周りを見渡すと、すべてが新鮮に思え
何が描かれているのかよく分かりもせずに微笑んでいた子供の絵の中の世界が
刹那の感情の動きを冷静に描写しているものだということが伝わってきました。
きっと体中をくまなく使って世の中を吸収し、ものすごいスピードで記憶していってるのでしょう。
はたして自分は子供たちのように少しの偏見もなく、
くだらない固定観念に邪魔されずに世界と向き合っているだろうか。
あの頃より幾分か視線は高くなったが、かといって視野は広がっていないのではないか
と考えさせられる一日でした。
投稿者 : 2005年07月07日 18:13
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