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2006年11月20日
【ISDE速報 Day 6】日本チーム総合15位
えー、日本に帰ってからのアップです。速報でもなんでもないやろ、って言われればその通りですが、ファイナルクロス終わってから速攻とんぼ返りだったのでごみんなさい。
以下、総括も含め、最終日の結果を。
ファイナルクロス会場は、メインパドックからクルマで5分ほどのDIGGER MX PARK。あのベン・タウンリーを生み出したこのコースはじつに雄大のひとこと。コース幅は2.5kmのコース全長にわたってほぼ10m幅はありそうな感じで、しかも超フラット。場所によってはウッドチップが巻かれており、ハイスピードながら走りやすく乗っていて楽しそうなコースだ。
ファイナルクロスは、各クラスごとに順位下位のライダーごとにグループが作られ、複数のレースが行われる。その結果今回はトータルで14レース。これが15分間隔で繰り広げられていく。コースは2.5kmを5周だ。
Race1にはISDE初出場にして見事完走を果たした春木。Race2には原田、Race3に高橋、Race4に藤原、内山、Race6に伊藤、村田、Race7に小菅、池田、Race8に吉川、Race11に博田が出場した。
ところが、Rce3に出場した高橋政人がスタート直後の1周目、巨大なテーブルトップを飛びすぎてしまい、竿立ちになってそのままバイクを放り出す形で転倒。ビルの3階くらいの高さからたたきつけられた感じで、傍目からは生命の危険まで感じられるほどのショッキングなシーンだった。すぐにヘリコプターで病院で搬送された高橋は左手首の複雑骨折と腰骨の圧迫骨折、それにアバラ骨のヒビで1週間ほどは入院が必要、ということである。病院に見舞いに行った人の話よると「もっと大きなジャンプだと思っていた。前のライダーが飛ばなかったのでここで追い越してやろうと思ったのだが……」ということらしい(本人に直接聞いたわけではない)。
各レースともに日本人がトップをとることはかなわらなかったが、伊藤キヨハルは見事ホールショット? 熱い走りを見せてくれ感動を呼んだ。また、スタート直後にクラッシュに巻き込まれ最後尾からのスタートとなってしまった藤原もさすがモトクロス出身、と唸らせる速さを見せつけ、スタート直後のクラッシュがなければ……という素晴らしい走りを見せてくれた。
さて、今年初めてトロフィチームを派遣した日本。
結果から言えば、エースである鈴木健二がDay2で脱臼しリタイア、最終日に高橋が骨折という芳しくない結果に終わったものの、参加22カ国中15位という結果は、最初だということを考えればまずまずだったのでは、と僕は思っている。
おそらく、スポーツ新聞が取材にきていれば「鈴木脱落」とか「高橋クラッシュ! 日本沈没」とかのハデな見出しをつけるだろう。だが、現場で見ていた自分にしてみれば(残念ながら今回は春木のサポートに専念していたのでトロフィチームの日常はあまり見ていないが)、満足なサポートを得られていない初出場の日本チームとしては十分な結果だと思っている。
オリンピックなどのスポーツでも満足なスポンサードを得られていないジャンルがあることは知っているが、エンデューロ、しかも6日間にわたるISDEではそれにかかる選手の負担(仕事を休んだり、経費をつくったり)は相当なものとなる。また、そのISDE出場選手に選ばれるための全日本選手権出場にも多大な経費と時間が必要となる。残念ながら、現状では経済力がある程度ある(資金に余裕のない者にとっては、つまりはほかのことを犠牲にできる、ということだ)ライダーでないとエンデューロを続けていくことは難しいだろう。
しかし、今回初出場の日本チームは、ほかの国に比べて明らかに強い存在感をISDE会場ではなっていたように思う。それはやはり世界に冠たるモーターサイクル製造国に対する注目と期待であったのではないだろうか。その国から出てくるライダーへの注目が高いのも当然である。
今回初めてISDEを間近に体験して、いろいろと考えるべきことや発見があった。それは、ISDEが格式の高い伝統の大会であり、一般のエンデューロライダーにとって遙かに遠い存在であるという認識をくつがえすものだった。
確かに伝統的な世界最高峰のエンデューロではあるが、少なくともクラブチームとしての出場であればもっと多くのライダーが目標として目指せる存在だと感じたのである。実際には国ごとの出場枠という問題があるので、一時期のBAJA1000のように日本人が大挙して出場するということはありえないが、逆にその枠が奪い合いになるほど多くのライダーが興味をもってくれれば、いろんなことが変わっていくのではないかと思う。なにしろ、ISDEは「ストリートバイク」で競われる大会なのだから。
今はまだ、結果どうこうを分析したりするのはマニアの間だけでいいだろう。それよりも、僕はこのISDEに至る……いや、ISDEを含むダートライディング(ひいてはモーターサイクル・ライディング)の素晴らしさをどうすればより多くの人に感じていただけるのか、と考えている。
より詳しい記事は次号以降のFREERIDEで書いていく予定だし、春木も書く予定。お楽しみに!
投稿者 mikami : 2006年11月20日 21:51
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