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2009年07月28日

FRM24は「冒険」特集。

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これまで冒険ノンフィクションの最高傑作として僕が推していたのは「ロバと歩いたアンデス・南米紀行」(中山茂大著)だったんですが、そのランキングが書き換わるかも! てな名作に出会いました。それがこの「コロンブスそっくりそのまま航海記」(ロバート・F・マークス著)です。航海記の傑作といえば、「太平洋ひとりぼっち」(堀江謙一著)がありますが、それ以来の感動、発見でした。いや、じつに素晴らしい本です。

この本は、1962年に行われた、コロンブスのアメリカ発見航海を再現する企画に関するドキュメンタリーなんですが、もう最初から準備はヒドいわ、内容は適当だわのグダグダぶりで「本当かよ」てな状況から始まります。でも、予定されている過程をこなしていく「移動」ではなく、冒険中の冒険たり得たのはこんなグダグダぶりがあったからじゃないかなー、と思います。恰好つけた冒険風の紀行ではなく、怒りあり、悲しみあり、疲れあり、でも達成感があるという、リアリティに溢れた内容。

日本人は、なにかをするときに「失敗したら切腹ものだ」的な切迫感をもちがちだから、きっちり準備をしてやり通す人が多いですよね。規律正しく。その反面、準備ができないからやらない、という人も多い。

そうでない日本人も多いと思いますが、アメリカをはじめとする欧米人のほうが「ひとまずやってみよう」とか、「俺なら出来る」と無謀なことに挑戦する人が多いように思います。それはきっと「迷惑をかけない人になりなさい」と育てられる日本人に対し、「なんにでも挑戦しなさい」と教育される海外との違いが出ているのでは……なんて思うんです。

だから、スケートボードにしろバイクにしろ、あるいは登山にしろ適当な道具や準備で挑戦して失敗する人や、迷惑をかける人もも海外には多い。反面、適当な装備やいい加減な準備でやり通してしまう人も出てくるわけです、結果的に。

そんなことまで考えさせてくれるこの本、本当に傑作です。旧さはみじんも感じない。

というわけで、次号FRM24は「冒険」特集とすることにしました。内容は、北海道4デイズがメインとなるけど、でも素晴らしいアドベンチャー・ワールドを紹介したいと思ってます。お楽しみに!

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そういやこっちもオススメ。サンシャイントライアルの記事は、エンデューロライダー必見です。なんで? という人はまあ、読んでみてちょ。僕も数本記事書いてます。

P.S. モモンガーレッド、サンクス!


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投稿者 mikami : 2009年07月28日 16:08

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