« 【バレンタインデーは静岡で】ハスクバーナオーナー取材会開催のお知らせ | メイン | 難しいなあ »
2010年1月26日
FRM ニューステッカーができました
![]()
本誌オリジナルステッカーのデザインを、今回チラっと変えてみました。本誌のロゴをメインとしたものではなく、「Riding Dirbike is not a crime」というメッセージをこめたものにしました。その理由は以下の通りです。
僕はもともとアンモラルな部類に入るバイク乗りなので、これまで環境問題に触れるのはあえて避けてきました。広い視点で見れば人間の存在こそ環境破壊の究極であり、環境保護意識の高まりは素晴らしいことだけど、でも行きすぎれば生きていくことすらできないと。
結局は世の中は多数派の意見がまかり通るわけで、山を切り開いて道路を造ったり、人口の芝で埋め尽くしたりということは許容されても、普段は使われていない獣道をバイクでトレッキングする、という行為は見咎められる時代になっています。もちろん、現場では「山に入ってくれる人がいたほうがいい」と歓迎されるケースがないわけではないですが、もちろんすべての山がそうなわけではありません。もちろん、私有地に断りなく入ることは不法侵入であり、犯罪です。
では、私有地で許可を取って走るのはいいのか? もちろん、法律的にはOKでも、でも掘りまくったり、油を垂れ流したりしまくっていいものでしょうか。
わかる人はわかる、最近のトライアルタイヤの話題の盛り上がりなど、環境へ配慮を巡る話題は、一方でヘタすると自分と考えの異なる人への強烈な攻撃になりかねません。100人いれば100の考えがあるのは当然で、議論を闘わすのは自由だし、素晴らしいことですが、誹謗、中傷、調査無き批判はすべきでないと思っています。
じつはこんなことを書くのも、年頭に弊誌の読者から、日本の一部地方で、私有地を荒らし回っている集団がいる、という告発を受け取ったこともあります。その告発には証拠の写真もあって、そこには僕の友人とも言える人も写っていました。非常に残念です。
かと言って、僕は本当に残念ながらそのライダーたちを徹底的に批判できるほど立派な人間ではありません。
僕も過去にとても認められないような場所を走ったことが(残念ながら)あります。これからはそうしたことはしないつもりですが、しかし走りに行ってみたらグレーゾーンな場所だった、という可能性は今後も消しきることはできないだろうし(ブラックだったらやめますけどね)、だいたい日本ならここはOK、ここはダメってわかっても、海外ではわからないことも多いというのが事実です。
そもそもダカールラリーやBAJA1000でも、レースオーガナイザー的にはOKでも地元の人のなかには反対している人が存在する場所を使っていたりもします。だから、非常にマクロな視点で見た場合、どこまでOKでどこからNGなのかなんて(しつこいですが許可をとらずに故意に私有地を走ることは絶対NGです)、その人の主観によって時にかわってしまうわけです。
だからと言って、自分の主観でなんでもやっていいんだってことじゃありません。ただ、この道を入っていいものか、それとも入るべきではないのかって思ったときに、一度立ち止まって考えるべきでしょう。
たとえば、村と村を繋いでいた廃道と思われる道を静かにゆっくり入っていって、万が一人が来たら立ち止まってすれ違う、入ってはいけないと地元の人に言われたら反論せずに立ち去る、そうした走りはOKでしょう。
一方で、人に出会ったら全開で逃げなければいけない気持ちになるような場所はやっぱり走るべきじゃないでしょう。でも、ならば登山者だったら(徒歩だったら)いいのか? とも僕は思うわけです。未開の地をバイクで走ることと、登山者のために山を開拓し、木道とは言え道を造り、ゴミ箱や休憩所を設置することは、結局同じベクトル上にあることなのではないかと思うのです。
そして、その結論は「人間なんていないほうがいい」としかならないわけです。そうした議論は(だいたいみんな納得しないし)不毛だし、結論は結局でないでしょう。
僕も多くの製品を購入している、某著名アウトドアブランドは、僕が尊敬する企業でもあるのですが、一方で一切のモータースポーツを許容しないことでも知られています。
その意識は納得できるところもあるのですが、同時にカタログに掲載されている素晴らしいウイルダネスに分け入るために、そのモデルとなったクライマーすべてが家から徒歩や自転車で行ったわけではないでしょう。飛行機で現地に行き、時に四駆で荒野を突っ切って、そのとっかかりまで辿り着いたはずです。そうしたことに僕は矛盾を感じます。
だけど、その矛盾が究極まで強引なものになれば、僕らの文化ーーーダートバイク・カルチャーーーは息の根を止められることになりかねません。
おまけに、環境保護は金になる、と自分の考えなしに突っ走る企業も増えています。本当に電気のほうがエコなのか? 本当にインターネットのほうがエコなのか? なにも考えずに突っ走るエコ公害みたいなものも増えています。
結局、こっちよりあっちのほうが悪い、なんて子供みたいなことを言っていても、ダートバイクが許容されることにつながるわけではありません。社会というのは残念ながらイメージ先行でモノゴトが動くので、「山をバイクで荒らし回っていた」というイメージがつくと、つまりはバイク乗り全体が嫌われてしまうわけです。
そんなことを、我々は考えないといけないと、僕は思っているのです。
このステッカーは「ダートバイクに乗ることは犯罪じゃない」という意味ですが、別にそれを周囲に声高に叫ぶものではありません。もちろん、それを主張することも目的の1つですが、一方で携帯や自分のバイクに貼って、なにか、迷ったときに自分で見て「ダートバイクに乗ることを犯罪にしちゃいけないよな」と考え直すためのものでもあります。
そうした意識をもつライダーが増えて、入るべきではない山に集団で入ろうとしたときに「俺はやめるわ」と言うライダーが増えたり、入ってもいいかな? てな道に入るときには極力静かに入るように心がけたり、あるいは「やっぱりこっちにしよう」とかなることが増えれば、ダートバイク乗りはもっと好かれる存在になるのかもしれません。あるいは、今よりは嫌われない存在に。
このステッカーは、そんな想いで作ったものです。言ってみれば自分のためのものですが、今後の本誌への投稿者への謝礼や、SUPERBALL BOOKSTORE(shop.youmag.jp)で商品をお買い上げいただいた方々にお送りしようと思っています。もし、僕の考えに共感出来る人がいたら、ぜひ貼ってください。
また、ご希望があればステッカーのみでも実費で配布します。
人手がないので出張中などはすぐに対応できない場合もあると思いますが、80円切手を貼り、返送先の住所を書いた返信用封筒と、200円分(ステッカーの実費です)の切手を同封して編集部までお送りいただければ返送します。よかったらぜひ入手して貼ってください。
と、長文読破ありがとうございました!
□ステッカー申込先
〒154-0012 東京都世田谷区駒沢1-20-9 2F スーパーボール FRM編集部ステッカー係
■FREERIDE Magazine取り扱いショップ
・KTM特集(vol.26)取り扱いショップ
・KTM世田谷・リベルタ
・KTM埼玉
・オレンジピット福山
神奈川県川崎市・ミサイルファクトリー
ビッグタンクマガジン
高知・エムファクトリー
大阪・モーターサイクルショップNewton
東京都世田谷区・風魔プラス1世田谷店
東京都世田谷区・ガレージスプラウト
宮城県仙台市・南小泉ホンダ
埼玉県・原サイクル
宮城県仙台市・ホンダテクニカルショップ
神奈川県厚木市・青木輪業厚木店
宮崎県宮崎市・オートクロギ
北海道岩見沢市・アドベンチャースポーツアマゾン
茨城県土浦市・ウエストウッド
兵庫県伊丹市・インパラ
福岡県北九州市・ダートバイクZIM
鹿児島県鹿児島市・FLEX
埼玉県さいたま市・KTM埼玉
愛知県・オープンエリア
new! 群馬県高崎市・ヤナセオート
new! 千葉県・スラッシュファクトリー
new! 静岡県・オメガ
new! 三重県・モトラッド鈴鹿
new! 福岡県・スピードモーターガレージ
■オンラインでの購入はこちらから
最新号・バックナンバーの購入
定期購読申し込み
FREERIDE Magazineから生まれたもう1つの雑誌・「overflow」の購入はこちらから
![]()
ofride TV Vol.005、入りました! 田中太一君大活躍。アクセル二度ぶかしで上る! T-1! 日高も!

ofride TV Vol.001〜4の購入はこっちですよ(1,2は在庫僅少)

■FREERIDE Magazine 定期購読促進キャンペーン 2月5日まで
Vol.26に告知を掲載しているのですが、1/5〜2/5までの1ヶ月間に富士山マガジンサービスで定期購読を申し込むとキャンペーン限定オリジナルTeeをプレゼントするキャンペーンを行っています。ぜひこちらもご確認ください。
※定期購読申し込み後、弊誌あてにメールを送っていただかないとキャンペーン対象となりません。詳しくは本誌Vol.26をご確認ください。
![]()
投稿者 mikami : 2010年1月26日 21:52
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.hobidas.com/blogmgr/mt-tb.cgi/67244

