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2007年09月23日
【休日ネタ】たおやかなるジャガーXKR。(後編)
昨日の続きです……。
4.2LのV8にスーパーチャージャーを組み合わせたパワーユニットは、街中では十分なトルクで余裕の走りで、右足に力を込めれば、スーパーチャージャーのメカニカルサウンドと共に車重を感じさせない加速を示し、J型に切り込まれたシフトノブを左に倒しスポーツモードへ切り替えれば、より強烈な加速を示す。しかしその乗り味はけして下品なものではなく、優雅で、そしてたおやかなのだ。
またレザーとウッドを組み合わせたそのインテリアの造りこみは、一朝一夕ではけして出来ない芸術の域に入っているもので、そのコクピットでロングノーズの先を見ていると、旧き佳き時代のジャガー・クーペを知らずとも、これが伝統、これこそがザ・ジャガーなのだと確信に満ちた高揚を覚える。不思議だ。均一化が進む現代でそう思わせるクルマはめったにない。確かに足まわりやサウンドの造り込みには、アストンマーティンなどにも通じる英国人の嗜好を感じるが、この世界観は他の英国ブランドにもないものだ。
新しいスキンを得ても、根底に流れるDNAは間違いなくジャガー。そのトップレンジクーペに位置するXKRは、最上級の魅力を持っていた。
(おわり)
投稿者 ピーライ : 2007年09月23日 19:30


