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2005年12月24日

★フェラーリ イン ザ バブル 第22回 「そんなバカな!!」

(前回からつづく)
 その頃、正確には92年の春、トヨタ自動車のエンジニアから八王子の『オートギャラリーヨーロッパ』の営業部員へ転職した榎本修氏は、想像を絶する環境の変化に見舞われていた。
「それまで、まっとうなサラリーマンだったわけじゃないですか。ところが僕が入った店は、当時、どうしようもない状態でした。僕がいた1年弱の間に、まともにクルマを売ったのは2~3台ですよ。誰も働かないんです。僕を入社させてくれた営業部長も、たまに3000万円で仕入れたディーノを1200万円でさばいたりして、家賃や経費の元手を作る程度のことしかしてませんでした」
 当時の世相を、榎本氏はこう振り返る。
「あの頃、92年当時は、まだ景気復活の望みを捨てきれていない時代でした。三重野日銀総裁が公定歩合を引き下げるらしい、という噂が流れると、おお、これで景気が復活するぞ、と希望的観測が浮かぶんです。まさかこのまま下降し続けるなんてありえない、そんなバカな!! という思いがあったんです」 (以下次回)

投稿者 MJブロンディ : 2005年12月24日 09:34

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