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2008年12月 2日
「ベンツ」がほしいっ! のであります!
MJ参謀長殿が所有されるW123型280Eを操縦する機会を得、ベンツが猛烈に欲しくなったマリオ二等兵であります!
機械式ATの秀逸な感触に続き、摩訶不思議なるステアリングフィールにも相当シビレました。
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今のクルマではほぼ絶滅した、構造が複雑で高コストなリサーキュレーティング式ならではの、湿っぽい感触にウットリしたのであります。
遊びの量がすごく大きく、中央付近はだるんだるんでゲインは低いのに、それでも高速走行時には緻密な微修正蛇角にちゃんと応えてくれるところがすごいです。
BMWのコマーシャルみたいに、路上にカラスが石を置いても、それをスパッと避けられそうなイメージが浮かぶのです。ゆるゆるなのにドッシリとした「座りの良さ」も得られ、なんとも摩訶不思議であります。これぞまさに往年のベンツ味!
「ウインカーだけで100まんえん」などと、大阪の古典ギャグのような説明をされても、自分はそれを疑わないでしょう。
新車から20年以上経過したウインカーとは思えぬ手応えに、「最善か無か」を感じてやまないのであります。これぞベンツ!
ボディの見切りも抜群です。現代の基準からすればコンパクトと呼べるサイズですが、実際の寸法よりも小さなクルマに乗ってるかのようで、いかにも人間工学に基づいた運転環境という感じがします。そんな瞬間もまたベンツ!
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今のCLSあたりは悪夢のように取り回しが悪く、同じメーカーが作ったクルマとは思えないものがありますが、ちょっと前までのベンツは、全車とも取り回しがウルトラ抜群でありました。
自分が生まれて初めてまともに運転した左ハンドルの外車は、W140型の巨大なSクラス(しかも600L)でありまして、路上に出た直後などは緊張死するかと思いましたが、走り出してから5分も経たない内に、携帯電話を片手に(当時は違反ではありません)友達へ自慢の電話をかける余裕が生まれたほど、すぐに馴染み、大変おどろいたものであります。
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「こんないデカイのに、なんちゅー乗りやすさや! クルマ雑誌に書かれてことはホンマやったわ!!」
みたいなことを興奮気味に話したのでありました。美しき青春の想い出であります。
MJ参謀長殿の邸宅の車庫は、多少スリリングな空間にあるため、お借りした直後は車庫にて立ち往生しかけたものの、こんどのW123もすぐに馴染めたので、お返しする際の車庫入れはわりとラクにできました。もしCLSだったら、1時間ぐらいかかったか、どっかを擦ったりしたでしょう。
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そんな感じでW123の濃厚なるベンツ味を堪能させていただき、数年ぶりに「ちょっと古めのベンツ所有欲」がかきたてられたのでありました。
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同時に、ベンツ屋での車両回送バイト時代の走馬灯が回り、ベンツ三昧の日々を懐かしみました。
自分の場合、過去の想い出は、何もかもすべてが美しいものに変わり、熟成していきます。
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この頃は、ダイハツ期間工での「強制的肉体改造」の余韻があり、すごくガタイが良かったでありますね。今と違い、経済的には最弱でしたが、肉体的には最強の時代でした。全裸写真を撮らなかったことが、本気で惜しまれます。
また、テリー伊藤氏への弟子入り志願を実行した後だったせいか、ポーズや表情には、テリー伊藤氏の影響が強く出ております。モノマネ芸人への可能性を見出すことはできないものかと、少し検討していたことを思い出しました。悩み深き年頃だったのです。
ところで、我が愛機GC8と並べたご覧の先代Eクラス、W210型には「最善か無か」テイストはほとんど感じられず、自己満足インプレ記事で毎日酷評し続けました。
この撮影車は代車用なので、アシ代わりによく転がしたものであります。
その一方で、W124はひたすら褒め称える毎日です。故・「くるまにあ」誌などで読んだ内容を実車で確認することは、この上なく楽しい作業でした。書かれていたことはすべて真実に思え、当時は福野礼一郎氏に心酔。これは客のクルマなので、ちゃんとシートにビニールを被せて座っております。
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そういえば、自分は前回の報告で、W123の機械式ATを3速と書いてしまいましたが、正しくは4速であります。前進用のシフトのポジションは3つしかなく、普通に発進すると常に2速からスタートするので、トップに入るまで2回しか変速しませんが、実は1速があるので4速ATなのです。停止状態から、アクセルを目一杯ガバッと踏み込んだりすると、1速に入ります。
この系統の機械式4速ATは、W124や初代Cクラスの初期型まで採用されていたように思います。MJ参謀長殿からご指摘があるまで、それを忘れておりました。痛恨の極みであります。
自分はベンツの中ではW140のSクラスが一番好きですが、それのさらに前のW126のSクラスも好きです。当時はまだかろうじて現役グルマで、たまに入庫してきました。
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自分はゲスな人間なので、ベンツには「どかんかいワレ!」的な要素を求めます。その意味では、W123は上品過ぎて物足りませんが、この「ゴー・ロク・マルSEC」あたりは自分の理想にはまります。まともなタマがあれば今でもほしいです。
560SECで地元に凱旋し、同級生たちのド肝を抜かしたいです。
人生最強の経済力を手にした今、愛機GC8にバンバン資金を費やして、どんどん調子を上げることに成功しておりますが、スバルと違い、ベンツは修理代が高過ぎて、さすがの自分も、ちょっと維持できそうにないのが悔しいです。
持ち前の経済力にさらなる拍車をかけようと、強く心に誓いました。
長所はホメて伸ばす!(by渡辺久信)
内外装の質感から走行フィールのすべてが劇的に安っぽく、なにもかもすべてが忌まわしいクルマに思えました。
ただし、「一応外車」ということで、客ウケは意外によかったです。代車の都合がつかず、クラウンあたりを持って行くと「なめとんのかワレ!」と怒り狂う客も、「ジェネラルモータースのサターンをお持ちしました」というと、まんざらでもなさげに納得の表情をみせるのです。AクラスとVクラスの客に、そういうタイプが多かったように思います。
ベンツの客との思い出話を語ればキリがないため、今宵はこれまでにいたします。
投稿者 MJブロンディ : 2008年12月 2日 18:54














