オートトップニュース特集ブログショッピング自動車図鑑雑誌サイトホビダストップ

« スポーティな一日 であります! | トップ | 今月も「ぎょうきゃく」、お疲れさまであります! »

2008年12月 6日

責任を感じるであります・・・

 
 

 ホンダのF1撤退ニュースが、日本中に大きな衝撃を与えているようです。

 かつて、ホンダ車の販売に従事していた身にとっては、沈痛の極みであります。

 思えば、今のホンダの苦境は、97年2月に一人の優秀なセールスマンを失ったことに始まったのかも知れません。ホンダにとっては「失われた11年」だったといえましょう。


 入社4ヶ月目にして、拠点の月間受注台数トップを記録しかけ、ベテランセールスマンたちに危機感を与え発奮させたほどの(←事実)、きわめて有望な若手の流出を止められなかったことがF1撤退の遠因のひとつであると、自動車評論家の立場から言わせていただきます。

 

 11年前に、未来の有能な幹部候補が流出したのは、自動車販売業界に長らく蔓延る、忌まわしき「値引き商法」が元凶でありました。

 店に入ってくるなり開口一番、「ここのオデッセイはなんぼ引きなんや?」などと叫ぶような客ばかりでは、いかに有能なセールスマンでもウンザリしてしまいますし、売っても売っても利益が上がりません。

 クルマのセールスマンの定着率が悪いのは、ノルマの重圧ではなく、客からの執拗な値引き要求攻勢に嫌気がさすからです。多少売れたところで、値引きしまくるために粗利が低く、給料が上がりにくいという悪循環に陥って久しいであります。

 


 そもそも、そんな来店客を育てたのは「新車は値引きして販売するもの」という悪しき慣習です。「新車値引き」が、今日の新車販売不振を招いた遠因のひとつとなっていることは間違いありません。
 


 数年前、トヨタ系のディーラーでは「ワンプライス制」が実施され、悪しき慣習が一掃される期待が高まりましたが、

 「当店はワンプライス制となっておりますので、まずは10万円引きからお話させていただきます」などと、まったく意味不明なトークしか聞こえてこず、猛烈に失望させられました。

 せっかくメーカー側が値引き撤廃に向けて動きかけても、販売会社が目先の客を取り合うために値引きをやめようとしなかったのであります。

 テロリストを育てたアメリカがテロに苦しめられてるように、自動車販売業界は、みずからが構築した値引き販売法によって、窮地に立たされたといえるのであります。
 
  


 ビッグ3も、業績がガタガタに落ちたところで、空前の大値引き販売を展開して、みずからにトドメを刺したようなものでありました。

 


 「クルマの商品力とセールスマンの人間性」が、新車購入を決定する要素となる日が来ることを願ってやみません。



 “ 一日平均3時間の昼寝 ” を励行した、11年前の有能な若手セールスマンに、敬礼!



投稿者 MJブロンディ : 2008年12月 6日 01:08

« スポーティな一日 であります! | トップ | 今月も「ぎょうきゃく」、お疲れさまであります! »