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2011年1月16日
SLS AMGはリアルスポーツか否か!? であります
元CaDa編集部のY氏と一緒に、SLS AMGに乗らせていただいたマリオ高野二等兵であります。
両名ともに、転がした瞬間から路上の小石がホイールハウス内やフロアにビシバシ当たる音が車内に響いて大驚愕! 「こんなベンツは初めてだ!」と口を揃えて悶絶します。
ベンツらしからぬ超絶なスパルタンさに対し、まずは自動車評論界の伝統奥義のポーズをもって敬意を表しました。
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高名なるセンセイ方によるSLS評を大別すると、「ベンツ各車の延長にあるド安定志向の穏やかな安楽クーペ」と評する派と、「ベンツらしからぬトンデモ系リアルスポーツカー」と評する派に分かれます。MJ参謀長殿や安ド二等兵殿のご意見は前者に近く、「特に感動を覚えなかった」という意味の感想を述べられていました。
なので「SLのAMGをちょっと固くしたようなもんかいな?」と、実はそんなに期待をしていなかったのでありますが、マリオと元CaDa編集部Y氏の両名はタイヤが転がった瞬間から「なんじゃこりゃあ! すげぇええええ!」と激しく興奮させられます。
路面の小石がビシバシ当たる様子がダイレクトに伝わってくる特殊なアルミフレームのボディは、いかにも贅肉を削ぎ落としたレーシングモデルっぽい感触で、ボディ剛性フェチのマリオにとっては至高の逸品。少なくとも「一番高いヤツ持ってこんかいワレ!」系の顧客に向けたものではないことがわかりました。
ドライブモードを「S+」にすると、横断歩道のペイントの上を通過するだけで突き指しそうなほどのソリッドさが得られ、1ミリでも舵角を当てた瞬間から即座にヨーが発生する挙動は痛快の極み!
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元CaDa誌のY氏も自分も、そんなSLSの一挙一動のすべてにいちいち反応しながら、ただひたすら興奮と快感の世界に酔いしれました。乗員の着座位置の的確さと車体の慣性モーメントの小ささがこれほどまでに実感できるFR超高性能車は初めてです。
ESPの介入タイミングはベンツの高性能モデルとしては存外に遅く、濡れた路面の上ではTVRタスカンのような暴れ馬に振り回されているかのようであり、同時にNA型のロードスターを転がすような御しやすさも感じました。手に負えないはずの猛獣の手綱を、ギリギリのところでさばけているかのような錯覚がすごい!
ガスだらけの視界&冷たく濡れた路面という、スーパースポーツを試すにあたっては最悪の状況下においてもパフォーマンスを存分に楽しめたということは、やはり基本は安定志向だったのかも知れません。
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しかし、過去のベンツの高性能モデルでは少なからず感じられる、長く乗っていると自然と醒めてしまうような、特有の退屈さはまったく感じさせませんでした。
ちなみに、これの直前に乗ったS63AMGロングは10分ほどで飽きてしまい、素のS350のプレーンな気持ち良さが即座に恋しくなります。
そんなSLS AMGの素晴らしさに最大限の敬意を評すべく、自動車評論界の伝統奥義を尽くして応えました。
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また、SLSはベンツ史上もっとも(というか初めて)エンジンルームの鑑賞価値が高いモデルでもあります。6.3ℓのV8が広大なエンジンルームの奥の奥に、しかも低く置かれたフロントミッドシップ感がたまりません。
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「いかにもトランクアクスル&ドライサンプならではの美観」を堪能できるのです。トランクアクスル然とした美観といえば、マセラティや612スカリエッティも素晴らしいですが、SLSはエンジンルームの広大さによってそれらの芸術性をも圧倒します。少なくとも理系のマリオはそう思いました。
SLS AMGに乗る1時間は5分に感じられるほど楽しく過ぎ去ってしまいました。
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このままバンバン売れ続ければ、ひょっとすると20年後あたりに数百万円ぐらいで買えるようになるかも知れないので、気長に待とうと思います。それまでに経済的信用を回復しなければなりませんが。
投稿者 MJブロンディ : 2011年1月16日 01:50
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