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2014年5月

2014年5月15日

МJ参謀長、安ド二等兵と『島耕作』を語る(その7)

МJ参謀長「安ドよ。『美味しんぼ』が話題だな」
安ド二等兵「話題のようですね」
МJ「読んだか」
安ド「読んでません」

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МJ「昔は読んだか」
安ド「『美味しんぼ』はほとんど読んだことがありません」
МJ「お前は元漫画家志望だろう?」
安ド「中学生までです(笑)。なにしろ食い物に興味がないので、『美味しんぼ』は読みませんでした」
МJ「そういえばお前は、とてつもない偏食だったな。一番好きな食い物はなんだ」
安ド「肉です」

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МJ「俺は昔、『美味しんぼ』には、数々のことを教えてもらった」
安ド「食い物のことですか?」
МJ「うむ。本わさびは醤油に溶かすなとか、魯山人風すき焼きとか。雁屋先生には大恩があるだけに、今の先生の意見は残念だ」
安ド「すいません。まるでわかりません」


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МJ「ところで『ヤング島耕作』だが」
安ド「新入社員の時から課長になるまでの島耕作ですね!」
МJ「あれの1巻を読んで、俺は打ち震えたぞ」
安ド「なんか食い物のことがありましたっけ?」
МJ「食い物じゃない。70年代の公衆道徳だ」
安ド「あー、テレビとかを川に捨てちゃうヤツですか!」
МJ「そうだ。俺が小さい頃、日本人の公衆道徳は実際そんなもんだった。うちの両親も、ゴミを道端に捨てていた」
安ド「ウチのオヤジは、そのへんのものをかっぱらってました!」
МJ「それと、鉄道沿いの田園に立てるデカい"野立て看板"のことが出てくる」
安ド「でしたっけ」
МJ「70年代は、鉄道に乗ると、田んぼの真ん中いたるところに、けばけばしい巨大な看板があって、俺も子供心に『汚いな』と思っていた」
安ド「そうなんですか!」
МJ「まあ今も道路沿いにいっぱいあるが」
安ド「ありますね」

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МJ「野立て看板はともかく、40年前の日本人は、今みたいにちゃんとしてなかった。つまり先進国になったんだ」
安ド「そうなんですか!」
МJ「たとえば犬のウンコ。昔は町のいたるところに落ちていたが、いま犬を散歩させてウンコを取らなかったら通報される」
安ド「そう言えば、ウチの実家がある東松山ですら、最近はウンコ取ります。昔はそんなもん、絶対取りませんでした」
МJ「それはいつごろの話だ」
安ド「えーと、僕が子供の頃です」
МJ「お前は今37だから80年代だな」
安ド「ですね」
МJ「だいたいその頃安藤家では、恐るべき動物虐待が行われていたんだろう?」
安ド「はい。オヤジが番犬用に野良犬をとっ捕まえてきて、家で常時5匹くらい飼ってたんですが、エサは地面にブチまけてたので、エサ用の器もありませんでした」
МJ「何度聞いても凄い話だ」
安ド「名前をつけなかった犬もいて、"裏のアレ"とか"表の白いの"とか呼んでました」
МJ「犬が死んだら?」
安ド「俺と兄貴で庭に穴を掘って埋めてました。だからうちの庭には犬が50匹くらい埋まってます」
МJ「近所から苦情はなかったのか」
安ド「当時、近所は畑だらけで家がありませんでした」
МJ「......そんな野蛮な国だった日本が、今では誰もが犬のウンコを拾い、死んだらお墓まで作る。日本は本当にちゃんとした国になったろう?」
安ド「そう言われればそうですね!」
МJ「なにより安ド、今ではお前が座敷犬を2匹も飼い、猫可愛がりしてると言うじゃないか!」
安ド「猫ではなく犬です! 猛烈に可愛いです!」
МJ「名前は?」
安ド「あります(笑)。メイプルとギズモです」
МJ「文化的だな」

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投稿者 MJブロンディ : 2014年5月15日 14:36

2014年5月 8日

МJ参謀長、安ド二等兵と『島耕作』を語る(その6)

MJ「安ドよ。『部長 島耕作』の後半は、あまりにもスバラシイな!」
安ド「そんなにすばらしいですか!」
MJ「島耕作も五十過ぎ。ちょうど俺と同じ年代なんだ」
安ド「三十四歳からスタートした島耕作シリーズも、二十年近く経ったってことですね!」

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MJ「四十代までの島耕作シリーズは、主人公が何をやっても成功しまくりのモテまくりで、一種お笑いマンガの要素が強かったが、五十代からは中身の濃さが違う。人生の悲哀が強く感じられ、つい自分と重ね合わせてしまうんだ!」
安ド「たとえばどんなところですか?」
MJ「島耕作本人ではなく周囲の同年代の連中だが、リストラされたり自殺したりするだろう。『男は五十を過ぎると自分の器が見えてくる』という言葉には、思わず深くうなずいてしまったぞ!」
安ド「僕は三十超えたあたりでもう見えました!」


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MJ「それは、フェラーリを買うのはムリと諦めた件か!?」
安ド「僕は貯金ができないのでフェラーリはムリです!」
MJ「......生まれてこのかた貯金をしたことのないオマエが、ようやく気づいたか!」
安ド「いつかできるかと思ってましたが、やっぱりできませんでした!」
MJ「フェラーリが無理なら、88万円のアルファ166がベストだな!」
安ド「166がベストです! またちょっと調子悪いですけど」


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安ド「島が博多に飛ばされたところで、殿の大好きな悪役の今野が再登場しましたね!」
MJ「うむ。アイツが島耕作の上司になったというので、震えが来たぞ!」
安ド「弘兼先生の伏線の張りっぷりは凄いですね!」
MJ「本当に凄いな。しかしあの今野ですら、最後には島耕作の愛の力で改心・成仏してしまう。もはや島耕作は神だな!」
安ド「サラリーマンの神です!」
MJ「神はついに取締役になったな!」
安ド「神ですからね」

投稿者 MJブロンディ : 2014年5月 8日 17:34

2014年5月 3日

МJ参謀長、安ド二等兵と『島耕作』を語る(その5)

安ド「殿。島耕作出向編その2 サンライトレコード編はいかがですか!」
МJ「......(無言)」
安ド「実はあのサンライトレコードは、ベストカー編集部の隣にあるキングレコードがモデルなんです! 建物が作品内に登場したのに気付きましたか!?」
МJ「そ、そうだったのか! それは気付かなかった」

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安ド「島耕作、女王様演歌歌手ともヤリましたね!」
МJ「うむ、やったな。あれはまさに美空ひばりだ」
安ド「美空ひばりともヤレる島耕作は凄いです!」
МJ「体のどこかにスイッチがあって、押せば自動的に立つのかもしれん。しかも、まるで宇多田ヒカルな天才歌手の瞼の父は島耕作! あれにはたまげたぞ」
安ド「大ヒット連発でしたね!」
МJ「なにしろヒッキーなのだからな。しかし一時はネコの衣装でデビューしそうになってハラハラした」
安ド「芸名は『ニャンコ』でしたっけ?」
МJ「『ニャッコ』だ。それだけはやめてくれ! と真剣に願ったが、その名前でデビューしてしまった」
安ド「でも、大ヒット連発ですから!」


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МJ「なにしろ島耕作の娘だからな。しかし儂は思ったのだが、もし島耕作がサンライトレコードではなく、自動車専門誌の再建に出向してきたら、どんな手を打つだろう?」
安ド「うーん...。やっぱりアレじゃないですか、超大物の連載を引っ張って来ると思います」
МJ「『ベストカー』ではリリー・フランキーという超大物の連載が始まってるじゃないか!」
安ド「このところ、連続して落ちてますが」
МJ「超大物なのだから仕方ない」
安ド「島耕作ならたぶん、村上春樹の連載で一気に立て直すと思います!」
МJ「実は島耕作に思いを寄せる女が村上春樹の娘だったとか、そういう偶然でか!」
安ド「そういう偶然でです!」


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МJ「俺は、突如彗星の如く現れた若手自動車評論家が、実は島耕作の隠し子! という設定がいいと思うぞ」
安ド「それはいいですね!」
МJ「彼はマンガがうまく、自動車評論をマンガで描く。そのマンガが600万部の大ヒット! というのはどうだ?」
安ド「それなら再建できますね!」
МJ「キングレコードよりデカいビルが建つな!」
安ド「講談社よりデカいビルにしましょう!」

投稿者 MJブロンディ : 2014年5月 3日 17:03

2014年5月 2日

МJ参謀長、安ド二等兵と『島耕作』を語る(その4)

安ド「殿。『部長 島耕作』はいかがですか」
MJ「安ドよ。『部長 島耕作』はすばらしいぞ!」
安ド「どのあたりがすばらしいですか?」
MJ「部長とは名ばかりで、部長になって間もなく子会社に出向してしまうという設定がすばらしい!」
安ド「なるほど!」

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MJ「それも出向先は、恋人の大町久美子のいるハツシバ貿易。ふたりで優雅にフランスにワインの買い付けに行ったり、夜は熱く燃え上がったりで、こんな最高すぎる出向はないぞ!」
安ド「サラリーマンの極楽ですね!」
MJ「まさに浄土だ。ハツシバ本社なんぞにいるより3千倍は楽しそうだ。サラリーマンは出向するに限るな!」
安ド「僕も大企業に入って出向したいです!」
MJ「それは今さら死んでも無理だな」
安ド「ですか......」

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MJ「しかし失望することはない。実は弊社は、ハツシバ貿易に似ていないか?」
安ド「似てますかね?」
MJ「出世争いもなく、ノンビリ働ける。ランチはフランスならぬ西永福の名店めぐり。これこそ極楽浄土じゃないか!」
安ド「そうかもしれません!」
MJ「本社にいた時は、仕事の内容が薄っぺらだった島耕作も、出向したとたん、猛烈なワインのウンチクまみれになって、猛烈に勉強できる点もスバラシイ!」
安ド「難しすぎてまるでわかりません!」
MJ「俺もわからんが、ワイン業界は複雑だということはわかった。それで十分だ!」
安ド「十分ですね!」
MJ「次はレコード会社に出向するとのことだが、俺ならそんな話は断然断って、一生ハツシバ貿易でワインを飲みながら大町久美子とヤリまくるぞ!」
安ド「僕もです!」

投稿者 MJブロンディ : 2014年5月 2日 16:00

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