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2006年04月25日

フルチェンで洗練性を一層高めたプレミアムSUVの草分け。

メルセデス・ベンツMクラス ML500
ROSSO細田●文
ダイムラー・クライスラー日本●問い合わせ
試乗車プロフィール
 2005年10月にフルモデルチェンジを受け、2世代目と進化したMクラス。旧型モデルのフレーム構造からモノコックボディへと移行した新型は、ブラッシュアップした内外装デザインとの相乗効果で、プレミアム性をより強めたのが特徴で、オン/オフロードを問わず高いパフォーマンスを披露する。グレード展開は、3.5LV6エンジンを搭載するML350と、5LV8ユニットバージョンのML500の2モデル。いずれもメルセデス最新の7速ATである7Gトロニックを組み合わせている。試乗したのは、上級グレードとなる後者である。
こんなところがGood
 メルセデス車らしさを損なわずに洗練されたスタイリングは、さすがといったところ。インテリアも高い実用性を確保しつつ上質感に満ちあふれている。シフトノブはフロア式ではなく、ステアリングコラムから生えるセレクターになったが、これはスマートなシフト操作を実現するだけでなく、インテリアの広々感を強調していて好印象だった。V8ユニットは今では旧型となるSOHC仕様だが、パワー/トルクともに申し分なく、2tを超えるボディをいとも簡単に加速してくれる。
ここは気になる
 1.9mを超える全幅はさすがに狭い道では神経を使う。とはいえそれは乗り始めだけ。ドライブを重ねるごとに慣れてしまう。あと、これも慣れの問題だが、シフトのセレクターはステアリングコラム右側に配置され、ちょうど国産車のウインカーレバーと同じ感覚で操作するのだが、これは国産車から乗り換えたユーザーにとっては最初戸惑うかもしれない。
実際に1週間乗ってみて
 街乗りでも映える都会的なルックス、オン/オフどちらもイケル逞しい走り、高い実用性など魅力的なポイントが多かったMクラス。自宅の駐車場に収まらない、着座位置がセダンやワゴンより少し高めという点をネガティブな要素として受け取らなければ、ステーションワゴンよりお得感や所有する満足感は高いのではないかと思う。アクティブなカーライフを送るユーザーにはぜひオススメしたい1台である。
ひとこと
洗練のスタイルと逞しい走りを両立した、プレミアムSUVの王道。
スペック
SPECIFICATIONS メルセデス・ベンツML500 ●全長×全幅×全高(mm):4790×1910×1815●ホイールベース(mm):2915●トレッド(mm):F1620/R1620●最低地上高(mm):200●車両重量(kg):2170●エンジン形式:水冷V型8気筒SOHC24V●ボア×ストローク(mm):97×84●総排気量(cc):4965●キャブレーション:電子制御式燃料噴射●圧縮比:10.0●最高出力(ps/rpm):306/5600●最大トルク(kgm/rpm):46.9/2700~4250●トランスミッション:7速AT(7Gトロニック)●サスペンション:Fダブルウイッシュボーン/R4リンク●ブレーキ:Fベンチレーテッドディスク/Rディスク●タイヤ:F&R255/55R18●価格(万円):945.0●問い合わせ先:ダイムラー・クライスラー日本TEL0120-190610 

Report: y-hosoda : 19:43

魅力増量! 2代目オペル・ザフィーラ。

オペル・ザフィーラスポーツ
ROSSO目見田●文
ゼネラルモーターズ・アジアパシフィック・ジャパン●問い合わせ
試乗車プロフィール
 昨年末にフルモデルチェンジを受け、2代目となったオペルのミニバン『ザフィーラ』。3列シート&7人乗りというコンセプトはそのままに、使い勝手や運動性能を大きく高めて新しく生まれ変わった。エンジンは2.2Lの直4DOHC。組み合わさるトランスミッションが4速ATというのがちょっと残念だが、289万円~という国産車もオドロキの魅力的なプライスで勝負している。
こんなところがGood
『ミニバン』にジャンル分けされるモデルでありながらも、ドライビングの楽しさを忘れていないのがザフィーラの魅力。軽快なハンドリング、優れたコーナリング性能、高い安定性などなど、走りはピカイチ。ミニバンをドライブしていることを、うっかり忘れてしまいそうになるほどだ。シートは7人乗りから1人乗りまで、わずか数秒で早や変わりする『フレックス7シーティング・システム』を採用。多彩なシートアレンジを可能にしているのも魅力のひとつである。積載容量はクラス最大の1820L。これは2・3列シートを折りたたんだ状態であるが、2列目シートを使用する5名乗車時であっても645Lという余裕たっぷりの容量を確保している。
ここは気になる
 2.2LのECOTEC直噴エンジンは最高出力150ps、最大トルク21.9kgmという十分な力を発揮してくれるが、4速ATがこの性能を活かしきれていないと感じた。燃費性能に優れる直噴エンジンを搭載するならば、5速ATの採用は外せないハズ。また、エンジン、シャシーともにスポーティな味付けがなされているため、5速ATが組み合わされば、その魅力が助長されることは言うまでもない。ATが4速なのはホントに残念……。
実際に1週間乗ってみて
 1週間で300kmほどドライブしたが、ミニバンドライブにありがちな屈さを感じることは一切なく、オペルが『走れるミニバン』と謳う優れた運動性能を存分に確認することができた。シートアレンジもいろいろと試してみたが、取り説を読まずとも操作できる分かりやすさや、大きな力を必要としない手軽さなど、使い勝手の良さはオペルならでは。ブランド力ではスリーポインテッドスターに負けても、機能性では引けをとらないのがオペルの魅力なのである。家庭の事情でミニバンを選択せざるを得ないお父さん方にオススメしたい1台。それがザフィーラだ。
ひとこと
機能性と運動性を両立した、理想のミニバン。
スペック
SPECIFICARIONS オペル・ザフィーラ ●全長×全幅×全高(mm):4465×1805×1635●ホイールベース(mm):2705●トレッド(mm):F1485/R1505●車両重量(kg):1560●エンジン形式:水冷直列4気筒DOHC●ボア×ストローク(mm):86.0×94.6●総排気量(cc):2198●キャブレーション:電子制御式燃料噴射●最高出力(ps/rpm):150/5600●最大トルク(kgm/rpm):21.9/4000●トランスミッション:4速AT●サスペンション:Fマクファーソンストラット/Rトーションビームトレーリングアーム●ブレーキ:Fベンチレーテッドディスク/Rディスク●タイヤ:F&R205/55R16●価格(万円):334.0●問い合わせ先:ゼネラルモーターズ・アジアパシフィック・ジャパンTEL0120-064984

Report: s-memita : 17:50

2006年04月22日

今が買い! 2006年モデルの300Cに大注目。

クライスラー 300C
ROSSO目見田●文
ダイムラー・クライスラー日本●問い合わせ
試乗車プロフィール
 登場するや否や、アメリカはもとより、日本でも大ブレーク中のクライスラーの高級セダン『300C』。ワイルド&ダイナミックなエクステリアデザインは50~60年代のアメ車のテイストを色濃く漂わせているが、中身(プラットフォーム)はナント、メルセデスのEクラス(W210)と同型! 見た目で抱くイメージとは裏腹に、走りのシッカリしたドライビングサルーンである。エンジンはV型6気筒3.5LとV型8気筒5.7Lの2タイプを用意。今回は2006年モデルのV6に試乗した。
こんなところがGood
 2006年モデルからいくつかの装備類が変更を受けた。変更点を挙げると以下のとおり。 ●右ハンドルモデルを新設定(全車) ●V6エンジン搭載車に5ATを採用。 ●2DINサイズのHDDナビゲーションシステムが標準装備化(全車)。 ●ドアミラーに曇り止めヒーターを内蔵。格納も電動式に改めた(全車)。 ●ボディカラーの見直し(全車)。 ●フロントナンバー取り付け位置の変更(全車)。 このように、これまで欲しい!と思っていた装備類が2006年モデルからは一気に標準採用されることになった。嬉しい限りだ。購入の踏ん切りがつかなかった人も、これでハンコが押せる?
ここは気になる
 V6モデルとV8モデルの価格差は105万円。見た目の違いはリヤに備わる小さなバッジのみ。装備もほぼ同等。『V8のHEMIエンジンに惚れて……』という人は満足できるだろうが、V8モデルオーナーは105万円ものエクストラを払うわけなので、できればもう少し見た目に違いが欲しいところだ。
実際に1週間乗ってみて
 今回の試乗車はV6モデル、試乗距離は約200km。0~50km/hで流すシティドライブではトルクフルなエンジンの恩恵で、ゆったり静かなドライブを楽しめる。試乗後にカタログをみたら最大トルクは34.7kgmもあることが判明! しかも、最大トルクの発生回転は3800rpmというからオドロキだ。高速では5速ATになったことで、静寂性が一段と高まり、このクラスのモデルに相応しい成長を遂げたと感じた。2006年モデルになり、V6モデルのお買い得感がますます高まったと言えるだろう。
ひとこと
ほぼ共通のルックスと装備。V8よりもV6が断然オススメ!
スペック
SPECIFICARIONS クライスラー300C V6 ●全長×全幅×全高(mm):5010×1890×1490●ホイールベース(mm):3050●トレッド(mm):F1600/R1605●車両重量(kg):1750●エンジン形式:水冷V型6気筒●ボア×ストローク(mm):96.0×81.0●総排気量(cc):3518●キャブレーション:電子制御式燃料噴射●最高出力(ps/rpm):249/6400●最大トルク(kgm/rpm):34.7/3800●トランスミッション:5速AT●サスペンション:Fウイッシュボーン/Rマルチリンク●ブレーキ:Fベンチレーテッドディスク/Rディスク●タイヤ:F&R225/60R18●価格(万円):506.1●問い合わせ先:ダイムラー・クライスラー日本TEL0120-712812

Report: s-memita : 16:48

2006年04月21日

1クラス上の走りを手に入れたベーシックハッチバック。

アルファ147 2.0ツインスパーク・セレスピード
ROSSO細田●文
フィアット オート ジャパン●問い合わせ
試乗車プロフィール
 2005年4月にマイナーチェンジを実施し、熟成を深めたアルファロメオのエントリーモデル、147。トップグレードとなる今回の試乗車は、2Lツインスパークエンジンに5速セレスピードを組あわせている。標準モデルは5ドアのみの設定だが、スポーティバージョンのTIシリーズには3ドアも用意。新型では、ヘッドライトがシャープなデザインになるなど、内外装のブラッシュアップに加えてコンフォートサスペンションを搭載するなど、さまざまな面で磨きをかけている。
こんなところがGood
 相変わらず高回転まで淀みなく吹け上がるツインスパークエンジンは、なんといっても気持ちがいい。ついつい高回転まで回したくなってしまう。セレスピードの躾にも見直しが図られているようで、オートマチックモードであるシティモードでのドライブも、なかなかスムーズに加速していける。新型のスタイリングは賛否両論あろうが、個人的にはコチラが好み。すっきりしたマスクとリヤゲートのクロームラインが好印象だ。試乗車の水色ボディと薄いベージュ内装の組み合わせも新鮮でした。
ここは気になる
 ラテン系ハッチバック好きの担当者としては、今回の試乗で不満に感じた点はみつからなかった。強いて挙げるとすれば、ドアがアンロックのときは、リヤゲートを外側から開けられるといいと思う。ただ、これはアルファ車全体でいえることなので、アルファの考え方なのかもしれない。リモコンキーに開閉ボタンが付いているが、キーを差し込んだ状態で、荷物を積んだりするときに、わざわざセンターパネルのボタンを押さなければならない。あと、これもアルファ車全体のハナシになるが、キーレスエントリーの感度がもう少し上がるとウレシイ。
実際に1週間乗ってみて
 アルファの最新コンパクトモデルとして、同じCセグメントのライバルと十分張り合える魅力を備えた一台。これまで国産やドイツ車ばかりだった人にも抵抗なく乗れると思う。アルファ・ビギナーとしてもおすすめ。パドルシフトで操れるセレスピードは、ツインスパークユニットの回す楽しさを損なわない魅力が健在。コンフォートサスペンションを搭載する2.0ツインスパークは、147を1ランク上級の走りの演出にひと役買っている。
ひとこと
ラテン系ハッチバックの筆頭モデル。
スペック
SPECIFICATIONS  アルファ147 2.0ツインスパーク・セレスピード ●全長×全幅×全高(mm):4225×1730×1450●ホイールベース(mm):2545●トレッド(mm):F1510/R1495●車両重量(kg):1330●エンジン形式:水冷直列4気筒DOHC●ボア×ストローク(mm):83.0×91.0●総排気量(cc):1969●キャブレーション:電子制御式燃料噴射●圧縮比:10.0●最高出力(ps/rpm):150/6300●最大トルク(kgm/rpm):18.4/3800●トランスミッション:5速セレスピード●サスペンション:Fダブルウイッシュボーン/Rマクファーソンストラット●ブレーキ:Fベンチレーテッドディスク/Rディスク●タイヤ:F&R205/55R16●価格(万円):313.95●問い合わせ先:フィアット オート ジャパンTEL0120-779159 

Report: y-hosoda : 19:11

2006年04月03日

メガーヌRS+キットスポールの貴重な試乗。

メガーヌ・ルノー・スポール (キットスポール付き)
ROSSO平井●文
ルノー・ジャポン●問い合わせ
試乗車プロフィール
 メガーヌのホットモデルであるルノー・スポール(RS)バージョン。日本では右ハンドル&5ドアと、いずれもRSでしか選べない左ハンドル&3ドアの2仕様がラインナップされている。足まわりもキリリと引き締まっているが、ルノーらしい快適さも犠牲になっていないのが特徴。このキットスポールは成約者先着20名に無償で装着したキャンペーンで(既に終了)、チタンマフラー/18インチのトロフィー用ホイール&ダンロップ・スポーツマックスを組み合わせる。
こんなところがGood
 文句ナシでカッコイイホイールは、昨年夏頃に限定車でリリースされたメガーヌRSトロフィーに専用装着されていたもの。メタリックカラーであるテクニカルシルバーのボディとの組み合わせも絶妙で、特に夜は妖しい雰囲気で担当者を魅了してくれた。マフラーの音量が住宅街でも煩くない程度に抑えられているのはいかにもメーカー純正品らしく、音質共々好感が持てた。後はRSの良さをそのまま持っているので、ROSSO本誌のロングタームテストをご参照頂きたい(笑)。
ここは気になる
 5ドア+右ハンドルが圧倒的に便利なのは実感できたが、やはりRSは3ドアで乗りたい。サイドグラフィックの妙こそ、メガーヌのポイントだからだ。トロフィー用ホイールが18インチなのも惜しい。乗り味で言えばRSのベストバランスは17インチだと思うから。でもカッコは抜群……。悩むところだ。と言っても最大の問題は、このキットスポールが完売していること。フェイスリフトが迫っているが、ルノー・ジャポンによるとその前にもう一度キャンペーンを実施するかは検討中なので、ご期待を。
実際に1週間乗ってみて
 実はこのキットスポール、ルノー・ジャポンからプレスリリースが出る間もなく完売したそう。先代ルーテシアRSの時も数回あったキャンペーンなので、狙っていた方が多かったのかもしれない。今回逃した方は次のチャンスを見逃さぬよう、ディーラーさんとマメにコンタクトを。こうして広報車が用意されただけでも幸運なのに、1週間以上も乗れた私はホント幸せ。でも、この試乗でRSは3ドア(左ハンドル)+標準の17インチ装着がベストバイを実感してしまったのは……皮肉な結果?
ひとこと
RS買うなら3ドアで! でも家族持ちは5ドアで妥協?
スペック
SPECIFICATIONS メガーヌ・ルノー・スポール ●全長×全幅×全高(mm):4230×1775×1450●ホイールベース(mm):2625●トレッド(mm):F1515/R1520●車両重量(kg):1370●エンジン形式:水冷直列4気筒DOHCツインスクロールターボ●ボア×ストローク(mm):82.7×93.0●総排気量(cc):1998●キャブレーション:マルチポイントインジェクション●最高出力(ps/rpm):224/5500●最大トルク(kgm/rpm):30.6/3000●トランスミッション:6速MT●サスペンション:Fマクファーソンストラット/Rトレーリングアーム●ブレーキ:Fベンチレーテッドディスク/Rディスク●タイヤ:F&R225/45R17●ホイール:F&R7J×17●価格(万円):378.0●問い合わせ先:ルノー・ジャポンTEL0120-706365

Report: d-hirai : 11:45