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2006年05月06日

ルノーの看板ルーテシア、3代目は実力派。

ルノー・ルーテシア 1.6MT5ドア
ROSSO平井●文
ルノー・ジャポン●問い合わせ
試乗車プロフィール
 本国名クリオを名乗るルノー伝統のコンパクトモデルも3代目。サンクの時代も入れればその歴史は長く、失敗は許されない中心モデルとなるが、早速欧州でカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど好評価。日本へはこの3月から発売を開始し、まずは1.6Lエンジンを積む3ドアと5ドアを導入。ミッションがMTとAT両方用意されるなど、力の入ったモデル構成となる。それもそのハズ、メガーヌ、カングーとヒットを重ねたルノー・ジャポンにとって、その成否は今後を左右するからだ。
こんなところがGood
 先代から乗り換えてまず驚くのは、室内の大幅な質感アップ。メガーヌの安物版かと思いきや、メガーヌと同等、いやそれ以上かも。またメーカーが大幅に気を使ったという遮音は見事で、乗り始めはアイドリングでエンジンがかかっているか確かめたほど。試乗車はまだ硬さが残っていたが、1万kmも超えればいわゆる『ルノー足』になると思える足まわりとシートのよさは、毎日乗っているとジワジワと体にフィットしてくる。
ここは気になる
 地元フランスでは毎日乗る実用車、というような使われ方だから、そう言った意味ではイイのだが、日本でフランス車として乗るならもう少し華やかさが欲しい。外装は赤など13色もあるので選び放題だが、内装はこれ1色なのが……。あと個人的には左ハンドルの設定がないのも気にはなるが、それはRS(ルノー・スポール)バージョン日本導入まで待ちということで。買う側は、同じエンジンを積むメガーヌ1.6の存在が悩ましい?
実際に1週間乗ってみて
 ルーテシアのよさは乗れば乗るほど伝わってきた。スタイルや色も含めてメガーヌに比べると刺激的ではないのだが、長く乗るにはイイだろう。値段も200万円を切る手頃さで、この価格帯のコンパクトカーを探している方にはかなり魅力的と言える。装備のいいエルという仕様もあるが、個人的にはマニュアルエアコンの試乗車の仕様で十分(ついでに言えば5ドア+MTもベストバイ)。シャシーはまだまだ余裕がありそうで、スポーツバージョンRSが今から楽しみ。すべてがルノーらしい実用車で、買ったならばぜひ乗り倒して欲しい。
ひとこと
通好みが嬉しい、ザ・ルノー・コンパクト。
スペック
SPECIFICATIONS ルノー・ルーテシア1.6MT5ドア●全長×全幅×全高(mm):3990×1720×1485●ホイールベース(mm):2575●トレッド(mm):F1460/R1455●車両重量(kg):1160●エンジン形式:水冷直列4気筒DOHC16V●ボア×ストローク(mm):79.5×80.5●総排気量(cc):1598●キャブレーション:電子制御式●最高出力(ps/rpm):112/6000●最大トルク(kgm/rpm):15.4/4250●トランスミッション:5速MT●サスペンション:Fマクファーソンストラット/Rトレーリングアーム●ブレーキ:Fベンチレーテッドディスク/Rディスク●タイヤ:F&R185/60R16●ホイール:F&R6J×15●価格(万円):199.8●問い合わせ先:ルノー・ジャポンTEL0120-706365

Report: d-hirai : 18:37

2006年05月01日

スカンジナビアンデザインが光る、グッドエステート。

ボルボV50 T-5AWD
ROSSO平井●文
ボルボ・カーズ・ジャパン●問い合わせ
試乗車プロフィール
 現行ラインナップでボルボのベーシックラインを担うのがS40(セダン)/V50(エステート)シリーズ。先代はセダンがS40、エステートがV40だったが、車名でより差別化が図られた。プラットホームはフォード・グループ内で他車種にも採用されるものだが、デザイン、安全性、乗り味などすべてが上質なボルボ流に仕上げられている。S80からピーター・ホルバリーが始めたデザインはボルボのイメージを一新させ、このS40/V50ではそのアイデンティティが洗練された印象だ。
こんなところがGood
 いっぱいある。コンパクトながらボルボらしさが光り、クルマを大きく見せようとしていないスタイル/スカンジナビアンらしい色使い&デザイン(内装の黒も実は少し薄い色)/アルミの組み合わせが光るフローティングパネル/シート形状、サポート性などが自分の体にジャストフィット/小回りが素晴らしく効く/17インチのせいか若干硬い乗り心地だが、けして不快じゃない……などなど。今回初めて試乗したが、こんなにいいクルマだったとは。知らなかった自分を後悔。
ここは気になる
 このT-5AWDには12スピーカーのオーディオシステムが付いていてそれ自体はいいのだが、巨大なフロントドアスピーカーが物入れを圧迫している点は惜しい。全体的に収納スペースが少ないのも気になる。あと個人的な体型のせいか、ナビ画面の角度が最後まであわなかった。あと街中ではターボとAWDが活躍する場面がほとんどなく、もったいない感じ。489万円という価格もかなりプレミアム。と言うわけで街乗り中心なら、NAの2.4か2.4iがオススメだと言えよう。
実際に1週間乗ってみて
 メルセデス、BMW、アウディといったドイツ系でもなく、アルファロメオのようなラテン系でもない。輸入車の中でボルボはそれらと明らかに一線を画する選択肢として、実に魅力的だ。今回の試乗には裏の目的があって、実は父親がS90からV50への乗換えを検討していたので(顛末はこちらのブログで)、どんなクルマか確かめたかったのだ(個人的な理由でスミマセン)。そして試乗の結果、私は自信を持ってV50を推薦。それを聞いた父はドーンブルーパールのV50 2.4iを購入! これ以上ない結論だ。
ひとこと
親父殿・5年後譲って・格安で(字足らず)
スペック
SPECIFICATIONS ボルボV50 T-5AWD●全長×全幅×全高(mm):4515×1770×1500●ホイールベース(mm):2640●トレッド(mm):F1535/R1530●車両重量(kg):1570●エンジン形式:水冷直列5気筒DOHC+ターボ●ボア×ストローク(mm):83.0×93.2●総排気量(cc):2521●キャブレーション:電子制御式●最高出力(ps/rpm):220/5000●最大トルク(kgm/rpm):32.6/1500~4800●トランスミッション:5速AT●サスペンション:Fマクファーソンストラット/Rマルチリンク●ブレーキ:F&Rディスク●タイヤ:F&R205/55R16●ホイール:F&R6.5J×16●価格(万円):489.0●問い合わせ先:ボルボ・カーズ・ジャパンTEL0120-558500

Report: d-hirai : 20:41