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2007年01月25日

グッドルッキングなSUVスモールハッチ。

フォルクスワーゲン・クロスポロ
ROSSO細田●文
フォルクスワーゲンジャパン●問い合わせ




 コンパクトハッチバックにSUVのデザインテイストをプラスしたユニークなモデル、クロスポロ。ボトムラインをSUV風にアレンジしつつルーフレールや17インチホイールを装着。スモールサイズながら存在感のあるルックスを獲得している。
 
 パワートレインは1.6Lの直4エンジンに6速ATの組み合わせ。ルックスはSUVだが駆動方式は他のポロ同様にFFだ。
 
 試乗車のボディカラーはオレンジで、ボトムパートのSUVが際立っていて好印象。室内ではボディカラーとコーディネートさせたシートやインナードアパネルが明るい雰囲気。ルックスだけでも十分価値がある。
 
 シートに座ると、基本的には普通のポロと大差はない。若干着座位置が高くなるくらいか。ところがいざ走り出すと、17インチタイヤの効果で、コーナーでの踏ん張り感がとても高く、ルックスのイメージとうまくマッチさせている点が気に入った。唯一気になったのがパワーパックと足回りのバランス。17インチタイヤなら、もう少しパワーが欲しくなってしまう。

 チョット凝ったスタイルのスモールハッチを探している人がいたら、まずおすすめしたくなるモデルだった。(2007.3月号)

●価格:フォルクスワーゲン・クロスポロ 239万円

Report: rosso : 18:10

グランデ プントのフラッグシップは豪華装備!?

フィアット・グランデ プント1.4デュアロジック・テラ
ROSSO平井●文
フィアット オート ジャパン●問い合わせ




 以前レポートした3ドアに続き、市場でも3ドアに遅れて登場した5ドアの『1.4デュアロジック・テラ』をレポート。3ドアとの違いを簡単に書くと、エンジンが1.4Lの16Vからシングルカムの8Vになっていること、ミッションが6速MTから5速セミATの『デュアロジック』にかわっていること、単グレードが4グレードになっていることだ。

 グレードはベーシックグレードに加え、メガ、ギガ、テラという、コンピューターのメモリーの単位を使用したユニークなネーミングを使用した計4つを用意。単位が大きくなればなるほど豪華装備になるという考え方だ。試乗したテラにはWサンルーフ、バックセンサー、フルオートエアコンを装備していたが、個人的には何もついていないほうがこのクルマらしいと思う。

 しかしながら色使いといいファッション性の高さは秀逸。元気いっぱいの走りは確かに遅いが、でも楽しい。デシュアロジックのマナーも良好で、誰にでも勧められるイタリア車。(2007.3月号)

●価格:フィアット・グランデ プント1.4デュアロジック・テラ 224万円

Report: rosso : 18:07

2007年01月16日

還ってきた、あの乗り味。

シトロエンC6エクスクルーシブ
ROSSO藤本●文
シトロエン・ジャポン●問い合わせ





『XM』の後継モデルという言い方が正確なのか、どうかはわからないが、シトロエン・ファン待望のフルサイズセダンとしてデビューを果たしたのが、このC6。日本国内においてのグレードは、2946ccのV6ガソリンエンジンを搭載する『エクスクルーシブ』のみとなっている。

 なによりも目を惹かれるのは、CXをモチーフとしつつ現代的なテイストを融合させた、そのデザインだろう。事実、街中を流していても、いわゆるピュアスポーツモデルやドイツ系フルサイズセダンなどに対するものとは異なる、好意的な視線を向けられることが多かった。

 インテリアは、フラッグシップモデルらしく落ち着いた雰囲気。各種スイッチ類やマテリアルの質感も『シトロエンにしては……』という枕詞を用いなくとも、十分に満足できるレベルになったと言えるだろう。

 最後に、もっとも気になる乗り味については『往年のシトロエン・ファンの期待を裏切らない出来』とだけ、述べておきたいと思う。(2007.2月号)

●価格:シトロエンC6エクスクルーシブ 682万円

Report: rosso : 01:51

弾丸ロードスター!

メルセデス・ベンツSLK55AMG
ROSSO細田●文
ダイムラー・クライスラー日本●問い合わせ




 メルセデスSLKクラスのトップパフォーマンスバージョンであるSLK55AMG。泣く子も黙る(?)AMGモデルだ。

 コンパクトなロードスターボディに5.5LのV8ユニットを搭載するそのエンジンルームは、まさに詰め込んだという表現がふさわしい状態。それはさておき、この『強心臓』が演出する走りは、まさに強力。そしてショートホイールベースが演出するコーナリングも特筆すべき点で、ステアリングの操舵に対してリニアに反応してくれ、面白いくらいに鼻先がインを付く。有り余るパワー&トルクとの相乗効果で、ワインディングでは実にファンなドライブが楽しめる。

 さらにオープンという付加価値が付くのだから、ドライブの楽しさはひとしおといったところ。オープンでのドライブで感心した点がひとつ。シートのヘッドレスト下に設けられたエアスカーフというアイテム。首にあたる部分にエアコンの吹き出し口が設けられているもの。ウインタードライブでもこのエアスカーフによって、オープンドライブを快適にしてくれる。

 SLKならではのコンパクトボディにAMGを語るに相応しいパフォーマンスをプラスしたSLK55AMG。いつかは欲しいロードスター候補のトップ5に入るモデルだった。(2007.2月号)

●価格:メルセデス・ベンツSLK55AMG 1020万円

Report: rosso : 01:47

オススメは断然V6。

アルファGT 3.2V6 24V
ROSSOメミタ●文
フィアット オート ジャパン●問い合わせ




 アルファロメオのクーペ、それは男性なら誰でも一度は所有したいと胸焦がれるモデルだろう。そのアルファのクーペモデル『GT』には、2LJTSと3.2LV6の2タイプのエンジンが設定されているが、どうせなら珠玉のV6を堪能したい……と思い、3.2を試乗してみた。

 走りだしてすぐに、やっぱりイイなと感じたのがエンジン。アクセル開度に合わせるようにして快音を奏でるそのテイストは、操る者をアルファの世界へと引き込むかのようだ。回せば回すほどにパワーを増す感覚も、イタ車のNAエンジンならでは。直噴も熟成されたが、やっぱりアルファはV6に限るなぁと思ってしまった。

 駆動方式はFFのみ。240ps、29.4kgmを前輪のみで受け止めるため、トルクステアはやや強めだが、そうした欠点が逆に「オレがなんとかしてやろう!」という気持にさせてくれるから、アルファロメオは不思議なクルマだ。

 価格は543万9000円。ブランド、エンジン、スタイリングだけでも十分納得のバリューだろう。(2007.2月号)

●価格:アルファGT 3.2V6 24V 543万9000円

Report: rosso : 01:44

本国でフィアット復活のノロシとなった、『大きな』プント!

フィアット・グランデ プント1.4 16Vスポーツ
ROSSO平井●文
フィアット オート ジャパン●問い合わせ




 本国フィアットで久々のヒットとなったグランデ プントは、先代プントより文字どおり大きい(グランデ)が、魅力もグランデとなって登場した。3ドアのスポーティグレードがMTで1.4Lの16V、5ドアの売れ線がセミAT(デュアロジック)で同8V(装備の違う数グレードアリ)というラインナップだ。

 先に登場したこの『スポーツ』は、スポーティなルックスが自慢。17インチはオーバーサイズとの定評だが、個人的には30分で慣れた。ヒョコヒョコするアシはフィアット(ついでにランチア)の小型車特有のもので、高速ではちゃんと収まる絶妙なセッティング。パワーは95psしかないから速くはないが、MTのギヤをフルに使って走るのは本当に楽しい。

 ミニ・マセラティとも評されるジウジアーロ・デザインはお見事のヒトコト。内装も見た目ほど質感は高くないが、デザインと色使いはイタリアンの真骨頂だ。タイミングがタイミングなら買ってもおかしくなかった、2006年フィアットの星。(2007.2月号)

●価格:フィアット・グランデ プント1.4 16Vスポーツ 209万円

Report: rosso : 01:41

軽さが際立つスタイリッシュクーペ。

アウディTTクーペ2.0TFSI
ROSSO細田●文
アウディ ジャパン●問い合わせ




 フルモデルチェンジで2世代目へと移行したアウディのコンパクトクーペ、TT。新型の最大の特徴はASF(アウディ・スペース・フレーム)技術の採用にある。これはボディをアルミで構成するもので、A8などにも用いられた軽量化技術だ。TTの場合はボディ後部をスチールとすることで、前後重量配分が調整されている。

 ボディが軽くなったという印象は、走り出してすぐに気付く。身のこなしが軽快なのだ。FFモデルにありがちなフロントヘビーをかんじさせないコーナリングを披露してくれる。試乗モデルの2.0TFSIはベーシックモデルながら、ターボ加給の恩恵で100ps/Lを発揮。軽量ボディとのマッチングによって、新世代コンパクトクーペに相応しいパフォーマンスを演出していた。

 一方デザイン面だが、これは正常進化と解釈したい。初代のデザインも完成度は高かったといえるが、新型はそのイメージを踏襲しつつもより洗練度を引き上げたと思う。

 コンパクト・スペシャリティクーペとしては、上々の仕上がりを実感した。(2007.2月号)

●価格:アウディTTクーペ2.0TFSI 445万円

Report: rosso : 01:38

AMGはもはや不要!? とすら思わせる『アバンギャルドS』。

メルセデス・ベンツE550アバンギャルドS
ROSSO平井●文
ダイムラー・クライスラー日本●問い合わせ




 アバンギャルドSは、マイチェンと同時に設定されたモアスポーティなルックスを持つグレード。さらにAMGの63ユニットへの移行に伴い、エンジンも5Lから5.5Lへと進化。ズバリこのグレードのターゲットはBMW550iだ。

 ご覧のように、詳しい方でなければAMGとの区別がつかないほどスポーティなエクステリアは刺激的。乗っても387psを計上する5.5LのV8は十分なスペックで、これではAMGの存在を脅かすのでは……と思った次第(後日E63AMGに乗ったらもっとスゴかったけど)。

 クリーンディーゼルの影に隠れてはいるが、実はこのグレードが新Eクラスの大本命といえ、その仕上がりは大本命ともいえるデキ。BMW独特の硬質感か、全てを知り尽くした王者メルセデスか。実に迷うところだが、550iの971万円に対する+64万円の差は、このクラスのカスタマーには関係ない!?(2007.1月号)

●価格:メルセデス・ベンツE550アバンギャルドS 1035万3000円

Report: rosso : 01:35

マルチに活躍する『快足』ワゴン。

フォルクスワーゲン・パサート・ヴァリアントV6 4モーション
ROSSO細田●文
篠原晃一●写真
フォルクスワーゲン ジャパン●問い合わせ




 フォルクスワーゲンの国内ラインナップではフラッグシップとして位置づけられるパサート。そのワゴンモデルとなるヴァリアントは、セダン同様に3グレード設定する。試乗したのは最上級のV6 4モーションだ。

 3.2LのV6エンジンに6速DSGを組み合わせ、4輪を駆動する——。その走りはまさにステーションワゴンというボディを忘れさせるほどのパフォーマンスだった。加速は強力だし、コーナリングでは4WDならではの懐の深さを披露。特筆すべきはしなやかな足まわりで、ワインディングでも思いどおりのラインを描けるのだ。

 新世代フォルクスワーゲンをアピールするフロントマスクをはじめとするスタイリング、ユーティリティを追求したステーションワゴンのパッケージング、十分以上パフォーマンス……。マルチに活躍してくれる1台だ。(2007.1月号)

●価格:フォルクスワーゲン・パサート・ヴァリアントV6 4モーション 459万円

Report: rosso : 01:29

巧みなマーケティングで登場した『クリーンディーゼル』。

メルセデス・ベンツE320CDIステーションワゴン・アバンギャルド
ROSSO平井●文
篠原晃一●写真
ダイムラー・クライスラー日本●問い合わせ




 マイナーチェンジと同時に日本導入された『クリーンディーゼル』。ダイムラー・クライスラー日本が巧妙なのは、それをアバンギャルド・スタイル、すなわちスポーティなルックスで用意したこと。お陰で外見上はエンブレムを見なければそれとわからず、しかも乗っていても窓を開けて音を聞かない限りディーゼルとわからない。つまりガソリンエンジンのEクラスワゴンと同じアピアランスに低燃費のエンジン組み合わせた、実にお得な仕様が出来上がったというワケだ。

 それ以外で唯一ディーゼルであることを意識させるのは、トルクバンドが若干狭いこと。でも気になるレベルではなく、敢えて言えばという程度だ。巧みな戦術で登場したクリーンディーゼルは、今後の日本輸入車市場の試金石となる。その成功を心より祈りたい。(2007.1月号)

●価格:メルセデス・ベンツE320CDIステーションワゴン・アバンギャルド 877万8000円

Report: rosso : 01:27

ザ・プレミアムオールラウンダー。

アウディA6オールロードクワトロ 4.2FSI
ROSSO細田●文
篠原晃一●写真
アウディ ジャパン●問い合わせ




 フルモデルチェンジでA6ファミリーの一員となった、オールロードクワトロ。日本仕様には4.2LV8エンジンを搭載する4.2FSIと、3.2LV6エンジン仕様の3.2FSIの2グレードが設定される。

 試乗したのは上級の4.2FSI。A6アバントのスマートなスタイリングにオールロードクワトロならではのワイルドなディテールがプラスされた外観は独特の雰囲気を発散していて好印象だった。

 オールロードクワトロに搭載されるエアサスペンションは5段階調整が付く。路面の状況に合わせてセットすることで、オンロードからオフロードまで、逞しい走りを演出する。試乗はドライのオンロードのみにとどまったが、A6アバントに遜色のないパフォーマンスを発揮してくれた。

 まさにプレミアムオールラウンダーの代表的存在といえる。(2007.1月号)

●価格:アウディA6オールロードクワトロ 4.2FSI 992万円

Report: rosso : 01:23

この迫力と加速力。これはもう史上最強のSクラス!

メルセデス・ベンツS65AMGロング
ROSSOサクライ●文
ダイムラー・クライスラー日本●問い合わせ




 メルセデス・ベンツのトップエンドに位置するAMGは、これまでのコンプレッサー一辺倒から、大胆なツインターボチューニングと自社製NAエンジンの採用に戦略をシフトしてきている。S65AMGは、ツインターボ戦略のフラッグシップとして、ふたつのエンジンラインナップの頂点に立つモデルである。

 NAのS63AMGにはロングとショートのふたつのホイールベースを用意するが、コチラはロング専用。6LV12ツインターボはかのエンツォ・フェラーリに迫る612psで、ちょっと右足に力を込めると「あららららららららら〜」と言っている間に法定速度を遥かに超えた領域に差しかかる。どう考えてもこのパフォーマンスを本気では試せない。特に日本では。

 ESPもABSもAMG専用チューンで、その乗り味はストックのSクラスとは一線を画すソリッドなもの。しかし乗り心地は極上である。

「一番高いヤツをもってこい」という日本的な買い方で選ばれるには、あまりにももったいないマニアも唸る高性能マシン。違いの分かる走りを捨てたくない理性を持ち合わせたオヤジ向けのモデルだ。

 理性がなかったら日本では乗れない……というかすぐに免許がなくなって乗れなくなるし。王道、直球、これぞAMG! といわせるツラ構えと性能がS65AMGロングの真骨頂だ。(2007.1月号)

●価格:メルセデス・ベンツS65AMGロング 2782万5000円

Report: rosso : 01:16

2007年01月13日

ビューティフルフレンチクーペ。

プジョー・クーペ407
ROSSO細田●文
篠原晃一●写真
プジョージャポン●問い合わせ




 406クーペからバトンタッチされたクーペ407。407クーペとは呼ばないのは、ブジョー自信のデザインによって、自信をもって送り出す意欲の表われだという。

 そんなクーペ407は、407セダンをベースとしていながらも、独特のアピアランスを構築している。それは走りの面でもいえることで、ワイドタイヤを組み合わせることで、とくにコーナリングでの高い安定感を演出している。プジョーといえば『猫足』というキーワードがあるが、このクーペ407でもしっかり味わえ、ワインディングでの身のこなしは秀逸といっていいレベル。

 エレガントなスタイリング、ファンな走り……。クーペ407は新世代プジョーのエッセンスを実感できるモデルに仕上がっているといえる。(2006.12月号)

●価格:プジョー・クーペ407 549万円

Report: rosso : 21:06

新世代アルファを実感させるGTセダン。

アルファ159 3.2JTS Q4
ROSSO細田●文
篠原晃一●写真
フィアット オート ジャパン●問い合わせ




 159のトップモデル3.2JTS Q4は、そのグレード名が示すとおり、3.2LのV6エンジンを搭載した4WD仕様だ。トランスミッションは6速MTで左ハンドルとなっている。
2.2Lの直4エンジン同様にV6ユニットも直噴仕様となったわけだが、サウンドもなかなかご機嫌だし、パワー、トルク共にアルファのV6ユニットとして十二分のレベルを発揮。

 ワインディングでもなかなかの身のこなしを披露するが、もっとも得意とするのは高速クルージングに感じた。豊かなパワー&トルクを活かした高速走行はまさに頼もしく、4駆というメリットも手伝って、安定感は抜群! その走りはトップグレードに相応しいパフォーマンスだった。今後、オートマチックモデルの上陸が予定されているらしいので、人気に拍車がかかりそうだ。(2006.12月号)

●価格:アルファ159 3.2JTS Q4 529万円

Report: rosso : 21:01

玄人ウケ必至の伏兵! 乗り味絶品のスポーティセダン。

フォード・モンデオST
ROSSO平井●文
フォード・ジャパン・リミテッド●問い合わせ




 モンデオというクルマの印象を思い出せないまま乗り込んだら、50mでそのよさに感動。いかにもヨーロッパ車らしいシットリとした乗り味なのだ。それは高速路に出ても変わらず、今回は鈴鹿まで往復したのだが、その道中も感心すること仕切り。グレードはSTというスポーツ系だが、きっとSTシリーズ開発グループには、絶妙なセッティングを出せるテスターがいるに違いない。

 個人的にこの色が好きなせいもあるが、エクステリアデザインにも好感。ただインテリアはシートこそ絶品なのだが、インパネまわりのデザインは正直旧さを感じる。まあモデル末期だからしょうがないのだが……。それとブランドバリュー的には、日本ではチョット辛いかも。450万円出すなら乗りつぶす覚悟が必要か。でもその乗り味は実に魅力的で、優良ヨーロッパセダンのよさをご存知の、ツウ(玄人)にオススメしたい1台だ。(2006.12月号)

●価格:フォード・モンデオST 450万円

Report: rosso : 20:53 | コメント (0)

迫力のルックスにユーティリティをプラス。

クライスラー300Cツーリング5.7HEMI
ROSSO細田●文
ダイムラー・クライスラー日本●問い合わせ




 アメリカ本国だけでなく、ここ日本でも好評を博しているクライスラーの300C。ステーションワゴン版となるこのツーリングはBピラー以降のボディが専用設計されている。リヤゲートはルーフの後端まで開口部が取られている効果で荷物の出し入れがしやすい。ラゲッジスペースもフラットで、堂々としたボディから想像できるとおり、そのキャパシティは広大といえるレベル。後席は分割可倒機構が採用されているので、積載性の高さは上々だ。

 走りの面では、セダンよりボディが重く(とくにリヤ)なったのがプラスに働いているようで、身のこなしが軽くなった印象。5.7Lヘミ・エンジンが演出する逞しい加速と相まって、アメリカンマッスルワゴンはスマートなドライブが楽しめた。(2006.12月号)

●価格:クライスラー300Cツーリング5.7HEMI 646万8000円

Report: rosso : 20:50

元気モリモリの『クセモノ』ホットハッチ。

フォード・フィエスタST
ROSSO平井●文
フォード・ジャパン・リミテッド●問い合わせ




 フォーカス→モンデオの順に乗ったSTシリーズ試乗。両車ともなかなかのクセモノだったのでこのフィエスタにも期待したら、これもやっぱりクセモノ! まずそのガッシリ感に驚き、走り出したらけしてバカっ速ではないもののとにかく元気。それもそのハズ、エンジンは何と2L! 室内には音がガンガン入ってくるけれども、どんどん回して走るいかにもヨーロピアンコンパクトな雰囲気が素敵。

 割り切りもイイ。最低限の装備で余計なものがついていない(リヤゲートも室内のスイッチでしか開かない、とか)。ただし個人的には室内のニオイが苦手で(こればかりは好みの問題なので仕方ない)、忙しい時期だったこともあり、その元気さに負けそうになってしまった。昔が懐かしいホットハッチ好きにオススメ。あの頃の元気を思い出せ!(2006.12月号)

●価格:フォード・フィエスタST 249万円

Report: rosso : 20:45

う〜ん残念のラインナップ落ち……。今や貴重な試乗だった!?

BMW330i
ROSSO平井●文
ビー・エム・ダブリュー●問い合わせ




 3シリーズのフラッグシップは現在、クーペを皮切りにセダン/ツーリングともに直噴ツインターボの335iへ切り替わっており、この試乗はそのデビュー直前に比較のため試乗。当時は335iと330iを併売するのかと思い込んでいたら、日本では335iデビューと同時に330iがラインナップ落ち! 330は4WDのxiのみとなった。

 実はそのxiにも直前に乗っており、約100kg軽い330iに乗り換えたらさすがにその身軽さに驚いた。相変わらずのバランスのよさは見事で、BMWはやはりフルラインナップスポーツなのだと再確認。正直、目黒の奥様のアシ(会社周辺にはとても多い)にはもったいない! さらにいえば目黒近辺ではほとんどがシルバーやホワイトだが、このようなグリーンも素敵。平日にもステアリングを握る積極派のオトーサンは、高年式の中古狙いで(笑)。(2006.11月号)

●価格:BMW330i 販売終了

Report: rosso : 20:41

トップパフォーマンスモデルに相応しい迫力!

クライスラー300C SRT8
ROSSO細田●文
ダイムラー・クライスラー日本●問い合わせ




 300Cのラインナップの頂点に君臨するトップパフォーマンスモデル、SRT8。SRTとはスポーツ&レーシングテクノロジーの略で、つまりスポーツ性を追求したモデルに付けられる特別なネーミングだ。

 300CのSRT8は搭載されるHEMIエンジンの排気量を6.1Lに拡大し、431psをマークする。一方ブレンボ製ブレーキシステムを始めとする足まわりのエクイップメントも専用のチューニングを施している。その実力は0→100km/h加速を5秒でこなす。

 実際に試乗してみると、大柄なボディを感じさせない強力な加速、そして約1.9tの車重を感じさせない軽やかなフットワークにただただ感心するばかりだった。

 ルックスはエクステリアもインテリアもさりげなく専用ディテールで演出されており、一見標準モデルとの見分けはつきにくい。そこがマニア心をくすぐってくれる。
アメリカンマッスルセダンの新時代を感じさせるパフォーマンスの持ち主といえる。(2006.11月号)

●価格:クライスラー300C SRT8 726万6000円

Report: rosso : 20:37

ホットハッチマニアは、グッドルッキングなスタイルにKO!

フォード・フォーカスST
ROSSO平井●文
フォード・ジャパン・リミテッド●問い合わせ




 たぶんこのメリハリのあるスタイルと、エレクトロニックオレンジ(電気オレンジ!?)の組み合わせにKOをくらった人もいるだろう。かくいうワタシもそんなひとりだ。ホットハッチ好きにはたまらないスタイルに、225psを計上するボルボ製2.5L直5ターボ。価格330万円は安いなぁと思った次第。

 その高揚感はオレンジを多用した室内でも維持されるが、個人的にはその直5ターボのフィーリングがイマイチ。トルクがあり使いやすく速いのだが、官能的かと言えばそうではない(あくまでに個人的には)。ブースト計を眺めながらターボを使いガンガン回していくと、それと比例するかのように燃料計がグイグイ下がり、燃費もこのご時勢気になるところ。評論家のみなさんが褒められるスポーツ性などは、試す機会がなかったので、先生方の原稿を読んで頂きたい(笑)。でも降りて写真を撮っていたら、またカッコヨク見えてきて……。(2006.11月号)

●価格:フォード・フォーカスST 330万円

Report: rosso : 20:33

限定車ならではの魅力が独特の存在感を発揮。

アルファ147ブラックライン(限定車)
ROSSO細田●文
フィアット オート ジャパン●問い合わせ




 147のブラックラインは2006年6月に登場した300台の限定車。ベースとなったのは2.0ツインスパーク・セレスピードで、外観では専用デザインホイールのほか、ルーフやドアミラーカバーなどをブラックアウトしている。ボディカラーは写真のシルバーのほかレッドが設定された。サスペンションもスポーツタイプとなる。

 インテリアもブラックをベースカラーにしており、アバンギャルドなイメージを発散。注目の専用アイテムとしてiPod nanoが標準で装備されている。

 スポーツサスペンションが演出する走りは若干固めとなるものの、タウンスピードでも不快感はなくむしろスポーツドライビングを掻き立てる仕上げ。セレスピードのパドルシフトを駆使したリズミカルな走りがよく似合う。

 147のなかでも独自のルックスを演出するブラックライン。気になる方は早めにチェックしてほしい。(2006.11月号)

●価格:アルファ147ブラックライン(限定車) 303万4500円

Report: rosso : 20:30

精巧なシルキーシックスが超魅力的なスーパーオープン。

BMW Z4Mロードスター
ROSSO平井●文
ビー・エム・ダブリュー●問い合わせ




 広報のAさんが「疲れている体にはキキますよ」と不敵に笑ったように、忙しい時期のドライブは正直ツラかったが、それだけ本気度の高い1台。それがZ4 Mロードスターだ。
 3245ccから343psを弾き出すシルキーシックスをフロントミッドシップに縦置き。キメ細かくいかにも精巧な機械というアイドリングから、踏み込んだ先に広がるレーシーなサウンドは、このエンジンだけでもお金を出す価値ありと思わせるほど魅力的。さらに待っているのはオープンドライブの爽快感。ああ、何と魅力的な『マシン』よ……。

 ちなみに数日使って不便だったのは物入れの少なさ。でもiドライブと違うロジックを持つポップアップ式のナビは、全然使いやすかった。SLK55AMGには乗っていないけど、きっとこっちの方がピュアスポーツ。(2006.11月号)

●価格:BMW Z4Mロードスター 837万円

Report: rosso : 20:26

ルーフの5変化であらゆるライフスタイルにマッチ。

シトロエンC3プルリエル
ROSSO細田●文
シトロエン・ジャポン●問い合わせ




 C3プルリエルは、C3ベースに特別なルーフを備えるオープンモデル。オープンモデルとひと言でかたずけるには、いささか語弊があるのだが、このルーフは他に例を見ない機構を備えている。そのルーフ機構とは、すべてクルーズした状態のサルーン、ルーフ上部のみをオープンさせた状態のパノラミックサルーン、そしてルーフ上部を全てオープンにしたカブリオレ、さらにルーフサイドのAピラー以降のフレームを外したスパイダー、最後にスパイダー状態のリヤゲートを開けた状態のスパイダーピックアップ、である。

 ルーフのフレームを外す作業は大人ひとりでもなかなか困難。しかも外した状態で雨に降られると……。というわけで現実的に有効なスタイルはサルーン、パノラミックサルーン、カブリオレの3スタイルとなるだろう。とはいえ、近所までとか、条件がゆるせばルーフをすべて取り払ってのドライブはなんとも開放的だ。こんな多彩なボディスタイルが楽しめるユニークグルマは、独創的デザインを得意とするシトロエンならではといえる。

 走りはベースのC3 1.6より若干ルーフの重さ分落ち着いた印象。だが、2ペダル仕様のセンソドライブとの好マッチングによりキビキビしたドライブもなかなかイケる。
キュートなルックスに多彩なボディスタイル。これだけで選ぶ価値は十分にありそうだ。(2006.10月号)

●価格:シトロエンC3プルリエル 279万円

Report: rosso : 20:22

すべてに長けた理想の1台。

アウディA3スポーツバック2.0FSI
ROSSOメミタ●文
アウディ・ジャパン●問い合わせ




 アウディのエントリーモデルとして高い人気のA3。試乗したのは2LのFSIエンジンを搭載する『A3スポーツバック2.0FSI』だ。

 試乗車をパッとみた瞬間、「間違えてS3を予約したんだっけ……」と思ってしまったが、現行モデルにS3は存在しない。よく観察して気づいたが、これは『S』シリーズと同じパッケージ(専用エアロパーツ、スポーツサスペンション)を備えた『Sライン』仕様だった。

 2LのFSIエンジンのスペックは150ps、20.4kgmと必要十分。フィーリングも良く、言われなければ、直噴エンジンであることに気づかない。しかし、移動の足として都内で使う場合などは驚くほどの低燃費性能を発揮し、FSIであることを意識させられた。参考までに、一般道を100kmを走行した時点での燃費は8km/L台後半。これには6速ティプトロニックという多段式ギヤも貢献しているだろう。

 室内は大人5人が十分乗れるほどのスペースを確保。その後方には最大容量1100Lのラゲッジスペースを備える。特にラゲッジはただ広いだけではなく、底面やトノカバーの裏にネットを備えるなど、機能性も優れている。

 1台で全てのシーンがこなせるクルマを求めている人には、絶対の自信をもってオススメしたモデルだ。(2006.10月号)

●価格:アウディA3スポーツバック2.0FSI 339.0万円

Report: rosso : 20:18

実は一番グッドバランスなA8?

アウディA8 3.2FSIクワトロ
ROSSO藤本●文
アウディ・ジャパン●問い合わせ




 アウディのフラッグシップサルーンとしての重責を担っているのが『A8』だ。

 今回試乗を行なったのは、そのベーシックグレードである『3.2FSIクワトロ』。3122ccの排気量から260psの最高出力と33.6kgmの最大トルクを発揮する同社自慢の直噴技術を採用したコンパクトなLV6エンジンを搭載している。このエンジン、スペックを見ると物足りない印象を受けるが、高速道路を中心に東京〜仙台間を往復するという今回の試乗コースにおいて、このエンジンの動力性能に不満を感じることは一度もなかった。

 オールアルミボディの採用による車体そのものの軽量化もさることながら、絶妙に躾けられたエンジンの出力特製の妙も大いに関係しているのだろう。

 ステアリングを右へ左へとせわしなく切り続けるようなワインディングを走っても、フルサイズサルーン特有の重ったるさを感じることがなく、実感としてベストバランスのA8だと感じた。(2006.10月号)

●価格:アウディA8 3.2FSIクワトロ 858万円

Report: rosso : 01:42

デザインとサイズで新世代アルファを実感。

アルファ159 2.2JTS
ROSSO細田●文
フィアット オート ジャパン●問い合わせ




 新世代アルファの第1弾として登場した159。ベーシックモデルの2.2JTSはそのグレード名のとおり、直噴仕様の2.2Lの直4エンジンを搭載している。パンチの効いた加速こそ上級の3.2JTSに譲るが、加速感は十二分だし、フットワークも上々。アルファ・ビギナーにもお勧めできる1台に仕上がっている。

 ジウジアーロによるデザインが光る内外装の仕上げも秀逸のレベル。159がDセグメントでトップクラスのボディサイズであることに加えて、この巧みなデザインによって、存在感は非常に高い。

 2006年末には待望の2ペダルモデル、セレスピード仕様が追加され、ますます選びやすくなっている。個人的には試乗車の3ペダルで小気味よく走らせるほうが好みだが、セレスピード仕様に試乗したら気が変わるかもしれない。(2006.9月号)

●価格:アルファ159 2.2JTS 399万円

Report: rosso : 01:28

磨きぬかれた魅力。

メルセデス・ベンツML350 4マチック
ROSSOメミタ●文
ダイムラー・クライスラー日本●問い合わせ




 フルモデルチェンジを受け2代目となったML。ラインナップはV6の3.5Lエンジンを搭載するML350と、V8の5Lを積むML500の2モデルで構成されるが、今回の試乗車はML350。

 最高出力272ps、最大トルク35.7kgmを発生させるV6ユニットは、2tを超すMLのボディを楽々と加速させるが、それ以上に感心させられたのが軽やかにまわるエンジンフィーリング。軽量ピストン&コンロッドの採用と、シリンダーヘッドのアルミニウム化により、スポーツカーのようなスムーズなフィーリングが実現されている。さらに電子制御式共鳴吸気マニフォールドの採用で、最大トルクの約90%を1500rpmで発生させるなど、エンジン性能を効率的に使いこなす設計も実に見事。

 こうした中身の熟成だけではなく、スタイリングもより躍動感溢れるものに改められており、その魅力は全体として大きく高まったという印象を受ける。

 初代MLはなんとなく流行に合わせて発売させたSUVといった感じが拭えなかったが、ライバルひしめく中で磨き抜かれた2代目は、真のSUVに相応しいモデルに仕上がっていると感じた。このセグメントにおいて、MLがさらなる飛躍をみせることは間違いないだろう。(2006.9月号)

●価格:メルセデス・ベンツML350 4マチック 714万円

Report: rosso : 01:23

なごめるスカンジナビアン・エステート。

ボルボV70
ROSSO細田●文
ボルボ・カーズ・ジャパン●問い合わせ




 ボルボのエステートといえばV70。日本でも大人気を博しているモデルの1台といえる。試乗車はベーシックグレードのV70で、インスクリプションプログラムを取り入れている。

 このインスクリプションは、内装やシートのカラーを好みにセレクトできるもので、ボディカラーとのコーディネーションを楽しむことができる。試乗車の場合はライム系のボディカラーにグレーとベージュのツートーンの内装を組み合わせていたが、とても明るいイメージで好印象だった。

 一方走りの面では、170ps/22.9kgmを発揮するNAの2.4L直5エンジンは強力ではないが十分な加速を披露してくれるし、フットワークテイストも固すぎず柔らかすぎずのちょうどいいレベルに感じた。ゆったりとクルージングを楽しむステーションワゴンとして、日本でも衰えることを知らない人気の高さを実感できた。

 インスクリプションはボルボのほぼ全ての車種に適用されるプログラムなので、購入候補に挙がっているなら要チェックだ。(2006.9月号)

●価格:ボルボV70 459万円

Report: rosso : 01:20

2007年01月11日

独特のデザインとスマートな走りが光る。

BMW Z4ロードスター3.0si
ROSSO細田●文
ビー・エム・ダブリュー●問い合わせ




 マイナーチェンジでエクステリアデザインをブラッシュアップしたZ4。フロントセクションではバンパーの形状を若干変更。リヤビューではライトのデザインが3シリーズにも取り入れられている横バーが組み込まれた。適度な包まれ感とZ4ならではのインテリアも健在。ブラックのボディとベージュの内装のコンビネーションだった試乗車は大人のロードスターといった雰囲気。スーツスタイルにもマッチするコンビネーションが印象的だった。

 走りの面では相変わらずスマートな身のこなしを披露するものの、旧型よりハンドリングが若干マイルドに感じたのは『M』との位置づけを明確にするためか? だが、以前として3Lのストレート6エンジンが演出する加速は気持ちを高ぶらせてくれ、オープンで味わう走りはなんとも贅沢な気分にさせてくれる。(2006.9月号)

●価格:BMW Z4ロードスター3.0si 594万円

Report: rosso : 21:06

これぞセレブのメルセデス!

メルセデス・ベンツCLK55AMGカブリオレ
ROSSOメミタ●文
ダイムラー・クライスラー日本●問い合わせ




 メルセデスのオープン4シーター『CLKカブリオレ』をベースにしたAMGモデル、それが『CLK55AMGカブリオレ』だ。搭載されるエンジンは5.5LのV型8気筒。車名はSL55AMGなどと同じ『55』となっているが、CLKに搭載されるのはコンプレッサーを備えないタイプ。最高出力は360psと、SL55の517psに比べればやや控えめだが、その走りは十分刺激的なものである。

 エクステリアにはAMGデザインのフロントバンパー、サイドスカート、18インチホイールを専用装備。インテリアにはサイドサポート性が高められたスポーツシートや、320km/hまで目盛りが刻まれたフルスケールメーターを採用し、スポーティな性能に見合ったスタイルに仕立て上げられている。

 車両価格は1241万1000円。同じ金額を払えばSLも十分狙えるが、4シーターのオープンで、ソフトトップを備えたこちらの方が贅沢な感じが強い。セレブ気分で乗りたい人には、SLよりもオススメだ。(2006.8月号)

●価格:メルセデス・ベンツCLK55AMGカブリオレ 1241万1000円

Report: rosso : 20:58

実用性も追求した走りもイケるワゴン。

BMW 325iツーリング
ROSSO細田●文
ビー・エム・ダブリュー●問い合わせ




 3シリーズのツーリングは2006年末で320i、325i、335iの3モデルをラインナップしている。試乗車325iツーリングは、2.5Lの直6エンジンを搭載。セダンと比較しても走りに遜色は見られず、ステーションワゴンにありがちな走行中のノイズレベルも低く抑えられている。パワーやトルクも十分で218ps/25.5kgmのスペックは多人数乗車&荷物満載でも不満なく走れそうだ。

 一方、ワゴンとしての実用性も高く、フラットなラゲッジフロアは十分なスペースを確保しているほか、分割可倒式リヤシートをアレンジすれば荷物の形状や大きさに合わせてスペースが拡大できる。リヤゲートは上半分のガラス部分だけを開閉させることが可能。これは狭い場所での荷物の出し入れに重宝する。さらにこのガラスゲートはトノカバーと連動する便利な機能も備えている。トノカバーをかけている状態でガラスゲートをオープンすると連動してトノカバーが開くのだ。現行3シリーズの高水準の走りに、高いユーティリティを備えた325iツーリングは、アクティブなカーライフにぴったりの1台といえそうだ。(2006.8月号)

●価格:BMW 325iツーリング 555万円

Report: rosso : 20:47

2007年01月07日

侮れないエントリーモデル。

アルファ147 1.6ツインスパーク
ROSSOメミタ●文
フィアット オート ジャパン●問い合わせ




『147 1.6ツインスパーク』はアルファの現行モデルの中で、一番価格の手頃なモデル。値段はズバリ、257万250円!! これなら「オレでもアルファ・オーナーになれる!?」という希望と、「安かろう悪かろうじゃイヤだな」という不安を胸に秘めて試乗してみたが、これがなかなかの仕上がりだった。

 エンジンは直列4気筒の1.6Lを搭載。最高出力120psとアルファにしてはやや非力だが、5速マニュアルシフトを駆使すれば実にアルファらしいファンな走りが楽しめる。モアパワーを望むどころか、むしろ120psであることに感謝したくなるような印象を受けてしまったほどだ。

 走りを支えるフットワークも絶妙。15インチにダウンサイズされたタイヤ&ホイールが147にドンピシャで、ピッチングが抑えられた素直なハンドリングを実現している。

 デュアルゾーン式フルオートエアコン、6エアバッグ、アルミホイールなどを標準採用するなど、装備面も文句ナシの充実ぶり。

 エントリーモデルではあるが、侮れない魅力を備えた1台と言えるだろう。(2006.7月号)

●価格:アルファ147 1.6ツインスパーク 257万2500円

Report: rosso : 23:12

10年経っても色褪せない魅力。

フィアット・バルケッタ
ROSSOメミタ●文
フィアット オート ジャパン●問い合わせ




 現行モデルの中でもっとも気軽に乗れるイタリアン・オープン、それが『フィアット・バルケッタ』。気軽な理由のひとつは価格で、292万950円というプライスはマツダ・ロードスターとほぼ同じ。そしてもうひとつの理由は軽快な走り。車両重量(1110kg)とパワー(130ps)のバランスが見事で、実に軽やかなフットワークを見せてくれた。

 魅力はこれだけに尽きない。シンプルでありながらも卓越したデザインでまとめ上げられたインテリアなどは、デビューから10年経った今見ても新鮮味を失っていない。座面がグッと落ちたドライビングポジションも、古典的なオープンスポーツのテイストを上手く再現しており、シートに腰掛けただけでも気分が盛り上がる。

 さらに、ヒーテッド電動ドアミラー、キーレスエントリー、ティンテッドガラス、レザーインテリアの新採用などでお買い得感は一層高まったが、ソフトトップが手動式のままというのは唯一残念な点だ。とは言えそれは個人的な意見。路肩にクルマを止めて、幌を開け閉めして……という動作も楽しみのひとつ! と納得できるオーナーにとっては、最高のパートナーになりえる1台だろう。(2006.7月号)

●価格:フィアット・バルケッタ 292万9500円

Report: rosso : 22:50