2007年01月16日

本国でフィアット復活のノロシとなった、『大きな』プント!

フィアット・グランデ プント1.4 16Vスポーツ
ROSSO平井●文
フィアット オート ジャパン●問い合わせ




 本国フィアットで久々のヒットとなったグランデ プントは、先代プントより文字どおり大きい(グランデ)が、魅力もグランデとなって登場した。3ドアのスポーティグレードがMTで1.4Lの16V、5ドアの売れ線がセミAT(デュアロジック)で同8V(装備の違う数グレードアリ)というラインナップだ。

 先に登場したこの『スポーツ』は、スポーティなルックスが自慢。17インチはオーバーサイズとの定評だが、個人的には30分で慣れた。ヒョコヒョコするアシはフィアット(ついでにランチア)の小型車特有のもので、高速ではちゃんと収まる絶妙なセッティング。パワーは95psしかないから速くはないが、MTのギヤをフルに使って走るのは本当に楽しい。

 ミニ・マセラティとも評されるジウジアーロ・デザインはお見事のヒトコト。内装も見た目ほど質感は高くないが、デザインと色使いはイタリアンの真骨頂だ。タイミングがタイミングなら買ってもおかしくなかった、2006年フィアットの星。(2007.2月号)

●価格:フィアット・グランデ プント1.4 16Vスポーツ 209万円

Report: rosso : 01:41

2007年01月13日

元気モリモリの『クセモノ』ホットハッチ。

フォード・フィエスタST
ROSSO平井●文
フォード・ジャパン・リミテッド●問い合わせ




 フォーカス→モンデオの順に乗ったSTシリーズ試乗。両車ともなかなかのクセモノだったのでこのフィエスタにも期待したら、これもやっぱりクセモノ! まずそのガッシリ感に驚き、走り出したらけしてバカっ速ではないもののとにかく元気。それもそのハズ、エンジンは何と2L! 室内には音がガンガン入ってくるけれども、どんどん回して走るいかにもヨーロピアンコンパクトな雰囲気が素敵。

 割り切りもイイ。最低限の装備で余計なものがついていない(リヤゲートも室内のスイッチでしか開かない、とか)。ただし個人的には室内のニオイが苦手で(こればかりは好みの問題なので仕方ない)、忙しい時期だったこともあり、その元気さに負けそうになってしまった。昔が懐かしいホットハッチ好きにオススメ。あの頃の元気を思い出せ!(2006.12月号)

●価格:フォード・フィエスタST 249万円

Report: rosso : 20:45

ホットハッチマニアは、グッドルッキングなスタイルにKO!

フォード・フォーカスST
ROSSO平井●文
フォード・ジャパン・リミテッド●問い合わせ




 たぶんこのメリハリのあるスタイルと、エレクトロニックオレンジ(電気オレンジ!?)の組み合わせにKOをくらった人もいるだろう。かくいうワタシもそんなひとりだ。ホットハッチ好きにはたまらないスタイルに、225psを計上するボルボ製2.5L直5ターボ。価格330万円は安いなぁと思った次第。

 その高揚感はオレンジを多用した室内でも維持されるが、個人的にはその直5ターボのフィーリングがイマイチ。トルクがあり使いやすく速いのだが、官能的かと言えばそうではない(あくまでに個人的には)。ブースト計を眺めながらターボを使いガンガン回していくと、それと比例するかのように燃料計がグイグイ下がり、燃費もこのご時勢気になるところ。評論家のみなさんが褒められるスポーツ性などは、試す機会がなかったので、先生方の原稿を読んで頂きたい(笑)。でも降りて写真を撮っていたら、またカッコヨク見えてきて……。(2006.11月号)

●価格:フォード・フォーカスST 330万円

Report: rosso : 20:33

限定車ならではの魅力が独特の存在感を発揮。

アルファ147ブラックライン(限定車)
ROSSO細田●文
フィアット オート ジャパン●問い合わせ




 147のブラックラインは2006年6月に登場した300台の限定車。ベースとなったのは2.0ツインスパーク・セレスピードで、外観では専用デザインホイールのほか、ルーフやドアミラーカバーなどをブラックアウトしている。ボディカラーは写真のシルバーのほかレッドが設定された。サスペンションもスポーツタイプとなる。

 インテリアもブラックをベースカラーにしており、アバンギャルドなイメージを発散。注目の専用アイテムとしてiPod nanoが標準で装備されている。

 スポーツサスペンションが演出する走りは若干固めとなるものの、タウンスピードでも不快感はなくむしろスポーツドライビングを掻き立てる仕上げ。セレスピードのパドルシフトを駆使したリズミカルな走りがよく似合う。

 147のなかでも独自のルックスを演出するブラックライン。気になる方は早めにチェックしてほしい。(2006.11月号)

●価格:アルファ147ブラックライン(限定車) 303万4500円

Report: rosso : 20:30

すべてに長けた理想の1台。

アウディA3スポーツバック2.0FSI
ROSSOメミタ●文
アウディ・ジャパン●問い合わせ




 アウディのエントリーモデルとして高い人気のA3。試乗したのは2LのFSIエンジンを搭載する『A3スポーツバック2.0FSI』だ。

 試乗車をパッとみた瞬間、「間違えてS3を予約したんだっけ……」と思ってしまったが、現行モデルにS3は存在しない。よく観察して気づいたが、これは『S』シリーズと同じパッケージ(専用エアロパーツ、スポーツサスペンション)を備えた『Sライン』仕様だった。

 2LのFSIエンジンのスペックは150ps、20.4kgmと必要十分。フィーリングも良く、言われなければ、直噴エンジンであることに気づかない。しかし、移動の足として都内で使う場合などは驚くほどの低燃費性能を発揮し、FSIであることを意識させられた。参考までに、一般道を100kmを走行した時点での燃費は8km/L台後半。これには6速ティプトロニックという多段式ギヤも貢献しているだろう。

 室内は大人5人が十分乗れるほどのスペースを確保。その後方には最大容量1100Lのラゲッジスペースを備える。特にラゲッジはただ広いだけではなく、底面やトノカバーの裏にネットを備えるなど、機能性も優れている。

 1台で全てのシーンがこなせるクルマを求めている人には、絶対の自信をもってオススメしたモデルだ。(2006.10月号)

●価格:アウディA3スポーツバック2.0FSI 339.0万円

Report: rosso : 20:18

2007年01月07日

侮れないエントリーモデル。

アルファ147 1.6ツインスパーク
ROSSOメミタ●文
フィアット オート ジャパン●問い合わせ




『147 1.6ツインスパーク』はアルファの現行モデルの中で、一番価格の手頃なモデル。値段はズバリ、257万250円!! これなら「オレでもアルファ・オーナーになれる!?」という希望と、「安かろう悪かろうじゃイヤだな」という不安を胸に秘めて試乗してみたが、これがなかなかの仕上がりだった。

 エンジンは直列4気筒の1.6Lを搭載。最高出力120psとアルファにしてはやや非力だが、5速マニュアルシフトを駆使すれば実にアルファらしいファンな走りが楽しめる。モアパワーを望むどころか、むしろ120psであることに感謝したくなるような印象を受けてしまったほどだ。

 走りを支えるフットワークも絶妙。15インチにダウンサイズされたタイヤ&ホイールが147にドンピシャで、ピッチングが抑えられた素直なハンドリングを実現している。

 デュアルゾーン式フルオートエアコン、6エアバッグ、アルミホイールなどを標準採用するなど、装備面も文句ナシの充実ぶり。

 エントリーモデルではあるが、侮れない魅力を備えた1台と言えるだろう。(2006.7月号)

●価格:アルファ147 1.6ツインスパーク 257万2500円

Report: rosso : 23:12

2006年08月30日

あれ? 第一印象と違うぞ!

BMW120i
ROSSO平井●文
ビー・エム・ダブリュー●問い合わせ
試乗車プロフィール
 一時期ラインナップされていた3シリーズ・コンパクトに代わる、2004年デビューの5ドアハッチバックがこの1シリーズ。と言ってもプラットホームは現行3シリーズのものを使用しているから、シャシー的にはかなり余裕のあるものとなっている。日本でのラインナップは1.6L直4の116i、2L直4の118iと120i、3L直6の130iMスポーツ、計4車種。Mスポーツは例外として今回試乗した120iは、まさに1シリーズの中心的モデルとなっている。
こんなところがGood
 他のBMWと同じく、上までキレイにまわるエンジン。ボディはしっかり感が強く、シャシーの余裕を随所に感じる。モアパワー……と思ったが、そんな人向けにMスポーツを用意しているのはサスガ。とにかく基本がすべてよくできた、ドイツ車らしい完璧な道具という印象だ。特別な装備はないが、必要なものはすべてついているし、スタイルが好みにあえば、選んで後悔することはないと思う。着座位置が低いのがBMWっぽくて、個人的には気に入った。
ここは気になる
 不快感はまったくないけど、逆に刺激が少ない気も。長く飽きが来なさそうという意味では○かもしれないが。唯一の×はステアリングの重さ。もしこれが個体差でなければ、女性が乗るにはちょっと辛そう。あと細かいことを言えばエンジンをかけ直すたびに、CDが曲の始めから演奏しなおすのは違和感を覚えた。試乗車にはオプション扱いのiドライブは装着されていなかったが、それまでBMW試乗が続いたので、ないことに不便を感じてしまった。慣れとは怖い……。
実際に1週間乗ってみて
 実は以前試乗した時に『何と重いクルマよ……』と、重々しい雰囲気に閉口したのだが、今回乗ったらその印象はガラリと変わった。同じクルマとは思えないのである。どうやら初期モノより随分よくなっているみたいで、はっきり言ってこれならアリ! また今回の試乗で、イタリア車からBMWに乗り換えるユーザーの気持ちがわかった気がした。スポーティなクルマがいいけど、イタ車は刺激が強すぎて疲れた。オレはちょっと落ち着きたいんだよ……。そんなあなたにもオススメ!?
ひとこと
イタリア車の後に乗りたいクルマ候補の筆頭!
スペック
SPECIFICATIONS BMW120i●全長×全幅×全高(mm):4240×1750×1430●ホイールベース(mm):2660●トレッド(mm):F1480/R1495●車両重量(kg):1370●エンジン形式:直列4気筒DOHC16V●総排気量(cc):1995●キャブレーション:DME電子制御式●最高出力(ps/rpm):150/6200●最大トルク(kgm/rpm):20.4/3600●トランスミッション:6速AT●サスペンション:Fストラット/R5リンク●ブレーキ:F&Rベンチレーテッドディスク●タイヤ:F&R205/55R16●ホイール:F&R7.0J×16●価格(万円):370●問い合わせ先:ビー・エム・ダブリューTEL0120-553578

Report: d-hirai : 08:00

2006年06月19日

個性派ジャーマンコンパクト。

オペル・アストラ1.8Tスポーツ・ナビパッケージ
ROSSO細田●文
ゼネラルモーターズ・アジアパシフィック・ジャパン●問い合わせ
試乗車プロフィール
 オペルのCセグメントモデルであるアストラの誕生は1991年。それまではカデットという車名が使われていたが、GMが欧州部門であるオペル・ブランドのテコ入れを図ったことで、現在のアストラにネーミングを変えたのがきっかけである。その後、1998年と2004年にそれぞれフルモデルチェンジを実施し、第3世代へと進化して現在に至っている。現行モデルは2006年モデルとして若干の変更などを施したモデル。洗練されたスタイリングにハッチバックならではの実用性、スポーティな走りが魅力のコンパクトモデルだ。試乗グレードはハッチバックモデルの1.8CDをベースに、フロントフォグランプやHDDナビゲーションなどの装備を加えるほか、ドアミラーやドアハンドルがボディ同色となる1.8スポーツ・ナビパッケージである。
こんなところがGood
 新世代オペルのデザインアイデンティティを反映させた内外装のデザインは、オリジナリティと洗練性がある。またドイツ車らしい質実剛健な走りもオペルならではのテイストが息づいている。試乗車は17インチサイズのタイヤが標準となるが、それを十分履きこなせている印象で、シャシー性能の高さが伺える。前後席の居住性も、このクラスのクルマの中では不満はなく、大人4名の乗車でも長距離移動は快適にこなせた。
ここは気になる
 1.8Lエンジンのスペックは十分なものの、組み合わせるトランスミッションが4ATということで、シチュエーションによってはもう1速あればと思った。あと、エンジンや足まわりの印象がよかっただけに、たとえ4ATでもMTモードが付いていれば、より楽しいドライブができるのではと思った。
実際に1週間乗ってみて
 オペルらしい走り味は2006年モデルでも健在だった。ドイツ車らしいまじめな造りが肌で味える印象。なにより残念なのは、オペル車の国内販売が終了してしまうこと。このアストラをはじめ、ヴィータやかつてのオメガなど、ヒット作もあったのだが。なお、オペル車は国内の在庫がなくなり次第、販売を打ち切るそうだが、購入後のアフターサービスは対応してもらえるとのことだ。本国ではニューモデルがデビューするなどニュースも事欠かないブランドだけに、なんとも惜しい。
ひとこと
オペルらしい剛健さを洗練のデザインで味わえる(撤退が残念!)。
スペック
SPECIFICATIONS オペル・アストラ1.8スポーツ・ナビパッケージ ●全長×全幅×全高(mm):4255×1760×1470●ホイールベース(mm):2615●トレッド(mm):F1475/R1465●車両重量(kg):1270●エンジン形式:水冷直列4気筒DOHC16V●ボア×ストローク(mm):80.5×88.2●総排気量(cc):1795●キャブレーション:電子制御式燃料噴射●圧縮比:10.5●最高出力(ps/rpm):125/5600●最大トルク(kgm/rpm):17.3/3800●トランスミッション:4速AT●サスペンション:Fマクファーソンストラット/Rトーションビームトレーリングアーム●ブレーキ:Fベンチレーテッドディスク/Rディスク●タイヤ:215/45R17●価格(万円):300.0●問ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパンTEL0120-064984

Report: y-hosoda : 18:37

2006年06月11日

新世代シトロエンを気軽に味わえるコンパクトモデル。

シトロエンC4セダン2.0エクスクルーシブ
ROSSO細田●文
シトロエン・ジャポン●問い合わせ
試乗車プロフィール
 欧州Cセグメントモデルとして、先代クサラの後継車種として登場したC4は、2005年初夏に日本上陸。2ドアクーペと4ドアセダン(ボディ形状はハッチバック)のふたつのボディを設定し、とくにリヤセクションではそれぞれに独特のスタイリングを与えている。搭載エンジンは1.6Lと2Lの直4を各ボディで用意。試乗したセダンの2.0エクスクルーシブは上級モデルとして、ディレクショナルヘッドライトなどを採用するなど、充実装備の仕様となっている。
こんなところがGood
 シトロエンらしい独創的なデザインは内外装で見受けられる。外観では新世代シトロエンモデルを感じさせながら、C4独自のプロポーションを演出。一方内装ではセンターメーターを採用するほか、ステアリングのセンターパッドが固定式になるなど、個性的だ。2Lエンジンはトルクも十分で、満員乗車でのドライブもラクにこなせる頼もしさを披露。後席の居住性も不満のないレベルを確保している。ちなみに試乗車にはオプションのレザーシートが装着されていたが、薄いブルーのボディとベージュの内装のコンビネーションが上品な雰囲気で好印象だった。
ここは気になる
 フランス車びいきの担当者なので、大きな不満点はなかった。が、それゆえ細かい部分が気になってしまうのも事実。例えばトランスミッション。頼れるエンジンだからか、なおさら感じてしまったのが、4速仕様のAT。とくに高速走行時には、プラス1速を望んでしまう。あと、ドリンクホルダー。シフトノブ後方に設定されてはいるものの、いまひとつホールドに欠ける。また、前席のドアミラー側のエアコンルーバー下に装備するカード入れがドリンクホルダーだったら、よりいいと思う。
実際に1週間乗ってみて
 独創的デザイン、快適な乗り心地、十分な居住空間など、日常の使い勝手を含めて、印象はとても良かった。とくに高速走行での安定性は高く、安心感の高いドライブができた。試乗車2.0エクスクルーシブに標準装備されるディレクショナルヘッドライトは、かなり効果的。C4は、登場して最初のモデルということもあり、今後のモデルチェンジで細かい部分を煮詰めていけば、人気に拍車がかかりそう。
ひとこと
ほどよいサイズで堪能できるフランスのエスプリ。
スペック
SPECIFICATIONS シトロエンC4 セダン2.0エクスクルーシブ ●全長×全幅×全高(mm):4260×1775×1480●ホイールベース(mm):2610●トレッド(mm):F&R1510●車両重量(kg):1350●エンジン形式:水冷直列4気筒DOHC●ボア×ストローク(mm):85.0×88.0●総排気量(cc):1997●キャブレーション:電子制御式燃料噴射●圧縮比:11.0●最高出力(ps/rpm):143/6000●最大トルク(kgm/rpm):20.8/4000●トランスミッション:4速AT●サスペンション:FマクファーソンストラットRカップルドビーム●ブレーキ:F&Rディスク●タイヤ:205/50ZR17●価格(万円):299.0●問シトロエン・ジャポンTEL0120-554106 

Report: y-hosoda : 19:38

2006年05月06日

ルノーの看板ルーテシア、3代目は実力派。

ルノー・ルーテシア 1.6MT5ドア
ROSSO平井●文
ルノー・ジャポン●問い合わせ
試乗車プロフィール
 本国名クリオを名乗るルノー伝統のコンパクトモデルも3代目。サンクの時代も入れればその歴史は長く、失敗は許されない中心モデルとなるが、早速欧州でカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど好評価。日本へはこの3月から発売を開始し、まずは1.6Lエンジンを積む3ドアと5ドアを導入。ミッションがMTとAT両方用意されるなど、力の入ったモデル構成となる。それもそのハズ、メガーヌ、カングーとヒットを重ねたルノー・ジャポンにとって、その成否は今後を左右するからだ。
こんなところがGood
 先代から乗り換えてまず驚くのは、室内の大幅な質感アップ。メガーヌの安物版かと思いきや、メガーヌと同等、いやそれ以上かも。またメーカーが大幅に気を使ったという遮音は見事で、乗り始めはアイドリングでエンジンがかかっているか確かめたほど。試乗車はまだ硬さが残っていたが、1万kmも超えればいわゆる『ルノー足』になると思える足まわりとシートのよさは、毎日乗っているとジワジワと体にフィットしてくる。
ここは気になる
 地元フランスでは毎日乗る実用車、というような使われ方だから、そう言った意味ではイイのだが、日本でフランス車として乗るならもう少し華やかさが欲しい。外装は赤など13色もあるので選び放題だが、内装はこれ1色なのが……。あと個人的には左ハンドルの設定がないのも気にはなるが、それはRS(ルノー・スポール)バージョン日本導入まで待ちということで。買う側は、同じエンジンを積むメガーヌ1.6の存在が悩ましい?
実際に1週間乗ってみて
 ルーテシアのよさは乗れば乗るほど伝わってきた。スタイルや色も含めてメガーヌに比べると刺激的ではないのだが、長く乗るにはイイだろう。値段も200万円を切る手頃さで、この価格帯のコンパクトカーを探している方にはかなり魅力的と言える。装備のいいエルという仕様もあるが、個人的にはマニュアルエアコンの試乗車の仕様で十分(ついでに言えば5ドア+MTもベストバイ)。シャシーはまだまだ余裕がありそうで、スポーツバージョンRSが今から楽しみ。すべてがルノーらしい実用車で、買ったならばぜひ乗り倒して欲しい。
ひとこと
通好みが嬉しい、ザ・ルノー・コンパクト。
スペック
SPECIFICATIONS ルノー・ルーテシア1.6MT5ドア●全長×全幅×全高(mm):3990×1720×1485●ホイールベース(mm):2575●トレッド(mm):F1460/R1455●車両重量(kg):1160●エンジン形式:水冷直列4気筒DOHC16V●ボア×ストローク(mm):79.5×80.5●総排気量(cc):1598●キャブレーション:電子制御式●最高出力(ps/rpm):112/6000●最大トルク(kgm/rpm):15.4/4250●トランスミッション:5速MT●サスペンション:Fマクファーソンストラット/Rトレーリングアーム●ブレーキ:Fベンチレーテッドディスク/Rディスク●タイヤ:F&R185/60R16●ホイール:F&R6J×15●価格(万円):199.8●問い合わせ先:ルノー・ジャポンTEL0120-706365

Report: d-hirai : 18:37

2006年04月21日

1クラス上の走りを手に入れたベーシックハッチバック。

アルファ147 2.0ツインスパーク・セレスピード
ROSSO細田●文
フィアット オート ジャパン●問い合わせ
試乗車プロフィール
 2005年4月にマイナーチェンジを実施し、熟成を深めたアルファロメオのエントリーモデル、147。トップグレードとなる今回の試乗車は、2Lツインスパークエンジンに5速セレスピードを組あわせている。標準モデルは5ドアのみの設定だが、スポーティバージョンのTIシリーズには3ドアも用意。新型では、ヘッドライトがシャープなデザインになるなど、内外装のブラッシュアップに加えてコンフォートサスペンションを搭載するなど、さまざまな面で磨きをかけている。
こんなところがGood
 相変わらず高回転まで淀みなく吹け上がるツインスパークエンジンは、なんといっても気持ちがいい。ついつい高回転まで回したくなってしまう。セレスピードの躾にも見直しが図られているようで、オートマチックモードであるシティモードでのドライブも、なかなかスムーズに加速していける。新型のスタイリングは賛否両論あろうが、個人的にはコチラが好み。すっきりしたマスクとリヤゲートのクロームラインが好印象だ。試乗車の水色ボディと薄いベージュ内装の組み合わせも新鮮でした。
ここは気になる
 ラテン系ハッチバック好きの担当者としては、今回の試乗で不満に感じた点はみつからなかった。強いて挙げるとすれば、ドアがアンロックのときは、リヤゲートを外側から開けられるといいと思う。ただ、これはアルファ車全体でいえることなので、アルファの考え方なのかもしれない。リモコンキーに開閉ボタンが付いているが、キーを差し込んだ状態で、荷物を積んだりするときに、わざわざセンターパネルのボタンを押さなければならない。あと、これもアルファ車全体のハナシになるが、キーレスエントリーの感度がもう少し上がるとウレシイ。
実際に1週間乗ってみて
 アルファの最新コンパクトモデルとして、同じCセグメントのライバルと十分張り合える魅力を備えた一台。これまで国産やドイツ車ばかりだった人にも抵抗なく乗れると思う。アルファ・ビギナーとしてもおすすめ。パドルシフトで操れるセレスピードは、ツインスパークユニットの回す楽しさを損なわない魅力が健在。コンフォートサスペンションを搭載する2.0ツインスパークは、147を1ランク上級の走りの演出にひと役買っている。
ひとこと
ラテン系ハッチバックの筆頭モデル。
スペック
SPECIFICATIONS  アルファ147 2.0ツインスパーク・セレスピード ●全長×全幅×全高(mm):4225×1730×1450●ホイールベース(mm):2545●トレッド(mm):F1510/R1495●車両重量(kg):1330●エンジン形式:水冷直列4気筒DOHC●ボア×ストローク(mm):83.0×91.0●総排気量(cc):1969●キャブレーション:電子制御式燃料噴射●圧縮比:10.0●最高出力(ps/rpm):150/6300●最大トルク(kgm/rpm):18.4/3800●トランスミッション:5速セレスピード●サスペンション:Fダブルウイッシュボーン/Rマクファーソンストラット●ブレーキ:Fベンチレーテッドディスク/Rディスク●タイヤ:F&R205/55R16●価格(万円):313.95●問い合わせ先:フィアット オート ジャパンTEL0120-779159 

Report: y-hosoda : 19:11

2006年03月27日

素性のよさを実感する、メガーヌのベーシックモデル。

ルノー・メガーヌ 1.6MT
ROSSO平井●文
ルノー・ジャポン●問い合わせ
試乗車プロフィール
 先鋭的なデザインで各方面から注目を浴びた、ルノーの屋台骨を支える堂々たる中心モデル、2代目メガーヌ。日本には5ドア/3ドア(RSバージョン)/ツーリングワゴン/グラスルーフカブリオレ/グランドセニック(7人乗り)を導入し、本国にはさらにセダンとセニック(5人乗り)もラインナップするビッグファミリーだ。その中でもこの1.6MTは、ベーシック中のベーシックモデル。MTが中心の欧州市場のことを考えれば、まさに本国の雰囲気が味わえる仕様と言えよう。
こんなところがGood
 ギヤを目いっぱい使う、いかにも欧州のベーシックカーらしい楽しさが味わえる貴重な1台。1.6のATは4速でパワー不足やエンジンの煩さが若干気になったが、これなら大丈夫。メガーヌはシャシーの造りがしっかりしているのだが(実は安全性も高い)、こういったベースモデルでこそそのよさが実感できる。ベージュ×チャコールで仕上げられたインテリアはフランスらしい優しい色使いが魅力で、取材車のインクブルーは一見地味だが、長く乗るには意外とイイかもしれない。
ここは気になる
 ハイギヤード設定なのか高速巡航での回転数が高く、エンジン音の大きさが気になった。でもこれはトップモデルのRSでも同じ印象なので、ルノーの考え方なのかもしれない。グローブボックスを開けたら、ヒンジのところのプラスチックカバーが外れていたのはご愛嬌(1万km強、過酷な使用を受けた広報車なので)。ボディカラーが5色しか選べないのはちょっと寂しいところで、受注対応でもいいので選択肢は広い方が……。でもその5色ともいい色なのが、ルノーの面目躍如。
実際に1週間乗ってみて
 メガーヌは全モデル試乗したが5ドアボディならやはり、15インチタイヤのこの1.6MTがベストバランスだと思う。別に右ハンドルのデキが悪いというわけではないが、こうなったらやはり左ハンドルで乗りたいなぁというのがホンネ。より本国の雰囲気を味わいたいという意味でね。ところで最近、この1.6MTに強力なライバルが登場! 何と同じエンジンを積む同門の弟分、新型ルーテシアだ。と言うわけで、そのライバルについても近々このブログで報告したいと思う。
ひとこと
ラテン系らしさを味わえる、ベストバランス・メガーヌ。
スペック
SPECIFICATIONSルノー・メガーヌ1.6MT ●全長×全幅×全高(mm):4215×1775×1460 ●ホイールベース(mm):2265●トレッド(mm):F1520/R1525●車両重量(kg):1250●エンジン形式:水冷直列4気筒DOHC●ボア×ストローク(mm):79.5×80.5●総排気量(cc):1598●キャブレーション:マルチポイントインジェクション●最高出力(ps/rpm):113/6000●最大トルク(kgm/rpm):15.5/4200●トランスミッション:5速MT●サスペンション:Fマクファーソンストラット/Rトレーリングアーム●ブレーキ:Fベンチレーテッドディスク/Rディスク●タイヤ:F&R195/65R15●ホイール:F&R6.5J×14●価格(万円):220.5●問い合わせ先:ルノー・ジャポンTEL0120-706365

Report: d-hirai : 16:26