2007年01月25日

グッドルッキングなSUVスモールハッチ。

フォルクスワーゲン・クロスポロ
ROSSO細田●文
フォルクスワーゲンジャパン●問い合わせ




 コンパクトハッチバックにSUVのデザインテイストをプラスしたユニークなモデル、クロスポロ。ボトムラインをSUV風にアレンジしつつルーフレールや17インチホイールを装着。スモールサイズながら存在感のあるルックスを獲得している。
 
 パワートレインは1.6Lの直4エンジンに6速ATの組み合わせ。ルックスはSUVだが駆動方式は他のポロ同様にFFだ。
 
 試乗車のボディカラーはオレンジで、ボトムパートのSUVが際立っていて好印象。室内ではボディカラーとコーディネートさせたシートやインナードアパネルが明るい雰囲気。ルックスだけでも十分価値がある。
 
 シートに座ると、基本的には普通のポロと大差はない。若干着座位置が高くなるくらいか。ところがいざ走り出すと、17インチタイヤの効果で、コーナーでの踏ん張り感がとても高く、ルックスのイメージとうまくマッチさせている点が気に入った。唯一気になったのがパワーパックと足回りのバランス。17インチタイヤなら、もう少しパワーが欲しくなってしまう。

 チョット凝ったスタイルのスモールハッチを探している人がいたら、まずおすすめしたくなるモデルだった。(2007.3月号)

●価格:フォルクスワーゲン・クロスポロ 239万円

Report: rosso : 18:10

グランデ プントのフラッグシップは豪華装備!?

フィアット・グランデ プント1.4デュアロジック・テラ
ROSSO平井●文
フィアット オート ジャパン●問い合わせ




 以前レポートした3ドアに続き、市場でも3ドアに遅れて登場した5ドアの『1.4デュアロジック・テラ』をレポート。3ドアとの違いを簡単に書くと、エンジンが1.4Lの16Vからシングルカムの8Vになっていること、ミッションが6速MTから5速セミATの『デュアロジック』にかわっていること、単グレードが4グレードになっていることだ。

 グレードはベーシックグレードに加え、メガ、ギガ、テラという、コンピューターのメモリーの単位を使用したユニークなネーミングを使用した計4つを用意。単位が大きくなればなるほど豪華装備になるという考え方だ。試乗したテラにはWサンルーフ、バックセンサー、フルオートエアコンを装備していたが、個人的には何もついていないほうがこのクルマらしいと思う。

 しかしながら色使いといいファッション性の高さは秀逸。元気いっぱいの走りは確かに遅いが、でも楽しい。デシュアロジックのマナーも良好で、誰にでも勧められるイタリア車。(2007.3月号)

●価格:フィアット・グランデ プント1.4デュアロジック・テラ 224万円

Report: rosso : 18:07

2007年01月16日

ザ・プレミアムオールラウンダー。

アウディA6オールロードクワトロ 4.2FSI
ROSSO細田●文
篠原晃一●写真
アウディ ジャパン●問い合わせ




 フルモデルチェンジでA6ファミリーの一員となった、オールロードクワトロ。日本仕様には4.2LV8エンジンを搭載する4.2FSIと、3.2LV6エンジン仕様の3.2FSIの2グレードが設定される。

 試乗したのは上級の4.2FSI。A6アバントのスマートなスタイリングにオールロードクワトロならではのワイルドなディテールがプラスされた外観は独特の雰囲気を発散していて好印象だった。

 オールロードクワトロに搭載されるエアサスペンションは5段階調整が付く。路面の状況に合わせてセットすることで、オンロードからオフロードまで、逞しい走りを演出する。試乗はドライのオンロードのみにとどまったが、A6アバントに遜色のないパフォーマンスを発揮してくれた。

 まさにプレミアムオールラウンダーの代表的存在といえる。(2007.1月号)

●価格:アウディA6オールロードクワトロ 4.2FSI 992万円

Report: rosso : 01:23

2007年01月13日

ルーフの5変化であらゆるライフスタイルにマッチ。

シトロエンC3プルリエル
ROSSO細田●文
シトロエン・ジャポン●問い合わせ




 C3プルリエルは、C3ベースに特別なルーフを備えるオープンモデル。オープンモデルとひと言でかたずけるには、いささか語弊があるのだが、このルーフは他に例を見ない機構を備えている。そのルーフ機構とは、すべてクルーズした状態のサルーン、ルーフ上部のみをオープンさせた状態のパノラミックサルーン、そしてルーフ上部を全てオープンにしたカブリオレ、さらにルーフサイドのAピラー以降のフレームを外したスパイダー、最後にスパイダー状態のリヤゲートを開けた状態のスパイダーピックアップ、である。

 ルーフのフレームを外す作業は大人ひとりでもなかなか困難。しかも外した状態で雨に降られると……。というわけで現実的に有効なスタイルはサルーン、パノラミックサルーン、カブリオレの3スタイルとなるだろう。とはいえ、近所までとか、条件がゆるせばルーフをすべて取り払ってのドライブはなんとも開放的だ。こんな多彩なボディスタイルが楽しめるユニークグルマは、独創的デザインを得意とするシトロエンならではといえる。

 走りはベースのC3 1.6より若干ルーフの重さ分落ち着いた印象。だが、2ペダル仕様のセンソドライブとの好マッチングによりキビキビしたドライブもなかなかイケる。
キュートなルックスに多彩なボディスタイル。これだけで選ぶ価値は十分にありそうだ。(2006.10月号)

●価格:シトロエンC3プルリエル 279万円

Report: rosso : 20:22

2007年01月07日

10年経っても色褪せない魅力。

フィアット・バルケッタ
ROSSOメミタ●文
フィアット オート ジャパン●問い合わせ




 現行モデルの中でもっとも気軽に乗れるイタリアン・オープン、それが『フィアット・バルケッタ』。気軽な理由のひとつは価格で、292万950円というプライスはマツダ・ロードスターとほぼ同じ。そしてもうひとつの理由は軽快な走り。車両重量(1110kg)とパワー(130ps)のバランスが見事で、実に軽やかなフットワークを見せてくれた。

 魅力はこれだけに尽きない。シンプルでありながらも卓越したデザインでまとめ上げられたインテリアなどは、デビューから10年経った今見ても新鮮味を失っていない。座面がグッと落ちたドライビングポジションも、古典的なオープンスポーツのテイストを上手く再現しており、シートに腰掛けただけでも気分が盛り上がる。

 さらに、ヒーテッド電動ドアミラー、キーレスエントリー、ティンテッドガラス、レザーインテリアの新採用などでお買い得感は一層高まったが、ソフトトップが手動式のままというのは唯一残念な点だ。とは言えそれは個人的な意見。路肩にクルマを止めて、幌を開け閉めして……という動作も楽しみのひとつ! と納得できるオーナーにとっては、最高のパートナーになりえる1台だろう。(2006.7月号)

●価格:フィアット・バルケッタ 292万9500円

Report: rosso : 22:50

2006年06月26日

メガーヌ版『クーペカブリオレ』は七癖あり!?

ルノー・メガーヌ・グラスルーフカブリオレ エクセプション
ROSSO平井●文
ルノー・ジャポン●問い合わせ
試乗車プロフィール
 豊富なボディバリエーションを持つメガーヌ・シリーズのオープンモデル。先代はソフトトップだったが、世界的に大流行の電動ハードトップ式を採用し、それに最近ルノーが得意とするグラスルーフを組み合わせたのがこのモデル。つまりクローズ時でも空が見えるので、常に開放感にあふれた状態を維持しているのが特長だ。このエクセプションは、専用内装色/専用デザインホワイトメーター/専用ダークカーボン色センターコンソール/新デザイン17インチアロイホイールを組み合わせた、世界2500台の限定車。日本では25台が導入された。
こんなところがGood
 ハッチバック、ワゴンなどと同様デザインのよさは相変わらずで、フレームレッドのボディカラーとダークグレー&レッドのインテリアカラーの組み合わせは、生活をスタイリッシュにしてくれる。22秒(公称値)で手軽にオープンになるので、信号待ちでも開閉が可能。クローズ時でもソフトトップモデルのように寂しい気分にならないのは電動ハードトップの利点であるが、さらにグラスルーフが与える開放感がグッド。ちなみにクローズ時のトランクスペースは、異常とも思えるほど広い。
ここは気になる
 4シーターを謳ってはいるが、リヤシートはあくまで+2程度。リヤで長距離ドライブを過ごすのは結構厳しい。気になるのはボディ剛性の低さで、ボディのねじれを感じてしまう場面がクローズ時でもあった。ユーロNCAP衝突実験で5つ星を獲得しているから安全面では問題ないと思うが、毎日乗る上では正直気になる。あとはフロントウインドウの角度がキツすぎることで、自分のドラポジだとオープン時の開放感が若干薄れてしまった。
実際に1週間乗ってみて
 オープンモデルは七癖隠す、とは個人的な経験上から得た結論なのだが、やはりオープンドラビングは実に楽しいと感じた試乗だった。特にオープンモデルという見られることを意識する上で大事なファッション性の高さもこのモデルは持ち合わせており、正直欠点もあるが、カッコが好きなら迷う必要はなし! さらにクーペ時のスタイルも個人的にはツボ。実はこの試乗中は雨が多く(この撮影時も……なので某地下駐車場)オープンにしたのは1日だけだったのだが、そのクーペスタイルを毎日見るのは嬉しかった。2L直4+4速ATの組み合わせは、必要十分。4速では足りないか? と試乗前には思ったが、カリカリ走る性格のクルマではないので、意外とマッチしていると思う。
ひとこと
七癖はオープン&グラスルーフの開放感とカッコでチャラ!
スペック
SPECIFICATIONS ルノー・メガーヌ・グラスルーフカブリオレ・エクセプション ●全長×全幅×全高(mm):4370×1775×1405●ホイールベース(mm):2520●トレッド(mm):F1520/R1515●車両重量(kg):1520●エンジン形式:水冷直列4気筒DOHC16V●ボア×ストローク(mm):82.7×93.0●総排気量(cc):1998●キャブレーション:電子制御式●最高出力(ps/rpm):133/5500●最大トルク(kgm/rpm):19.5/3750●トランスミッション:4速AT●サスペンション:Fマクファーソンストラット/Rトレーリングアーム●ブレーキ:Fベンチレーテッドディスク/Rディスク●タイヤ:F&R205/50R17●ホイール:F&R6.5J×17●価格(万円):400[標準モデルは388.5]●問い合わせ先:ルノー・ジャポンTEL0120-706365

Report: d-hirai : 08:00

2006年04月25日

魅力増量! 2代目オペル・ザフィーラ。

オペル・ザフィーラスポーツ
ROSSO目見田●文
ゼネラルモーターズ・アジアパシフィック・ジャパン●問い合わせ
試乗車プロフィール
 昨年末にフルモデルチェンジを受け、2代目となったオペルのミニバン『ザフィーラ』。3列シート&7人乗りというコンセプトはそのままに、使い勝手や運動性能を大きく高めて新しく生まれ変わった。エンジンは2.2Lの直4DOHC。組み合わさるトランスミッションが4速ATというのがちょっと残念だが、289万円~という国産車もオドロキの魅力的なプライスで勝負している。
こんなところがGood
『ミニバン』にジャンル分けされるモデルでありながらも、ドライビングの楽しさを忘れていないのがザフィーラの魅力。軽快なハンドリング、優れたコーナリング性能、高い安定性などなど、走りはピカイチ。ミニバンをドライブしていることを、うっかり忘れてしまいそうになるほどだ。シートは7人乗りから1人乗りまで、わずか数秒で早や変わりする『フレックス7シーティング・システム』を採用。多彩なシートアレンジを可能にしているのも魅力のひとつである。積載容量はクラス最大の1820L。これは2・3列シートを折りたたんだ状態であるが、2列目シートを使用する5名乗車時であっても645Lという余裕たっぷりの容量を確保している。
ここは気になる
 2.2LのECOTEC直噴エンジンは最高出力150ps、最大トルク21.9kgmという十分な力を発揮してくれるが、4速ATがこの性能を活かしきれていないと感じた。燃費性能に優れる直噴エンジンを搭載するならば、5速ATの採用は外せないハズ。また、エンジン、シャシーともにスポーティな味付けがなされているため、5速ATが組み合わされば、その魅力が助長されることは言うまでもない。ATが4速なのはホントに残念……。
実際に1週間乗ってみて
 1週間で300kmほどドライブしたが、ミニバンドライブにありがちな屈さを感じることは一切なく、オペルが『走れるミニバン』と謳う優れた運動性能を存分に確認することができた。シートアレンジもいろいろと試してみたが、取り説を読まずとも操作できる分かりやすさや、大きな力を必要としない手軽さなど、使い勝手の良さはオペルならでは。ブランド力ではスリーポインテッドスターに負けても、機能性では引けをとらないのがオペルの魅力なのである。家庭の事情でミニバンを選択せざるを得ないお父さん方にオススメしたい1台。それがザフィーラだ。
ひとこと
機能性と運動性を両立した、理想のミニバン。
スペック
SPECIFICARIONS オペル・ザフィーラ ●全長×全幅×全高(mm):4465×1805×1635●ホイールベース(mm):2705●トレッド(mm):F1485/R1505●車両重量(kg):1560●エンジン形式:水冷直列4気筒DOHC●ボア×ストローク(mm):86.0×94.6●総排気量(cc):2198●キャブレーション:電子制御式燃料噴射●最高出力(ps/rpm):150/5600●最大トルク(kgm/rpm):21.9/4000●トランスミッション:4速AT●サスペンション:Fマクファーソンストラット/Rトーションビームトレーリングアーム●ブレーキ:Fベンチレーテッドディスク/Rディスク●タイヤ:F&R205/55R16●価格(万円):334.0●問い合わせ先:ゼネラルモーターズ・アジアパシフィック・ジャパンTEL0120-064984

Report: s-memita : 17:50

2006年03月07日

相変わらずのルノーらしさを持つ、カングーの06年モデル。

ルノー・カングー メタリック色/AT
ROSSO平井●文
ルノー・ジャポン●問い合わせ
試乗車プロフィール
ルーテシア(欧州名クリオ)をベースとした背高ノッポの1.5BOX。収納スペースが多く商用にも適しているが、日本ではちょっとオシャレな商売もしくはファミリーユースが主体の様子。SUV人気の日本市場にマッチしたのか、日本ではメガーヌ、ルーテシアと並ぶ3本柱に成長した。試乗車はフェイスリフトが施された06年モデルで、この新色ジヴェルニ・グリーンなどはバンパーなどがボディ同色となる。リヤゲートは観音開きで便利。
こんなところがGood
 普段は荷物満載を想定して硬めながら、ルノーらしい芯が柔らかい乗り心地。シートも長距離向きだ。サンバイザー上など収納スペースが多く、これ一台があれば何でもできそう。リヤの左右ドアがスライド式なのも、日本の道路事情では嬉しい。スタイルは嫌味のないファニーさがグッド。特別すごいクルマではないのに、乗っていると何故かニコニコしてしまうのは、ルノーの面目躍如か。試乗車のメタリック色+ATの211万円は適正価格!
ここは気になる
 ルーテシアが新型となってしまった今では、若干古さを覚えてしまうのは残念。例えばマニュアルエアコンの設定や、インパネまわりのデザインなど。しかしそれが気になるような人は最初からカングーを選択肢に入れないと思うので、ディーラーでシートに座った時に気にならなければ全然問題なし。後は4速ATでは力不足を感じる場面もあるので、できれば5速MTを選びたい。今回は試乗できなかったが、以前乗った時に感激したので。
実際に1週間乗ってみて
 06年モデルからチャイルドミラーが追加され、フロントシート後方にはピクニックテーブル。これまで、そしてこれからのオーナーがファミリー層を想定されているのは明らかで、もし自分がその層だったら間違いなくこのカングーを候補に入れただろう。そんなことを考えていたらひとりで乗っているのが少し寂しくなった。造りは確かにチープな部分もあるが、一部国産車のように乗っていて安いことが悲しくなることはない。さすがルノー。
ひとこと
子供ができても輸入車に乗っていたいヤングオトーサンは注目!!
スペック
SPECIFICATIONSルノー・カングー(メタリック色/AT) ●全長×全幅×全高(mm):4035×1675×1810(サンルーフ付きは1830)●ホイールベース(mm):2600●トレッド(mm):F1405/R1410●車両重量(kg):1210(MTは1180、サンルーフ付きは+10kg)●エンジン形式:水冷直列4気筒DOHC●ボア×ストローク(mm):79.5×80.5●総排気量(cc):1598●圧縮比:10.0●キャブレーション:マルチポイントインジェクション●最高出力(ps/rpm):95/5000●最大トルク(kgm/rpm):15.1/3750●トランスミッション:4速AT(5速MT)●サスペンション:Fマクファーソンストラット/Rトレーリングアーム●ブレーキ:Fベンチレーテッドディスク/Rドラム●タイヤ:F&R175/65R14●ホイール:F&R5.5J×14●価格(万円):211●問い合わせ先:ルノー・ジャポンTEL0120-706365

Report: rosso : 00:07