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2005年07月13日

ヨン様とのシンヤデート

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フロント.jpg
リヤうぇb.jpg


 先日、ロッソの若侍、メミタより一本の電話が。
メミタ「あ、あの・・・、明日の深夜ってヒマですか?」
 は? 人妻に深夜の誘いとは何事、ワタシらいつからそんな関係になったっけ!?
スーザン「飲み会にしては遅いけど、どーしたの?」
メミタ「じ、じつは・・・、F430スパイダーを借りてるんですけど、乗りたくないですか?」
スーザン「ギャーーー、マジでええの? 乗る乗る、乗る乗る乗る乗る~!! 」
 
 というわけで、次の日の夜。天気はかろうじてOK。
オープンにしてガンガンに爆音ならすわよって思ってたんだけど、ヨン様のお迎え1時間前から突然のザーザー降り。
んがーー、せっかくのスパイダーなのに~。オープンにできなきゃ、意味ないじゃん。
 でも、気を取り直し、東名高速へGO!
フェラーリのF1マチックは、シフトチェンジのときのショックが気になるという人も多いけど、F430はシフトチェンジがすごくスムーズだし、すっごく進化してるって感じる。フェラーリなのに、こんなに運転しやすくていいんかいっ!!ってぐらい。
 ハンドルも、足回りもすごく安定してるし、モデナより全然ラクに走れちゃう。
これなら、最高速315キロだって、大丈夫そうだわ。
スーザン「こんな優等生なフェラーリ、乗ったことないよ~」
メミタ「でしょでしょ? すっごくイイでしょ?」
スーザン「あーー、もんのすごくイイっ!! 」
 と一気にアクセルをブイーンと踏み込み加速。
メミタ「ギャー、雨降りなんだから、そんなに踏まなくても~(叫)」
スーザン「だって、踏まないとフェラーリの良さがわかんないじゃん」
メミタ「そんなぁ~、またしても寿命が縮みそう~(泣)」
 走りはもちろんのこと、デザインもモデナよりカッコイイじゃん!! リヤもエッジがきいてて、丸っこいモデナとはまた違って、ステチ。

 とはいえ、ジェットコースターの徐行運転程度の走行でオメオメとうちに帰れるわきゃないっ!!  これじゃ、ただよくできたフェラーリってことしか印象に残らないわ。
そうじゃなくて、ワタシが聴きたいのは、ヨン様の官能的ないななきなのよっ。
 思えば、初めてF355スパイダーに乗ったときの、高架下で脳天突き抜けるような爆音に体を預けたときのヨロコビったらなかったわ。
 まるで『風の谷のナウシカ』のワンシーンのよう。
“その者金色の野に降り立ち”・・・・っていうワンシーンあったでしょ? 
オウムの触手に支えられて、ナウシカがまぶしそうに歩き出すの。
ランランララランラン・・・。なーんてね。あれは、天国だわ。まさにパラダイス。
 バルケッタだったらさ、最近は、たまにあければいいや、ぐらいなんだけど、F430スパイダーよ!! オープンにしなかったら、それこそまるで、最高級霜降り神戸牛の骨付きカルビをヘンなタレで漬け込んで、カッチカチに焼いちゃったみたいなもんでしょ?
もっと新鮮なままレアで食べたかったのにィ~、っていう悔しさったらないわ。

 そんなワタシの満たされない欲望を悟ったのか、メミタが突如、真顔でこういった。
メミタ「まだ、時間は大丈夫ですか?」
スーザン「うん、それは大丈夫だけど・・・」
メミタ「じゃ、東名を降りて、この道をまっすぐ行ってください!」
 あれれ? この男なに考えてんの? ちょっとアナタ、もしかして、わけわかんないとこでも、連れて行く気ィ?

 と、あらゆる疑念を胸に、無言のまま着いたのは、ズズズイーっと続く屋根付き直線道路(高架下)。
メミタ「ここなら雨も気にせず、思う存分爆音が楽しめますよ、ガンガンに踏んじゃってくださいっ!! 」
そして、メミタはソフトトップ開閉ボタンに手をかけた。ウイーーン。
ウォーーーー!! (叫)
 さすがに、このときばかりは、普段はアジアの留学生みたいにポテっとしたメミタも、一気にアジアンスター、ジェット・リーにみえてきちゃったわよ~!  結構イイ男じゃない!!

 そんなわけで、ワタシは、ナントカ電気商会とか、ナントカタクシーなどといった、走る家電たちを尻目に、直線を一気に加速、爆走いたしまひた~。そして、思わずこみ上げる破壊的な笑い。
「アハハハハハハハハハハハハハハハ!!!  アハハハハハハハハハハハハハハハ!!! 」
 この極上の脂が滴るような走り、そして、この香ばしいいななき。これ以上の興奮がかつてあったでしょうか? ああっ・・・・・・。このままずっとパラダイスの中に身をゆだねていたいっ!!
 なーんて、ひとしきり感じまくっていたんだけど、その官能も、直線が終わると同時にはかなく終わってしまうのよねぇ。それに、ずっと2速でキープっておきたいのに、どうしても勝手に3速にシフトアップしちゃうのよ~。
 脳が溶けそうな、ラリっちゃう1秒前みたいな状態が一番キモチいいのにィ~。
うう~ん、もう終わりなのぉ・・・? 女性ならよくおわかりになる感覚だと思いますが・・・・。

 てなわけで、最後にブリッピングを2発かまし、おとなしくうちに帰りました。

 次の日、またしても若侍メミタより電話が。
メミタ「昨日は僕の寿命を縮めてくれて、どうもありがとうございました。おかげさまでうちの母親に、『昨日、フェラーリで走ってたでしょ? ものすごい音がしてたわよ』って言われちゃいましたぁ」。 
 やっぱし・・・。じつはメミタのウチは、すんごく近所だったのです。メミタ母をはじめ、近所のみなさま、ホントにすんませんでした~。
 ただし、苦情はフェラーリ本社にお願いしま~っす!


投稿者 スーザン史子 : 2005年07月13日 02:58

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