2005年8月25日
創刊号と最新号 その2 スクーデリア編

▲写真左がスーパーカー・クラシックス、中央がスクーデリア創刊号、写真右はスクーデリア最新号。
フェラーリだけしか取り上げない、極めつけの専門誌、スクーデリアは1995年の夏号からスタートした。
実は、このスクーデリアの前に、スーパーカーのみを扱った季刊誌、スーパーカー・クラシックスを26号まで発行していたが、当時はフェラーリ以外のスーパーカーは全く勢いがなく、いっその事、フェラーリだけに絞ってしまったほうが良いのでは、と言う事で、全く同じ版型のまま、タイトルをスクーデリアと換え、フェラーリ専門誌に衣替えした。
その前に26冊作ったスーパーカー・クラシックスは、英国の同名の季刊誌との提携であった。当時、FFパブリッシングという会社が、CarとSupercarClassicsの2タイトルを発行していて、両方とも、とてもクオリティの高い雑誌であった。当社としては、カー・マガジンのさらに上級誌が欲しかったので、社長のイアン・フレーザー氏とコンタクトをとり、初めての海外の出版社との提携を実現させた。
ところが、日本版を創刊して、一年後には、この会社がEmapという出版グループに買収され、フレーザー氏もリタイアの意向だったので、次第にトーンダウンしていき、結局、最終的にスクーデリアに換えて今日に至っている。英語圏のフェラーリ専門誌では、米国の隔月刊誌、キャバリーノが有名だが、当社では、こちらとも提携のうえ、スクーデリア、キャバリーノの2冊購読を可能としている。この2冊があれば、フェラーリのディープな情報はほぼ全て手に入るはずだ。
創刊号を見ると、ちょうど、F50が生産に入ったところで、マラネロの本社工場の様子や、F355のチャレンジの試乗記が載っている。巻頭では、モンテゼモロ社長と、松田芳穂氏から、お祝いのメッセージを頂いた。当時のF1ドライバーは、アレジとベルガーで12気筒の412T2をドライブしている。
また、松田さんの250TRと,私の500TRの2台で出場したミレ・ミリアの様子も掲載されている。この時のコ・ドライバーは現編集長の上野君だ。1994年から始まり、私も出場していた、フェラーリ・チャレンジのレポートも載っており、当時、松田さんと一緒に世界各地を転戦したことが、懐かしく思い出される。
現在、この創刊号はコレクターズアイテムとなっていて、かなり高価で取引されていると聞く。スクーデリア誌自体は、最初から、かなり完成された状態でスタートしたため、最新号と、大きく変わる訳ではない。新しくマセラティがアイテムとして加わったぐらいだ。これからは、フェラーリのみならず、周辺の豊かさをも表現できたら、と思っている。
投稿者 笹本健次 : 2005年8月25日 12:30



コメントする