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2006年7月10日

トロフェオ・タツィオ・ヌボラーリに612スカリエッティで参加しました

 先週末は、北海道、函館で行われた第6回トロフェオ・タツィオ・ヌボラーリに参加した。このイベントには、昨年初めてエントリーしたのだが、コースの中で、北海道の3桁国道のワインディングがとても気持ちよく走れることを知り、今年もぜひ参加したいと思っていた。

 昨年はコーンズからフェラーリF430を借り、東北道を自走で青森まで行き、青函フェリーで函館へ。イベントで約500kmを走って、そのまま同じルートを東京まで戻って、往復約2000kmの行程をこなした。この位の距離を走るとクルマの良し悪しがはっきり判るので、特に重要なモデルについては、時間の許す限り、走るべきだと思う。と言う訳で今年も、新しく追加モデルとして加わった612スカリエッティのHGTCパッケージをコーンズから借り出し、全く同じルートを走ることにした。
 今、実は、帰路の青函フェリーの中でこのブログの原稿を書いているのだが、昨日までのイベントは2日間とも天気に恵まれ、昨年よりも遥かに楽しい思いをさせてもらった。今年のコースの中では、江差のいにしえ街道という町並みが印象的であった。結果は、私はフェラーリだけのFクラスで3位に入賞したので、大変満足している。日本離れした雄大なワインディングが存分に走れるこのイベントは、お勧めのひとつである。

 612スカリエッティは、数年前の発表時にモデナ周辺で乗ったのみであったが、今回の長距離試乗で、さらに磨きがかかっていることが判った。HGTCパッケージでは、まず、エグゾースト・ノートが全くこれまでと異なっていることが特筆される。かっての250GTOなどに採用されていたスナップ・エグゾーストをモチーフとしたマフラー・エンドのデザインそのままに、まろやかに余韻の残る素晴らしい音質が得られている。
 最近のフェラーリのなかで、室内で聞いていても良い音質のモデルは、F355のF1だけであったが、この612は文句なく、近年のベストと断言できる。イベント中も、何人ものギャラリーから、いい音だと声をかけられた。
 強大なパワーとスムーズな走りはこれまでどおりだが、パドルシフトのシフト・フィーリングがさらに洗練されていることを強く感じた。特にシフト・アップ時のショックの無さは驚くべきである。足回りもスポーツ・モードにしておけば、今回のようなイベントでは、楽に速く走ることができる。これなら、この612をベースにしたという599はいったいどの位洗練されているのか、見当もつかないぐらいだ、と思う。

 大人4人が乗れて、しかも、これだけ速く走れるスポーツカーは他には無い。10数年前に私が456GTを購入した時、サーキットも真剣に走れる4人乗りだ、とフェラーリのイノベーションに驚いたのだが、それをさらに洗練させたのが612スカリエッティのHGTCパッケージ仕様だと思う。

投稿者 笹本健次 : 2006年7月10日 20:00


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