2009年09月16日
フェラリスタの街乗り用にいかが?
開催中のフランクフルト・ショーは458イタリア正式発表の場となり、世界中の注目を集めている。458イタリアについては10月6日発売のスクーデリアNo.83で詳細をお届けするので、もうしばらくお待ちいただきたい。
このフランクフルトでフェラリスタにとって気になるモデルがもう1台姿を現した。その名はアバルト695トリビュート・フェラーリ。復活したアバルトが送り出したスペシャル・モデルは、その名のとおりフェラーリ・オーナーの3台目の街乗り用として企画されたもので、アバルト500をベースに、スクーデリア・レッドのボディカラーに、430スクーデリアと同様のセンター・ストライプを採用。さらに、カーボン製ドアミラーカバー、チャレンジ・ホイール風デザインの17インチ・アルミホイールが組み込まれ、まさにミニ・フェラーリといえるルックスに仕立てられている。
インテリアは、フェラーリ風デザインのイエガー製特製メーターや、12時の位置にトリコロールのマーカーをあしらったレザーステアリング、サソリのエンブレム入りレーシングペダル、ノンスリップ・アルミニウムフロアなどを採用。カーボン製パネルやシリアルナンバーを記したプラークも装着。シェルとシートベースにカーボン素材を使用した“アバルト・コルサbyサベルト”と称するバケットタイプの専用シートを採用する。
フロントに収まる直列4気筒DOHC 1.4リッター・ターボユニットは、3000r.p.m.以上で印象的なサウンドを奏でる可変背圧“デュアルモード”エグゾースト・システムの採用などにより、最高出力180hp/5750r.p.m.、最大トルク23.4kg-m/3300r.p.m.を実現した。組み合わせられるトランスミッションは、F1マティック同様のパドルシフト付き5段2ペダルM/TのMTA(マニュアル・トランスミッション・オートメイテド)を採用し、違和感を抱かせない。この結果、0~100km/h加速7.0秒以下、最高速度225km/hという、優れたパフォーマンスを手に入れている。
アバルトは、1953年に166MMのスペシャル・モデルを手がけ、その後はエグゾースト・システムをフェラーリに供給するなど、歴史的に見ると結びつきがあるのだ。そして両社に共通するのが、パフォーマンスに対する情熱やレーシング・スピリット、ディテールやイタリアン・スタイルへのこだわりだったのである。
真のフェラリスタには興味津々の1台となることだろう。詳細については発表され次第このブログでお知らせしよう。
投稿者 ueno :2009年09月16日 15:28 | コメント (0)
2009年07月28日
458 ITALIA発表!
かねてより噂に上がっていたF430の後継モデルは、F450になるという説が主流だったが、突然マラネロからその存在が正規にアナウンスされた。
正式名は“458 Italia”。8気筒モデルでは348以来となる久しぶりのディーノ式の命名式となった。そして後ろに付くサブネームのイタリアが目新しい。イタリアという国の芸術性、情熱、テクノロジーを表すという。
その姿を見てまず感じるのは、ひとつ先の高みに進化したことだ。かつてF355から360モデナに変化を遂げた時以上のインパクトがある。パッケージングと空力をクリアして、これだけ独創的なスタイリングを送り出せるのは、やはりイタリアの底力だ。
もちろんスタイリングに負けず、パワーユニットもトップクラスのパフォーマンスを発揮する。V型8気筒ユニットは、V8ミドシップ・モデル初の直噴式とされ、4499ccのキャパシティから570PD/9000r.p.mと55.06kg-m/6000r.p.m.の最高出力と最大トルクを発揮。ギアボックスはF1マティックではなく、カリフォルニアと同じダブル・クラッチ式の7速タイプが備わる。車輌重量は1380kg(乾燥)に押さえられ、最高速度は325km/hに達する。
なお、正式発表は9月に行われるフランクフルト・ショーとのこと。
ここ数年ときめくモデルが少なかったフェラーリだが、458イタリアは久しぶりに大きなインパクトを与えてくれた。正式発表が今から待ち遠しい限りだ。
458イタリアの詳細についてはホビダス・オートをご覧下さい。
投稿者 ueno :2009年07月28日 21:42 | コメント (0)
2009年06月30日
今月のリブレリアはF50とBBです。


これまでスクーデリア本誌で紹介してきた記事を、モデルごとにまとめたのがリブレリア・スクーデリア・シリーズです。編集にあたり新たな記事を追加し、より充実した内容としましたので、そのモデルに興味を持たれた方には見逃せないシリーズといえます。
6月の新刊はプレミアム・モデルのF50と、スーパーカー世代には見逃せないベルリネッタ・ボクサーです。どちらもそのすべてを多角的に紹介すると共に、これから購入を考えている方のためのバイヤーズ・ガイドや、既に所有されているオーナーのためにはサービス・データなど充実の内容です。お値段は2,500円(税込み)。
このあとも刊行予定ですので、お楽しみに。
リブレリア・スクーデリア-10 フェラーリF50の購入はこちら
リブレリア・スクーデリア-11 フェラーリBBの購入はこちら
投稿者 ueno :2009年06月30日 17:52 | コメント (0)
2009年03月22日
フェラーリ・トロフィ2009年シーズン開幕
走りを楽しむフェラリスティにとって待望のフェラーリ・トロフィが今シーズンも始まった。第1戦の舞台となったのはグランプリ・コースである富士スピードウェイ。今回は38台のエントリーを数え、マシンのパフォーマンスごとに2レースに分けて行われた。
フェラーリ・トロフィ-1は、チャレンジとコンペティツィオーネ・モデルだけのレースとされ白熱したバトルが繰り広げられた。最終的にトップでチェッカーを受けたのは林 久盛選手が駆るF430チャレンジで、360チャレンジ・クラスはトップに僅差でフィニッシュした切替優太が制した。
フェラーリ・トロフィ-2は、ストラダーレ、モディファイド、ヒストリックの各クラスのマシンで競うもので、ロードカーに近いモデルによって競われる。こちらはモディファイド・クラスBで360モデナに乗る切替隆貴選手がレースをコントロールし、そのままチェッカーを受けた。
このフェラーリ・トロフィの詳細は4月6日発売のスクーデリアで詳細に紹介いたしますのでご期待ください。
2009 フェラーリ・トロフィー rd.1 リザルト
F430チャレンジ・クラス
Pos. No. Driver Machine Lap Time
1 073 林 久盛 F430チャレンジ 8 14'30.865
2 067 NORI F430チャレンジ 8 14'56.506
3 063 浅沼真一 F430チャレンジ 8 16'00.500
- 050 田波秀文 F430チャレンジ DNS
360チャレンジ・クラス
1 055 切替優太 360チャレンジ 8 14'32.899
2 076 香取文明 360チャレンジ 8 14'54.949
3 060 萩原秀彦 360チャレンジ 8 14'57.872
4 058 小島英気 360チャレンジ 8 14'58.558
5 056 中野博充 360チャレンジ 8 15'00.636
6 059 藤田 宗 360チャレンジ 8 15'19.062
- 062 木村 寛 360チャレンジ DNS
F355チャレンジ・クラス
1 089 切替 徹 F355チャレンジ 8 15'45.442
2 081 工藤賢司 F355チャレンジ 8 16'06.153
コンペティツィオーネ
1 072 坂本直隆 F430チャレンジ 8 14'37.102
2 075 寺島 茂 F430チャレンジ 8 14'51.064
3 065 小嶋禎一 348LM 8 16.02.186
4 070 東本哲次 328GTS 8 16'35.039
ストラダーレAクラス
1 068 野中信義 F355 GTS 7 16'07.477
ストラダーレBクラス
1 079 中 裕司 360 スパイダー 7 15'20.172
ストラダーレCクラス
1 066 関野勝利 F430スクーデリア 8 15'54.818
- 083 松井博太郎 F430 DNS
スペチアーレ・クラス
1 085 後藤和良 エンツォ・フェラーリ 7 16'33.931
ヒストリック・クラス
1 086 榊原龍之 ディーノ 308GT4 7 16'31.823
2 078 前田岳行 テスタロッサ 5 13'49.865
モディファイドAクラス
1 069 黒木啓太 F355 7 15'28.844
2 080 小森広隆 348ts 7 15'35.463
モディファイドBクラス
1 054 切替隆喜 360モデナ 8 15'01.828
2 077 横幕 優 チャレンジストラダーレ 8 15'43.419
3 051 草野 健 360モデナ 8 15'57.688
4 053 高橋秀雄 360モデナ 8 15'58.977
5 057 田村 宏 360モデナ 8 16'15.429
6 052 高井一彰 360モデナ 8 16'16.333
7 082 小塚義巳 360モデナ 8 16'39.144
8 084 飯田孝史 360モデナ 2 4'47.820
モディファイドCクラス
1 074 森山鉄也 F430 8 15'29.947
2 071 西田裕正 F430 8 15.50.122
- 061 中村祥貴 F430 -
- 064 内海利明 F430 -
投稿者 ueno :2009年03月22日 21:51 | コメント (0)
2009年03月05日
599 XX、599 HGTE発表!
3月3日から開催されているジュネーブ・ショーで、噂になっていた599のホットバージョンが発表された。実はこのホットバージョン、2種用意されており、ひとつはハンドリング・グラン・トゥーリズモ・エボルツィオーネ、略してHGTE仕様。そう、すでに612スカリエッティに用意されているハンドリング・パッケージで、スポーツカーらしいより鋭いハンドリングを実現したもの。具体的にはスプリングとスタビライザーが強化されると共に、マグネットコントロールのダンパーも締め上げられ、マシーンの姿勢変化を最小限に抑えているという。またエグゾースト・システムも見直され、高回転域の効率を高めると共に、サウンドにも意が払われ、テールパイプもかつてのスナップを思わせるデザインとなる。F1ギアボックスは最速仕様が組み込まれるのは言うまでも無い。
エクステリアではダイアモンド・カット仕上げの20インチ径のスプリット・リムが採用され、ボディカラーは専用の3層メタリック・ロッソが用意される。これまでのメタリック塗装に無かった深みのある色合いが特徴だ。インテリアでは専用のスポーツ・シートが備わることが見逃せない。CFRP製のシェルにレザーとアルカンタラのコンビ仕上げとされ、ヘッドレスト部分には「Handling GTE」のレタリングまで入る。
今まではHGTEパッケージはオプショナル・パーツのひとつという次元だったが、この599HGTEはバリエーションのひとつとして認識したほうが良いかもしれない。
そしてもうひとつの辛口599が599XXだ。噂ではスポーティなロードカーとして予想されていたが、実際はFXXの後継モデルというポジショニングだったのである。
排気量は発表されていないが、クランクシャフトまで新たに作り直すという大改装により、レブ・リミットは9000r.p.m.に引き上げられ、最高出力は700hpを叩き出す。組み合わせられるF1ギアボックスは新プログラムが採用され、変速時間は60ms。もちろん車体の軽量化も推し進められ、各部がCFRPパーツに置き換えられている。
エクステリアは大きく張り出したフロント・リップ・スポイラーとサイド・スカートを始め、新たに追加したリア・ウイングにより、レーシング・マシーンそのものの姿に変貌している。
今回の発表によれば2010年からサーキットでの専用プログラムが用意されるという。ちなみにフィオラノでのラップタイムは1分17秒と発表された。
注目のお値段だが、ジュネーブでは正式に発表されなかったが、FXXに近いところにあることは間違いないだろう。
詳細については4月6日発売のスクーデリア No.80で徹底的に紹介しますので、お楽しみに。
photo:Ferrari S.p.A.
投稿者 ueno :2009年03月05日 13:30 | コメント (0)

