2005年06月24日
マセラティのムックは今日発売です。

フェラーリと共にモデナを代表するメーカーのマセラティは、フェラーリ・グループ入りしてから驚異的な大躍進を続けています。フェラーリとは違った豪快かつ妖艶さなど、他のメイクスには無い独自の味わいが魅力です。
そのマセラティの今の姿をまとめたムックを作ってみました。MC12を始めクアトロポルテ、グランスポルト、クーペ、スパイダー、トロフェオの魅力を余すことなく紹介いたします。このほかマセラティ・ヒストリー、オフィッチーネ・アルフィエーリ・マセラティ・プログラム、オフィシャル・グッズ紹介、モデナ・タウン・ガイドに加え、MC12をバロッコのテストコースで試乗した際の特写シーンとマセラティ・ファクトリーの模様やクアトロポルテのプロモーション・ムービーを収めたDVDが付録で付いています。マセラティが気になる方はもちろん、広くイタリア車ファンにとって見逃せない1冊になるでしょう。お値段は2000円(税込み)で、全国の書店で発売中。
今日は手前味噌風味でまとめてみました。
2005年06月20日
アメリカGPを見て
今回のアメリカGPは色々な意味で大きな意味を持つ1戦といえた。フェラーリ寄りのポジショニングを離れ、ニュートラルな立場から見ても様々な問題を抱えていた。一ファンとして見ればミシュラン・ユーザ-が決勝を走らなかったのは、レースとして残念な限りである。特にPPを獲得したトヨタと、復調を遂げたBARの結果を見たかったのは、私だけではあるまい。
しかし規則は規則である。特に今年のタイヤ無交換ルールは開幕戦から行なわれており、グリップと耐久性のさじ加減は判っていたはずに違いない。アメリカGP用をグリップ寄りに作ってしまったため、このような結末になってしまったのである。しかし問題はここからである。“やっぱりダメだったから、他に換えたい”は国際各式のレースでは通用しない。金曜日の段階ならまだしも、予選を終えた後だけに公平性を保つ意味から受け入れられなくて当然である。もし認められたら、予選専用のタイヤが復活しかねない事態になることは、火を見るより明らかだ。そこまで行かないにしても、BSユーザーとの公平性が逆に浮上してくるだろう。
カテゴリーは違うが、今年のスーパーGTシリーズを闘うジム・ゲイナー・ティームのF360は、今シーズンからタイヤをダンロップに切り替えている。そのため、開幕戦でデータ不足なこともあり、いざ走ってみたところ予想より柔らかいコンパウンドだったため、たちまちダレてしまいほとんど攻められないままレースを終えている。スーパーGTもタイヤを事前に登録するため、いざ走ってから他のコンパウンドに変えられない規則になっており、レースでもその規則どおりに進められている。ちなみにスーパーGTで4社のタイヤが使われている。F1では現在2社だけで、ミシュランはちょうど7割を占めていたため、このような事態になってしまったわけだ。以前のようにグッドイヤーやピレリが加わっていれば、また違った展開になっていたはずだ。
それはさておき、フェラーリ・ファン的に見れば、やや後ろめたい気がするが優勝は優勝。ルノー中心だったシーズンの流れが、今回のできごとを契機に変わってくることを期待したい。

2005年06月17日
FXXが出ましたね

以前からフェラリスティの間で話題になっていたエンツォGTですが、FXXという名前をもらって突如姿を現しました。そのスタイリングはストラダーレとあまり変わっておらず、予想よりおとなしいものでした。たしかに現在のモデルは最初から空力を突き詰めているだけに、あまりいじるところが無いと言えます。しかし、左右に大きく張り出し、3分割タイプのリア・ウイングは、ちょっとアッサリ感が強かったエンツォのリアビューを引き締めて良い感じに仕上っています。
プレスリリースを見ると、あくまでも純粋に走りを楽しむためのモデルとされ、ロードカーでもないレーシングカーでもない、究極のプレミアム・モデルという位置付けがなされています。さらにはオーナーがFXXプロジェクトのテストドライバーと言うポジションに据えられ、現在開発中のプロジェクトの一助になると発表されています。
これらの主旨をマニアックかつへそ曲がりに解釈すると、次に登場する予定となっているF60の方向性を探っているのでしょうか? それとも、まったく別のプロジェクトが立ち上がりつつあるのでしょうか? いずれにせよ、その答えは数年後に明らかになるでしょう。
また150万ユーロという価格は、一般的にはクルマごときにそんな金額と思われるでしょうが、昨今のヒストリック・フェラーリのプライス・タグはそのはるか上を行っているだけに、FXXにオーダーを入れる方には問題にならないばかりか、逆にフェラーリ社とのコネクションが深くなることを喜ぶことでしょう。
FXXは、純粋にマシーンとして見ると上品過ぎて面白味に欠ける様に思えますが、乗るときっと楽しいのでしょうね。取材が可能になった時は誌面で徹底的に紹介しますので、ご期待下さい。
2005年06月13日
ウチでいちばん偉いのはだあれ?

ソファーでふんぞり返っている巨大なお腹が自慢のおネコ様は、何を隠そう我が家でいちばん優雅に暮らしている寅雄でございます。ネコ・パブリッシングの犬飼さんちからもらってきた、というややこしいヒストリーを持つキジトラのオスです。ウチに来た時は数百グラムでちゃんと子猫していましたが、どこでどう間違えたのか巨大化し、現在の体重は7kgオーバーという巨漢に育ってしまいました。さながら166MMが410スーパーアメリカになった以上の大型化かもしれません。
特技は帰宅時のお出迎え、お座り、お手、ちょうだいなで、ネズミの玩具を投げると、ちゃんとくわえて手元まで持ってくる技を日々磨いて、その加速性能の鋭さはF430以上かもしれません(ただし0-1m加速のみ)。
趣味はもちろん朝寝、昼寝、夕寝! 目が覚めたらいりこをおねだり、食べたらまた寝るという優雅な1日を過ごしています。編集末期でタイトになると、私もネコになりたいと思う事もしばしば。
そんな優雅な生活を送っているから、こんなに育っちゃったのかもしれません。一方飼い主は不規則な生活と食事からか、こちらもお腹を中心に着々と育っています。
やっぱりネコは飼い主に似てくるのでしょうかね。
2005年06月11日
今欲しいフェラーリは...
読者の方や、業界関係者に良く聞かれるのが、どのフェラーリがいちばん良いですか? という質問だ。この質問は、はっきり言ってとても難しいのである。フェラーリをどのように楽しむかによって答えが変わってしまい、なおかつその人の年齢や好みによっても変わってくるからだ。
たとえば街乗りが楽で、目立ちたいとか、サーキットをガンガン走って楽しむためとか、使い方が見えれば答えられるのだが...。
それはさておき、今私が欲しいフェラーリの最上位に位置するのが275GTB/Cだが、ここ数年でお値段が飛躍的にジャンプアップしてしまい、都内に立派な戸建てが買えるクラスになってしまった。

そんなわけで、275GTB/Cは世界的コレクターにお任せするとして、現実的なラインでは355チャレンジがその次に位置する。できればサーキット専用としスリック付きがベストだ。以前1シーズンほど355チャレンジに参戦した時の緊張感と、タイムを詰めて行く時の面白さが忘れられないからだ。ほど良い大きさのボディと素直な操縦性は、余り練習ができないサンデー・レーサーにはうってつけといえる。ちゃんと扱ってやれば自然に動くが、基本から外れた操作をすればリアクションが出るが、コントロールできる範囲が広いので、それほど不安を感じさせない点が良いのである。
レースが行なわれていた頃は定価の1/3+α程度で取引されていたのだが、最近はF355人気に引っ張られて1000万オーバーのプライスタグが付いてしまい、お遊び用としてはちょっと手が出ない存在になってしまった。そのうち手頃な物件が出てくるだろうと、のんびり構えている今日この頃である。
オマケ:F355チャレンジは、レース用として合計29台がコーンズの手によって輸入された。このほか2台がロードバージョンからのコンバートで製作されている。29台のコンプリート・チャレンジは、1996年から1998年にかけてフェラーリの特装部であるコンニョラートで製作されたもの。1997年からいわゆるXRシャシーになったが、エンジンはレギュレーションの関係からモトロニック2.7のツイン・エアフローのタイプが最終モデルまで塔載されていた。なお当時レース中に大クラッシュして修復した個体が多いので、素姓の良い個体を探すとなると結構大変なモデルだ。
2005年06月10日
私の好きな街モデナ

日本から見るとイタリアはひとつの国だが、実際に行ってみると50km隣りの街ですら、大きく文化が違うことがある。特に食べ物で較べるとその差が良く判る。
大きく分けると州ごとに食文化が異なり、良く言われるのが北のホワイトソース、南のトマトソースだが、これはとても判り易い喩えといえる。ここでいう北とはピエモンテ州、そうフィアットの本拠地があるトリノは、どちらかというとフランス、スイスに近いだけに、食べ物も乳製品を使ったものが多い。一方南とはナポリ以南、シチリアを指し、こちらはトマトの産地だけにトマトソースが料理の基本になる。
さてフェラーリの地元であるモデナといえば、ワイン・ビネガーのバルサミコが味の基本となる。ソース類に使うのはもとより、サラダのドレッシングにまで用い、裏技としては苺にかけると甘味が増す事も忘れられない。店によってはジェラートにかけるところもあるほどだ。
このほか、同じエミリア・ロマーニャ州パルマ県名産のパルミジャーノ・レッジャーノ(チーズ)とプロシュート(生ハム)も、隣り街の品だけにモデナでも定番だ。
つい食べ物の話しに行ってしまったが、モデナは食の街と呼ばれるだけに、今まで行った中で外した店は一軒もなかった。行くたびに新たな発見があるだけに、モデナを訪れる度に、まだ行っていない店を探して歩き回っている。
モデナに限らず、イタリアに行ったら食べるが勝ち。これが私のモットーである。
2005年06月08日
騙し絵の館

仕事柄いろいろなところに出掛けることが多いが、特に本の性格上モデナ、マラネロ周辺が極めて多くなる。本社工場やピスタ・ディ・フィオラノ、ガレリアなどの関連施設は、おなじみの箇所で毎度足を運ぶことになる。
最近フェラーリの試乗会は手が込んだものが多くなり、マラネロ以外の場所で行なわれることが多くなってきた。先日アップしてご存知のように、スーパーアメリカはモナコを舞台に行われている。その前に行われたF430スパイダーの時は、マラネロの隣り街のサッスオーロで行なわれた。プレス・カンファレンスの後に案内されたのが、写真のパラッツォ・サッスオーロである。何気に見ると、イタリアの古い様式の建物にしか見えないだろう。現場にいた私も最初はそう思っていたのだが、実はこれ騙し絵で構成されているのである。建物内部の壁や天井はフラットで、巧妙に陰影とパースがつけられたフレスゴ画風で仕上げられていたのである。館内の薄暗い照明を逆手に取ったトリックに、まんまと嵌ってしまった。
マジな芸術作品が多いイタリアだが、イタリア人が元来持つ明るさと悪戯心が、こんな騙し絵を作り上げたかと思うと、思わず嬉しくなってしまった。
2005年06月06日
スクーデリアは今日発売です!
今日はスクーデリアNo.57の発売日です。今回は宣伝になってしまいすが内容のご紹介を。巻頭特集は“Ferrari 2005”と題し、フェラーリの今にスポットを当てて特集を組んでみました。スーパーアメリカのモナコ試乗の様子を始め、日本上陸を果たしたF430を多角的にチェックしてみました。このほかF430購入シミュレーションやGTシリーズ制覇を狙って送り出された575GTCエボルツィオーネ2005など見逃せない記事が満載です。
もちろんスクーデリアならではの海外イベントも、ヴィッラ・デステ・コンクール・デレガンス、ツアーオート2005、アメリア・アイランド・コンクール・デレガンス、モデナ・テッラ・ディ・モトーリ、コンコース・デレガンス・トロフェオ・サルヴァローラ・テルメなど、他誌では見られないイベントまでカバーしました。
まずはお近くの書店へ。
2005年06月03日
ウェブって大変ですね。

6月1日に無事オープンしたスクーデリア・ホームページですが、いざ作ってみるといろいろと大変でした。なにせ、かつての原稿用紙+プリントにトレペ、そして割付用紙にデザインという時代から、この業界に入ったアナログ系人間だけに、紙に対応するDTP、CTPにはすぐ順応できたものの、ウェブは同じ文字と写真を使った情報発信するものとはいえ、全く違う手段で表現するため、その部分を理解するまで時間が掛かってしまいました。
そんなわけで現状では至らぬところだらけですが、より楽しめるサイトにするため、スクーデリア・フェラーリ並のスピードで進化させて行きますので、ご期待下さい。
このあいだの日曜日はコーンズ・フェスティバルの取材に行ってきました。フェラーリF430スパイダーとスーパーアメリカ、そしてマセラティMC12とスパイダー90周年記念バージョンの日本でのお披露目と、5台のフェラーリ・グランプリ・マシーンのデモランが圧巻でした。なかでもこの日初めて公開されたF2002は圧巻でした。カン高いエグゾースト・ノートに加え、2002年のチャンピオン・マシーンだけに、その存在感は他を圧倒するものでした。今後も新しいモデルが上陸してくれると楽しいですね。
2005年06月01日
スクーデリア・サイトをよろしく
ホビダスのスタート共に書き込みたかったのですが、取材で外出していたため少々出遅れてしまいました。遅ればせながら、スクーデリア・サイトをよろしくお願いいたします。まだ製作途上ですが、順次アップしてゆきますので、ちょくちょく覗いてみて下さい。
先日スーパーアメリカのインターナショナル・メディア・テスト・ドライブに行ってきました。クルマについての詳しいことはスクーデリアをご覧いただくとして、その楽屋裏をちょっと紹介しましょう。
試乗会の舞台はモナコGPを翌週に控えたモンテカルロ市街。ガードレールはあらかた取り付けられ、マールボロやシェルのコースサイド・サインも建てられ、まんまレーシング・コース。その中をスーパーアメリカで走るのは超気持ち良かった。読者に代わって新車に試乗して、その乗り味や特徴を書くのが我々メディアの仕事ですが、今回は場所が場所だけに、いつになく舞いあがってしまったのは事実。と、ここまで書くと凄く楽しそうに見えるでしょうが、締め切り直前だったこともあり、2泊4日の旅程で往復するのです。1日目は朝に成田から飛び、夕方にモナコ入り。2日目は試乗して夕食を食べてシャワーを浴びておしまい。3日目の朝にモナコを出発して、飛行機の中でキーボードと格闘しているうちに4日目の朝成田に到着。そのまま出社して原稿を仕上げるという、なんとも素晴らしいスケジュールなのです。誌面ではそ知らぬ顔をしていますが、実は実は...。でも、根が好きなことに加え、普通では経験できないことができるので、この世界に嵌っています。
さて、ここでご覧いただく写真はスーパーアメリカ試乗会の時のスナップ。ハーバーで基地となったクルーザーの前で、スタッフがたまにくれるビスケットを辛抱強く待っているゴールデン君です。飽きるとサッサと自分のクルーザーに帰ってしまうという、モナコらしい優雅な生活を送っていました。
投稿者 ueno : 22:27

