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2005年09月30日

憧れのヨロイ戸

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 イタリアが好きになると、細かな点まで気になってくるもの。たとえば建物の窓に取り付けられているヨロイ戸(場所によってはガラリ戸とよばれる)もそうだ。日本風に解釈すれば雨戸かシャッターの役目をするものだが、実際にこのヨロイ戸が付いたホテルに泊まってみると、朝陽が適当に入って自然に目覚めて具合がいいものなのである。
 そんなわけで気にしてみていると、モデナ、マラネロなどのエミリア・ロマーニャ州ではグリーンに塗られていることが多く、フィレンツェを過ぎローマのあたりではグレーだったり、リゾート的なエリアでは木目を生かしたニス仕上げと、地域で色が変わってゆくのが面白い。またトリノより上の寒冷地に行くとヨロイ戸はなくなり、いわゆる扉状のもに変わる。チェントロ・ストリコ(中心部の歴史的地区)のヨロイ戸は、両端を支点に開くことに加え、ヨロイ戸部分のみが上を支点に下が外側に開くという複雑な構造を持つ。しかし、最近建てられた家だと、伝統のヨロイ戸を使わず、シャッターを組み込んだものも見られるのは残念な限りである。
 気になると突っ込む性格だけに、我が家にもヨロイ戸を付けようと画策したことがある。イタリアのホームセンターに行くと、様々なサイズのヨロイ戸が並んでいる。お値段もリーズナブルで1軒分買ってもそれほどの額にならないのだが、大きさと重さがあるだけに計画を中断している次第。それと最大の問題は日本の住宅の構造が根本的に違い、窓が外壁から一段引っ込んでいないので、ダミーでしか付かないのだ。ちゃんと機能するようにするとなると、窓が引っ込んだ構造で建て直さなくてはならないことに気付いてしまった。
 果たして計画やいかに。

投稿者 ueno : 19:31 | コメント (0)

2005年09月28日

オーデマ・ピゲ・マセラティ・モデル

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 オーデマ・ピゲのマセラティ・モデル発表会に行ってきた。スイスの老舗時計メーカーである同社は、2003年からトロフェオ・マセラティ・シリーズをサポートし、昨年マセラティ社と正式に契約を結び、このたびマセラティ・モデルが発表されたのである。
 このマセラティ・モデルは、ミレネリー・デュアルタイム・マセラティと名付けられ、伝統、卓越、革新をテーマに開発されたもので、楕円のケースに第2時間、日付、ナイト&ディ、パワーリザーブ表示を組み込んだオリジナリティあふれデザインが特徴だ。
 今回プラチナ・ボディ(全世界限定90個/703.5万円)、ピンク・ゴールド・ボディ(全世界限定450個/336万円)、ステン・ボディ(全世界限定900個/199.5万円)の3バージョンがリリースされた。
 フェラーリ=ジラール・ペルゴに続く高級ブランドのコラボレーションは、マセラティ・エンスージアストのみならず、好き者の心をくすぐるに違いない。個人的にも、マセラティらしさがうまく表現されたリスト・ウォッチだと思う。
 興味をもたれた方はオーデマ・ピゲ・ジャパンまで。

投稿者 ueno : 23:22 | コメント (0)

2005年09月27日

ただいま最終校正中。

 現在10月6日に発売されるスクーデリアNo.59の最終校正の最中です。予定より遅れての校正ですが、予定通りに店頭に並びますので、ぜひお買い求めを。
 No.59の内容をスクーデリア・サイト・ファンだけにそっとお知らせしよう。巻頭では先頃行われたフランクフルト・ショーでデビューしたF430チャレンジを徹底的に解析。そのポテンシャルを探ってみました。
 続く巻頭特集では異色のラリー・フェラーリ、308GTBグループ4/B仕様にスポットを当ててみました。日本では馴染みのないバージョンですが、もうひとつのコンペティション・フェラーリの世界を、スクーデリア的にご紹介しましょう。
 このほかフェラリスティにとって見逃せない記事を満載してお届けいたします。10月6日に書店でお目にかかりましょう。

投稿者 ueno : 23:16 | コメント (0)

2005年09月26日

いぶし銀の渋さ

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 今年のブラジルGPは大きな波乱も天候の急変もなく、淡々としたレース展開のまま終わった。その中で派手さこそないが、決めるところをちゃんと押さえたシューマッハーの走りは、久々に王者の貫禄を感じさせるものだった。
 マシーンが遅かろうが、そこは腕で補いながら、序盤にフィジコをかわした切れ味の鋭さは今までとなんら変わらないものだった。セーフティカーが抜けリスタートのときは後ろに気をとられすぎて、少々前を空けてしまったのが唯一のミスだろうか。その直後の1コーナーで、冷えたタイヤのせいで再びフィジコに抜き返されてしまう。しかし、そこはベテランだけにプッシュし続け、ピットインでひっくり返してしまうあたりは流石としか言いようがない。
 マシーンが多少非力でも、レースの展開を状況に合わせて組み立てる能力と、ここ一番の速さは、まだまだ色あせていなかった。結局4位でフィニッシュを果たし、コンストラクターズ・ポイントで、追いすがるトヨタを引き離したのは、700戦以上闘ってきたフェラーリとシューマッハーの底力に違いない。

投稿者 ueno : 22:20 | コメント (0)

2005年09月22日

Colore

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 日本語で言うと色、英語のカラーにあたるイタリア語がコローレである。一昔前のフェラーリのイベントに行くと、ほとんどがロッソ・コルサで、たまにジアッロ・モデナが見られる程度だった。しかし最近のイベントでは様々なカラーを纏った跳ね馬たちがやってくる。
 先ごろコーンズの営業の方に伺ったときも、F430などのミドシップ・ベルリネッタ系でもネロ/ブラックとビアンコ/ホワイトが増えてきて、以前のようにロッソの独壇場でなくなってきた、と語ってくれた。確かに街で見かけるフェラーリも、ブラックやホワイトが確実に増えてきて、独特な存在感を漂わせている。
 しかしフェラーリといえど2+2系となると話は別で、昔からロッソ・コルサはなぜか似合わず、ダーク系のカラーが似合う気がする。最近いいなと思ったのはベルデ・ブリティシュ・レーシング(BRG)にクリームの内装の456M GTだった。あのボディラインに不思議とマッチし、なかなか渋い雰囲気を放っていた。また夕陽に照らされたルビーノ・ミカリッツァート(ワイン・レッド)の612スカリエッティも、キャラクター・ラインで色味が変わり、これまでになく妖艶だった。
 いろいろと書いてきたが、いざ自分でボディカラー選ぶとなったら、かなり迷うことになるに違い。そう色の道は深いのである。

投稿者 ueno : 23:41 | コメント (0)

2005年09月21日

エンブレムへのこだわり

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 世界中のどんなメーカーでも、送り出すクルマのノーズには必ずエンブレム、あるいはロゴマークが付けられている。フェラーリもその例にたがわず、角型のクレストに収まった立派な七宝焼きの跳ね馬が取り付けられている。
 ロードカーではおなじみのこのエンブレムだが、F1マシーンのノーズに付けられていることはご存知だろうか。古くは125F1に始まり、いつの時代もフェラーリのグランプリ・マシーンのノーズに輝いている。1gの軽量化に血眼になっているにもかかわらず、ちゃんとした作りのエンブレムは、グランプリと共に歩んできたフェラーリの誇りだけに、ステッカーでは代用できないのだ。このこだわりこそがフェラーリの伝統であり、遊び心でもあるのだ。

投稿者 ueno : 23:40 | コメント (0)

2005年09月20日

フェラーリ・ペル・センプレ-Ⅱに行ってきました

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 連休中日の18日は、フェラーリ・クラブ・オブ・ジャパン設立15周年記念イベント、フェラーリ・ペル・センプレ-Ⅱの取材に鈴鹿まで行ってきました。2005年を代表するイベントだけに170台もの跳ね馬が集結し、どこを見てもフェラーリ、フェラーリ、フェラーリ。エンツォ・フェラーリも大挙集まり、さらにはF50、F40も数え切れないほどやってきました。パドックを散策すれば333SPやF40コンペティツィオーネが羽を休めていたり、ピットをのぞけばSWBや275GTB、206GTが並び、まさにフェラーリ三昧。
 さらにはF189/640、F2001、F2002によるデモランも行われ、日本GPを前に鈴鹿はフェラーリのF1マシーンで大いに盛り上がっていました。

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 イベントの様子は10月6日発売のスクーデリアNo.59でバッチリ紹介していますので、こちらをご覧になってください。
 それにしても連休の高速は何でこんなに流れが悪いのでしょうか。エンツォだったら1速か2速で事足りる速度しか出ていませんからね。そんなわけで帰りは5時間もかかってしまい、東京に着いたのは午前3時前。やれやれ。

投稿者 ueno : 23:41 | コメント (0)

2005年09月16日

Fiore

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 Fiore/フィオーレはイタリア語で花を意味する。イタリアの町のチェントロを歩くと、建物こそ古くてくたびれていても窓辺には必ず花が置かれ綺麗に咲いている。窓枠のへこみに置かれたものから、本格的なロート・アイアン製の花台に入れられたものと様々だが、どれもちゃんと手入れがされていて、家人の愛情を受けていることがわかる。逆に郊外の広い戸建てになると、この窓辺の花は姿を消し、その代わり庭いっぱいに華やかな色とりどりの草花が咲き乱れていることが多い。
 イタリアでも都会の下町は緑が少ないため、身近に置きたいという気持ちから窓辺に花を植えるのだろう。ちょうど東京の下町の路地にある家が、玄関先に花を植えるのと同じ感覚といえよう。ただ違うのはイタリアの花はどれも色鮮やかなだけに、くすんだ町並みが何故か明るく見えるのだ。日本で真似しようといろいろ買い込んできても、あの鮮やかな色が出ないのである。やはり日差しと空気の違いが大きいのだろうか。

投稿者 ueno : 22:51 | コメント (0)

2005年09月15日

糸杉

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 街道沿いに植えられたひょろっと細長く伸びた杉の木を見ると、イタリアに来たことを実感する。日本では見られない独特の姿に、つい見とれてしまう。どちらかというとトスカーナの丘陵地帯でよく見られ、ミッレ・ミリアのルート沿いにも数多く立ち並んでいる。
 この糸杉の正式名称はCypress Treeで、学名はTaxodium distichumと呼ばれ、分類はスギ科ヌマスギ属となる。
 またキリストの十字架は糸杉を使ったもので、ノアの箱舟も糸杉から作られた言い伝えられている。まさにイタリア、いやローマ帝国が誕生する以前から大地に根付いていた主とも言える存在なのである。だからこそイタリアの風景の一部になっているのだろう。

投稿者 ueno : 23:03 | コメント (0)

2005年09月14日

F430チャレンジが出ましたね

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 予告されていたF430チャレンジがフランクフルトで発表になった。初代の348チャレンジから数えて4代目になるわけだ。歴代のモデルを見て、接してきただけに興味津々だ。詳しくはフェラーリ・ニュースをご覧いただきたい。先代の360チャレンジがアマチュア・レーサーには手強い操縦性を持っていただけに、さほどディメンジョンの変わらないF430チャレンジが、どのように仕立て上げられているかを早く知りたいものである。
 F355チャレンジまではロードカーにレーシング・エクイップメントを追加しただけで、一般道でピッチングが激しいことを我慢すれば、エアコン、パワーウインドー付きで乗ることができた。しかし、360チャレンジからはレーシング・マシーンとして割り切った作り方になってしまい、切れないステアリング、ペタッと繋がるクラッチ、エアコンはおろかヒーターすら付かない割り切りぶりで、もはや公道で乗れる代物でなくなってしまった。レーシングカーを公道で乗るというのはエンスージァストの夢のひとつだが、360チャレンジがひとつの分岐点になり、その代わりにチャレンジ・ストラダーレが送り出されたのである。F430チャレンジはリリースを見るとさらに尖がっている可能性がある。その正体は、いずれお知らせできるはずである。
 それにしてもフェラーリの試乗会は突然案内が来るので、いつもエアチケットやホテルの手配にバタバタさせられることが多い。果たして今回はどうなることやら。

写真はフェラーリ・オフィシャルのものだが、よーく見て欲しい。そうエア・ジャッキを作動させ持ち上げた状態で撮影しているのである。オフィシャル・フォトをいろいろと見てきたが、クルマを持ち上げた写真は始めてだ。ちなみに撮影場所はピスタ・ディ・フィオラノの立体交差部分である。

投稿者 ueno : 22:11 | コメント (0)

2005年09月13日

Spaghetti Aglio Olio e Peperoncino

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 私の好物。アーリオ:ニンニク、オーリオ:オリーブ・オイル、ペペロンチーノ:唐辛子、あとは塩とフィニッシュで乗せるバジルだけという極めてシンプルなパスタだ。シンプル故にごまかしが効かないだけに、そのシェフの技量がはっきり出てしまう一皿だ。
 イタリアに行くたびに各地でトライし、メニューに無ければリクエストを出しながら100食以上食べたが、どれひとつとして同じ物はなかった。麺の太さから、ニンニクの切り方、唐辛子の使い方など千差万別。いまだにどれがアーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノの正しい姿なのか判らない謎の一皿でもある。一応フィレンツェが発祥の地といわれているが、フィレンツェ市内のリストランテで頼んでも、出てくる姿はてんでバラバラで、答えは出なかった。
 これまでで一番強烈な印象が残っているのが、マントバのムゼオ・タッツィオ・ヌボラーリの真正面にあるリストランテのアーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノだ。ここのパスタはメニューでは一応スパゲッティと謳われていたが、その姿はほとんどウドンと変わらない太いものだった。しかし口にすると絶妙なアルデンテで上げられた麺は、しっかりとした歯応えと、モチッと感触を併せ持つ絶品だった。この時はあまりの上手さにお代わりをしてしまったほどである。
 日本ではなかなか満足の行くアーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノが戴けないので、様々にトライしながら自分で作っている。好きで作っているだけに材料には徹底的にこだわった。麺は乾麺発祥の地といわれるグラニャーノ産を用い、塩はシチリアのグロッサ、アーリオももちろんイタリア産を使うが、無い時は青森産が似た感じなので代用することもある。そして、オーリオ・オリーバはトスカーナ産のやや若めのものを使い、ペペロンチーノはイタリア産の長さが1cm以下の小さいタイプを使うと良い感じに仕上る。これらの食材はイタリアに行った時に買い込んできたもので、長年買い込んでいるうちにウチのキッチンの一角は、さまざまなイタリア製調味料などに占領されてしまった。
 それはさておき、自分で作ってもアーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノは難しい。火の扱いが僅か5~10秒違っただけで、その仕上りはすっかり変わってしまう。好きなことに加え、その奥の深さがあるからこそ、休日ごとにトライし続けているのかもしれない。


投稿者 ueno : 21:19 | コメント (0)

2005年09月12日

スパは今日も雨だった

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 今回のベルギーGP、地上波では選挙の影響を受けて深夜に追いやられてしまい、見過ごされた方も多かったのではなかろうか。しかし、レースはスパらしい波乱に富んだ展開になり、画面にくぎ付けになってしまった。
 ウェット時のシューマッハーの切れの良さに、本来はこんな走りをしてたことを思い起こした。フィジコのコースアウトによりセーフティカーが入ると共に、ほとんどのマシーンがピットに入り、序盤のひとつの山場になってしまった。
 そしてその数周後に事件が起きる。13周目の1コーナーで、突っ込みすぎた琢磨がシューマッハーに追突したのだ。当った瞬間にF2005のリア・ウイングがガタガタになっていたので、もはや闘うことは不可能なことは誰の目にも明かだった。しかし見物だったのがそのあとだ。ミハエルはちょうど琢磨のラインを塞ぐようにスピンさせ、BARを逆に突っ込ませる位置にマシーンを持って行ったことだ。
“当て逃げは許さんよ”といわんばかりのリアクションに、ベテラン故のしたたかさが見て取れた。そして降りたあと琢磨のところに行き、ヘルメットをパコンと叩いたのは、せめてものアピールだったに違いない。もしこのアクシデントが無ければ3位まで上がれ、ポディウムに乗れた可能性が大だからだ。
 しかし、シューマッハのスパでのアクシデントによるリタイアは、やはり雨の中でクルサードのマクラーレンに追突し、フロント1輪を吹き飛ばして3輪でピットまで戻ってきた時以来になる。立場は逆だが、奇しくも同じ条件下でのリタイア。
 スパの難しさが見えてくる。

投稿者 ueno : 18:43 | コメント (0)

2005年09月10日

こんなモデル知ってますか?

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 このコカコーラ・カラーの360チャレンジのミニチュアカーは、普通に販売された製品ではない。コカコーラ・イタリアがマテル社に特注して製作したもので、イタリア国内でノベリティとして使われたのである。ベースとなったのはホットウィールのレギュラー・シリーズの360モデナで、そこに精巧なタンポ印刷で実車のカラーリングを再現したもの。そして泣かせるのが、この時期のコカコーラの缶を再現した専用パッケージに収められていることである。
 実はコカコーラ・イタリアは、2002年からイタリアのティームにスポンサードしており、コカコーラ・カラーでイタリア戦を闘い、国内でもポスターや店舗用のトレイやデコレーションなど製作し、フェラーリ・イメージを前面に押し出してプロモーションしていたのである。このホットウィールも、その一環として作られたものなのだ。
 毎月イタリアに行くわけでない私にとって、このモデルの存在は当然の事ながら知らなかった。この年ミザーノで行なわれたチャレンジ・ファイナルの取材に行った時も、パドックに巨大なコカコーラのホスピタリー・テントが建てられ、招待客で賑わっていたのを見ていたが、よもや360チャレンジのミニチュアカーが存在するとは夢にも思っていなかった。
 それから半年してから噂でその存在を知り、色々と調べて見たが判らない。さらに探すうちに、ホットウィールの本家たるアメリカのe-bayなら出ているだろうとチェックしたが影も形もない。ならば地元イタリアのe-bayを探してみると、ひっそりと1台がベネト州の好き物から出品されていた。最終的にアメリカのコレクターとのバトルとなり、なんとか打ち負かして手にすることができた。
 送金後約1週間して無事手許に到着した360チャレンジは、予想以上以上の凝った仕上りで、思わずミザーノで見た実車を思い起こしてしまった。その後もe-bayイタリアをチェックしているが、1度見ただけで以来全く出てくる気配がない。もしかするとイタリアのどこかに大量に眠っているのだろうか。

投稿者 ueno : 21:14 | コメント (0)

2005年09月09日

シューマッハーとスパ

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 グランプリは先週のイタリアGPに続き、今週末はヨーロッパ・ラウンド最後となるスパ・フランコルシャンへ闘いの場を移す。そして、このスパこそシューマッハーにとって何より得意とする舞台だけに、大いに期待してしまう。
 振り返ってみると、ミハエルがF1デビューを果たし、F1初優勝を果たしたのもここスパなのである。その歩みを簡単に記すと…
1991 Jordan 191 Ford 7/R
1992 Benetton B192 Ford 3/1
1993 Benetton B193 Ford 3/2
1994 Benetton B194 Ford 2/失格
1995 Benetton B195 Renault 16/1
1996 Ferrari F310/2 3/1
1997 Ferrari F310B 3/1
1998 Ferrari F300 4/R
1999 負傷のためM.サロが出走
2000 Ferrari F1-2000 4/2
2001 Ferrari F2001 3/1
2002 Ferrari F2002 1/1
2003 未開催
2004 Ferrari F2004 2/2

このような結果になる。ちなみに左から、開催年、マシーン、予選順位/決勝順位である。
 また統計的に見ると、出走12回に対し、優勝6回(実に5割)、2位3回(25%)、合わせるとこれまでに75%の確率でポディウムに乗っているのだ。それでいてポールポジション獲得率は極めて低く、なぜか2002年の1回だけなのである。どちらかというと3位など後ろからスタートし、優勝するパターンがひとつの傾向となっている。
 果たして今週末のスパはこの統計の展開になり、赤い華が咲くのだろうか?

投稿者 ueno : 21:36 | コメント (0)

2005年09月08日

トスカーナの空

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 台風が通り過ぎた昨晩の東京は、雨で塵が落とされて大気がクリアになり、首都高から見る都心の夜景はとても綺麗だった。今日は朝から陽射しが強く、それでいて比較的乾いており、まるでイタリアを思わせる快晴になった。しかしひとくちにイタリアと言っても地方によって気候は千差万別で、これだと決め付けられない。総体言えるのは空気が綺麗なため(大都会は除く)陽射しが強く、乾燥していることだろうか(もちろん論例外もあるが)。ギラッ、ジリッ、ソヨソヨと言った感じだろうか。
 さて、個人的に好きなのがトスカーナの雲である。丘陵地帯に浮かぶホヨヨンとした雲は低めのところにあり、大地の緑と青空との絶妙なコントラストを見せてくれる。夕刻にピサやルッカ方面からフィレンツェに帰ってくると、刻一刻と色味と表情が変わる雲を楽しみながらドライブすることができる。
 確かその時の写真があったはずなのだが、生憎見当たらないのでフィレンツェ北東の街ニッポツァーノで撮影したトスカーナの雲をご覧いいただこう。

投稿者 ueno : 20:58 | コメント (0)

2005年09月07日

Acqua Minerale

 イタリア語で書くとAcqua Minerale/アックア・ミネラーレ、これが隣国のフランスになるとEau Minerare/オー・ミネラーレと変わってしまうのは、ご存知ミネラル・ウォーターである。日本でもポピュラーな存在になり、水道水は飲まない、と豪語する方も存在するが、ことガッサータとなりとその限りではない様だ。
 イタリア語でガッサータ、あるいはフリザンテと呼ばれる発泡性ミネラル・ウォーターは、ヨーロッパではポピュラーな存在である。初めて飲んだ時は抵抗があったが、一度嵌まると抜けられないのだ。特にモデナ料理のようなコテコテ系を食べた時には、口に含むだけでサッパリして次の料理が美味しくいただけ、屋外などで一汗かいた時も、口の中で広がるガスが清涼感を高めてくれるのである。
 このガッサータだが、採水時からガスを含んだ天然ものと、あとでガスを入れたものの2種ある。味わいとしては天然ものが豊かだが、清涼感ではガスを入れたものが勝る。イタリアものを基準に隣国のガス水を比較すると、フランスものは癖が強く、最初はとっつき難いが、味わいは深い。私の好みではバドアが一番で、癖が強いが慣れると手放せない存在になる。一方ドイツものは炭酸が強めで清涼感は高いが、味的にはアッサリ傾向にある。
 日本でイタリアのガス水を探すと意外となく、ポピュラーな存在ではサンペレグリーノ、サン・ベネデット、ロケッタくらいしかメジャーに流通していない。このうちサン・ベネデットは近所のスーパーにあったので、我が家のスタンダードとなっている。
 一方フランスものもナチュラーレは数多く流通しているのだが、ことガス水となるとほとんど見当たらない。その中にあってカルフールが輸入していたサン・ジャンを愛用していたのだが、この夏限りで入荷が終ってしまい途方にくれてしまった。しかし、代わりなのだろうかヴァルが入荷したので、現在はこちらを愛用している。
 休日にカルフールのカートにガス水を3~4ダース入れて押している怪しいオヤジがいたら、それはきっと私でしょう。

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写真は我が家の定番となっているヴァルとサン・ベネデット。

投稿者 ueno : 13:21 | コメント (0)

2005年09月06日

イタリアの色

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 イタリアの色と聞かれれば、スクーデリア読者なら、すぐさまロッソ・コルサを思い浮べるに違いない。これはこれで正解だが、サッカー・ワールド・カップのイタリア・ティームのユニフォームはブルーだったり、国旗からして赤のほかに緑と白が入っているほどである。
 イメージ的な部分はさておき、イタリアの街を歩くと日本に無い落ち付きと明るさを感じることだろう。中世からの石積みで構成された街並みは別格として、近代に作られた建物の色に注目したい。そこにはイエロー系からブラウン系のちょっと彩度を落とした中間色が使われており、街並みに彩りを与えると共に、明るく見せているのである。さらにはその色使いが絶妙で、良い感じのコントラスが心地良い。そして窓辺に置かれた赤いペチュニアが、そのシーンにアクセントを与えてくれると共に、人の息吹を感じさせてくれる。
 日本の建物をみると、何故かグレーなどの無彩色系が多く、良く言えば落ち着いた雰囲気、逆に見れば暗いイメージが多いようだ。通勤途中に建売の現場を目にするが、最近はヨーロッパ調と称して薄いイエロー系を使う物件が多くなってきた。これだけでも街並みが明るくなるから不思議だ。しかし、なかなかイタリアそのものの雰囲気を持つ家に出会うことは無い。機会があればコテコテのイタリア住宅を、日本で是非建ててみたいものである。

投稿者 ueno : 21:29 | コメント (0)

2005年09月05日

イタリアGPを観て

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 昨日のイタリアGPは、近年稀な大バトルに終始した1戦だった。序盤のバリチェロのプッシュや、ライコネンの追い上げ、気が付けばアロンソ状態のしたたかな走り、最後の最後に発生したモントーヤのタイヤ・トラブルなど、最後まで目が離せない展開だった。この状態は、まさにFIAが目差した姿そのものといえるだろう。
 愛すべきスクーデリア・フェラーリは、当初バリチェロとシューマッハーの、身内での意地も加わったバトルが見ものだった。この段階では5~7位くらいでフィニッシュできるかと思っていたのだが、バリチェロのスロー・パンクチャーや、いまひとつキレの悪さから2人ともノーポイントに終ってしまった。そしてこの段階でチャンピオン争いから脱落した事が決定してしまった。でも、あまり勝ちすぎても反感を買うだけに、たまには他コンストラクターに譲らないとね。と、強がりを言ってしまう。
 それはさておき、次はシューマッハーのもうひとつの地元といえるスパだけに、マシーンのパフォーマンス以上の活躍を期待したいものである。

投稿者 ueno : 19:52 | コメント (0)

2005年09月03日

マラネロのファクトリーには、こんなものもありました。

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 画像の整理をしていたら、面白い写真が出てきたのでご紹介しよう。このズラリとシートが並び、その横にはゲーム機を思わせる怪しげなモックアップのようなものが置かれている空間は、何だと思いますか?。
 これはエンツォ・フェラーリを契約したオーナーが、シート合わせ(実は4つのサイズから選択するだけだが…)をし、レザーやステッチなどのカラーを決めるカスタマー・ルームなのである。その場所はショーアップされたエンツォ・フェラーリのラインの端に設けられ、これからオーダーするんだぞ、と盛り上がれるように演出されていた。左のモックアップは、本物のモノコックを使ったコクピットのサンプルで、ちゃんとステアリング・ホイールからペダル、計器類まで取り付けられ、実際に座った感覚を試すために用意されたもの。
 ちなみにエンツォ・フェラーリのアッセンブル・ラインは、以前F50のラインだったところを改装したもので、もう何年かするとF60のラインとなり、再びカスタマー・ルームが設けられるのだろうか?

投稿者 ueno : 18:51 | コメント (0)

2005年09月02日

イタリア車の味

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 最近のヨーロッパ車は、生産国を問わずモデルチェンジの度に無国籍化が進んでいるようだ。たしかにインターナショナルに売って行こうとすると、昔のように自国の顧客の好みに合わせるだけでは済まなくなるのは当然のこと。イタリアでもGMやフォード系のクルマがのしてきて、フィアット系は少々肩身が狭くなっている。
 そんな中にあって、今もいい味を出しているのがランチアである。中でも予想以上の出来映えだったのがイプシロンだ。フェイスリフトによりクラシカルな雰囲気に仕立て上げられると共に、インテリアの質感も大幅に向上していた。軽自動車を一回り大きくしたディメンジョンながら、その乗り味は2クラスも上のサルーンを凌ぐしっとりとした点にも驚かされた。
 それでいて、走り振りはイタリア車らしくキビキビしており、拘りフェラリスティのタウン・ビークルに最適といえよう。

投稿者 ueno : 23:00 | コメント (0)

2005年09月01日

ここはどこのミュージアムでしょうか?

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 貴重なモデルが整然と並べられたこのスペース、どこのミュージアムだと思いますか? 並んでいるのが288GTOエボルツィオーネだけに、必然的にオーナーが限られてしまい、フェラーリ・エンスージァストであればイタリア、ベルギー、日本、イギリス、ブルネイに限られてしまうことはお分かりでしょう。
 正解はイタリア、フェラーリ本社工場です。288GTOエボルツィオーネは1台だけフェラーリ社に残され、永らくガレリア・フェラーリに展示されていた姿をご覧になった方も多いことでしょう。近年はファクトリーのエンジン鋳造工場の一角に、このようにショーアップされて飾られているのです。あわせてシリンダーヘッドやカムシャフトなどのエンジン・パーツも美しく展示されているので、ガレージ創りの参考になること請け合い。一般には立ち入れない場所ですが、ファクトリー・ビジット・ツアーなどで行く機会があったら是非ご覧になってください。

投稿者 ueno : 23:59 | コメント (0)