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2005年09月30日
憧れのヨロイ戸
イタリアが好きになると、細かな点まで気になってくるもの。たとえば建物の窓に取り付けられているヨロイ戸(場所によってはガラリ戸とよばれる)もそうだ。日本風に解釈すれば雨戸かシャッターの役目をするものだが、実際にこのヨロイ戸が付いたホテルに泊まってみると、朝陽が適当に入って自然に目覚めて具合がいいものなのである。
そんなわけで気にしてみていると、モデナ、マラネロなどのエミリア・ロマーニャ州ではグリーンに塗られていることが多く、フィレンツェを過ぎローマのあたりではグレーだったり、リゾート的なエリアでは木目を生かしたニス仕上げと、地域で色が変わってゆくのが面白い。またトリノより上の寒冷地に行くとヨロイ戸はなくなり、いわゆる扉状のもに変わる。チェントロ・ストリコ(中心部の歴史的地区)のヨロイ戸は、両端を支点に開くことに加え、ヨロイ戸部分のみが上を支点に下が外側に開くという複雑な構造を持つ。しかし、最近建てられた家だと、伝統のヨロイ戸を使わず、シャッターを組み込んだものも見られるのは残念な限りである。
気になると突っ込む性格だけに、我が家にもヨロイ戸を付けようと画策したことがある。イタリアのホームセンターに行くと、様々なサイズのヨロイ戸が並んでいる。お値段もリーズナブルで1軒分買ってもそれほどの額にならないのだが、大きさと重さがあるだけに計画を中断している次第。それと最大の問題は日本の住宅の構造が根本的に違い、窓が外壁から一段引っ込んでいないので、ダミーでしか付かないのだ。ちゃんと機能するようにするとなると、窓が引っ込んだ構造で建て直さなくてはならないことに気付いてしまった。
果たして計画やいかに。
投稿者 ueno : 2005年09月30日 19:31

