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2005年11月30日
モデナに初雪が降りました。
モデナの福井さんから、先週末に降った雪の便りが届いたので早速お伝えしよう。
雪が降り出したのは26日土曜の朝からで、夕方まで降り続いていたそうだ。私も数多くモデナに行っているが、実際に降っている光景はまだ見たことがない。今年の2月にF430スパイダーの試乗会のときに、アウトストラーダA1のパルマのあたりで一瞬降られたことと、昨年の612スカリエッティ試乗会の山間で見たくらいだ。
上の写真は26日土曜日の夜7時頃の一駒で、モデナ中心部とは思えない光景だ。
左の雪道の写真は、セッラマッツォーニからファエートへ向かう道で、積雪は30cmもあり、ほとんど雪国の景色になっているから驚かされる。エミリア・ロマーニャとトスカーナの境となるアベトーネ峠では1mまで積もったそうだ。そして一番下の写真は、27日日曜日の午後6時頃に撮影したマラネロのフェラーリ・ストア。クリスマス・デコレーションにふさわしい雰囲気になってしまった。
東京の初雪はいつになるのだろうか。
photo:Erina Fukui
2005年11月29日
Carrozzeria
ズラリと並んだトランク・フード。マラネロのラインでは、ドアやフード類などは塗装後ボディとは別のラインでアッセンブルされる。ドアなどはウインドーを始めモーター、リンクなどを組み込み、さらに内装を組み付ける必要があるため、ボディとは別に組み立てられるのである。しかし普通のメーカーと違うのは、それぞれにボディのシャシー・ナンバーが記されていることだ。チリの合い具合を始め、オーダーが当たり前のフェラーリだけに、細かい部分の仕様が違うからだ。
キャリアに乗せて運ばれるフロント・フードだが、熱烈なるフェラリスタなら、このまま飾っても格好のオブジェになるに違いない。
2005年11月28日
Scaglietti
フェラーリのライン・オプション・プログラムの名称に使われて混乱していたら、いつの間にか車名にまでなってしまったのが、モデナのカロッツェリア、スカリエッティだ。’60年代以降のスタンダード・ボディとして定着したスカリエッティは、今やフェラーリの一部門となってしまった。
しかし、カロッツェリアとしての技と伝統は今も健在で、良い仕事を続けている。
話は変わるが、スカリエッティの前を走るヴィア・エミリアだが、つい最近まで昔と変わらぬ風情を保っていた。しかし、先日通ったところ間違えてしまうほどに激変していた。以前はヌォーヴァ・エステンセとヴィア・エミリアは信号の付いた普通の交差点だったのだが、最近モデナ界隈で進められているロータリー化がここまで及び、まるっきり風景が変わってしまったのである。さらにヌォーヴァ・エステンセの本線をヴィア・エミリアの下を通すという立体交差化工事も行われているため、仮ロータリーはちょうどスカリエッティの前に位置する。完成すれば多少落ち着くのだろうが、以前の昔ながらの風景のほうが良かった気がする。
2005年11月27日
Ornamento
校正も終わり、今日はなんとか休みを取れた。そんなわけで、先日のブログに書いたように玄関に近くの犬仲間との恒例となっているクリスマス・リースを取り付けることにした。
この日のために2種類買っておいたのだが、最初は1個だけを付けるつもりだった。しかし、どちらも捨て難く結局2つ共付けることにした。
リースに何か跳ね馬をモチーフにしたものを付けようとしたのだが、ちょうど良いものが見つからなかったので、とりあえず保留にしてある。完成したあかつきにはここでお目に掛けたい。
サクサクと付けてみたところ、なかなか雰囲気が出てきたので、その勢いで玄関ホールもドレスアップしてみた。こちらもまだ仕掛かり途中なので、完成したら紹介しよう。
今日のタイトルのOrnamento/オルナメントは,イタリア語で飾りを意味する。同意語でDecorazione/デコラツィォーネもある。
2005年11月26日
ただいま校正中
現在スクーデリアNo.60の校正をやっています。ここでFrom SCUDERIA愛読者の方に次号の内容をご紹介。巻頭特集ではムジェロで行われたファイナリ・モンディアーリを徹底的に紹介します。今年はいつものフェラーリ・チャレンジやヒストリック・チャレンジに加え、あのFXXが登場しました。さらにはF430チャレンジも走るなど、いつになく充実したプログラムが組まれていました。そして、このムジェロをフィニッシュとするエンツォ・フェラーリ・ツアーの模様も詳細にお送りします。ちなみにトップページの画像は、エンツォ・ツアーのときに、フィオラノのロジスティック・センターで撮影したものです。
このほか312B2ヒストリーやグッドウッド・リバイバル、ヒストリック・オートモービル・フェスティバルもコテコテに紹介しています。
12月6日に書店でお買い求めください。
2005年11月25日
跳ね馬のカプチーノ。

綺麗に泡立ったカプチーノに、鮮やかに描かれた跳ね馬。フェラリスティならずとも、つい飲みたくなってなってしまうに違いない。この楽しいカプチーノを出してくれるのは、マラネロのチェントロにあるリストランテ・バール・ダ・ネッロだ。
熱烈なるフェラリスタである主人は、フェラーリにちなんだメニューを用意する事で知られるが、このカプチーノもそんなオリジナル作品のひとつ。
お店はバスターミナルの通りを挟んだ反対側にあり、フェラーリの旗がたなびいているのですぐ解る。店の入口寄りがバール、奥がリストランテになっているのいるので、お腹の具合にあわせてセレクトできる点も見逃せない。
今度マラネロに行く機会があったら、ぜひ立ち寄ってみては如何だろうか。あなたがフェラリスタなら、きっと大歓迎してくれるはずだ。
2005年11月24日
Natale
今年も残すところ1ヶ月と1週間あまりになってしまった。東京の街もクリスマスに向けて、飾り付けが日を追うごとに増えてきた。
イタリアでも同様で、モデナの中心部ではショップの飾り付けがナターレ(クリスマス)仕様になってきたそうだ。本誌コントリビューティング・エディターでモデナ在住の福井さんから、ナターレ飾りがついたモデナの写真が届いたので、ここでご覧いただこう。
左の写真にあるショップのディスプレイは特に説明は不要だが、やっぱり日本と一味違う仕上がりになっている。
下の写真はちょっと説明が必要だろう。モデナ・チェントロの街灯は、道路の上にワイヤーが張られ、そこにナトリウム灯がぶら下がっているのである。この時期になると、そこに写真のようなガラスのシャンデリアのような飾りが付け加えられ、暗くなってランプが点灯すると、光の粒が房になったように見えるわけだ。エンツォ・フェラーリも、かつてこの時期にこの飾りを眺めていたに違いない。
さて我が家もナターレに向けて、今度の休みの日にリースを玄関に付けることにしますか。実はリースはもう用意してあって、あとは取り付けるだけになっているのです。
due foto:Erina Fukui
2005年11月23日
Lista

初めて入るリストランテ程楽しいことは無い。どんな傾向の、どんな味付けの料理が出てくるか解らないからだ。出されるピアットに隠されたシェフの腕とセンス、カメリエーレの気配りと対峙する時の嬉しさは、いつも変わらない。なかでも、本日のメニューしか置かない店は楽しい。普通のメニューには無い、シェフが考え抜いた作品が並び、新たな発見をする時でもある。しかし、もっとこだわる店に行くとメニューすらなく、カメリエーレが、本日のプリモは...と話し始め、そこでオーダーしなければならない。最初は面喰らったが、慣れてくればなんとかなるので、もしそのような店に行かれたらぜひチャレンジしていただきたい。
本日のタイトルのListaは、メニューを意味するイタリア語で、もしこの言葉を忘れたら手振りでメニューを広げる仕種をすれば、まず通じるのでご心配なく。
2005年11月22日
Quattroporte

数あるフルサイズ・サルーンの中にあって、独特のオーラを放ち続けているのがマセラティ・クアトロポルテだ。ピニンファリーナのデザインはローマ時代の彫刻のようなフォルムの美しさと、陰影による彫りの深さを見せ、乗ればスポーツカーと変わらぬファンな味付けが嬉しい限りだ。そのせいか最近街で目にする機会が増えて来た。なまじのドイツ製フルサイズ・サルーンとは較べるべくもない、趣味性と存在感が認められてたのだろう。現在弊社にも1台あり、見る度に新鮮な印象を受け、ピニンファリーナ・デザインの常で、時と共に味わいが増すスタイリンかも知れない。
写真はモナコのカジノ前に止まっていたクアトロポルテで、豪奢な建物に負けない存在感を放っていた。
2005年11月21日
ホビダス・ショッピングにフェラーリ・オフィシャル・グッズ登場!。
ホビダス・ショッッピングにフェラーリ・オフィシャル・グッズが加わりました。ウエア類からステーショナリーを始め、イヤーブックやメダル、キーホルダー、バッジが家に居ながら購入できるようになりました。
アクセスはとても簡単。スクーデリア・トップページの左にある”ホビダス・ショッピング・フェラーリ・オフィシャル・グッズ”のバナーをクリックするだけ。
ぜひ一度お立ち寄りください。
ご覧のように様々なカテゴリーのフェラーリ・オフィシャル・グッズを用意いたしました。

2005年11月20日
Segnaletica
イタリアの一般道の標識は、概して小さくて見難いところに付いている。さすがにアウトストラーダになると国際的な配置となるが、国道クラスになると結構怪しくなってくる。まず、進行方向の正面には表れず、両側の壁や、交差点の角に配置されるのだ。最初にイタリアに行った時は、標識のありかがが解らず、かなり苦労させられた。
場数を踏むうちに、その周期性が見えてくるとそれほど苦労しないが、初めての場所や複雑な場所では混乱することもある。しかし、間違えた道で面白いものを発見したりで、それなりに楽しんでしいる。最後になったがタイトルのSegnaletica/セニャレティーカは、俗語で標識を意味する。
2005年11月19日
Castagna
秋のイタリアを走っていると、山間の村に差し掛かると必ずといって良い程やっているのが栗祭だ。フンギと共に秋を代表する味覚だけに、季節の変化を楽しむイタリア人らしく、すぐフェスタをやってしまうのである。
村の中心の広場を舞台に祭が行われ、いったい何処からこれだけに人が出てくるのか、と思う程ごった返しているのだ。で、出し物といえば焼き栗と、ペースト状にした栗をフライにし砂糖を振り掛けたものをワイントと共に楽しむ。これらを作るのは村の婦人会のオバチャン達で、世間話をしながら大いに盛り上がっている。
タイトルのCastagna/カスターニャは、イタリア語で栗を表わす言葉で、マローネは栗色を表わすのでお間違えないように。
話は戻って、どこか昔の日本を思わせる素朴さを見せてくれるから、イタリアが好きなのである。
2005年11月18日
Antipasto Buffet
高級リストランテにはないが、街中の食堂クラスのリストランテやトラットリアに行くとあるのがアンティパスト・ブッフェだ。野菜類を中心にグリル、マリネ、ボイルしたものが中心で、いろいろなものを楽しみたいときに重宝する。またサッパリしたものだけ、コッテリしたものだけとそのときのお腹の具合に合わせて選べるのがうれしい。
これでお腹を目覚めさしたら、ワインと共にプリモのパスタ、セカンディの肉類と、食の宴は続いてゆく。さらに余力があればフルッタかドルチェに流れ込み、最後はグラッパで完成。イタリアに行くとつい食べ過ぎちゃうんですよね。
こんなことを書いていたら、急にお腹がすいてきてしまった。ちょっとパスタを食べに行きますか。
2005年11月17日
冬到来。

帰りがけにクルマの外気温度計を何気に見ると9℃しか無かった。どうりで寒いはずだ。まだ秋だと思っているうちに、季節はしっかり冬に変わっていた。
朝ブラインドを開けると、寅雄が朝の日射しを求めるように窓際に行くはずである。ちなみに彼は、そのあと差し込んだ陽が当たるストーブの横で朝寝を決め込むのが、ここのところの日課になっている。
さて、私といえば、そろそろ締め切りが目前となって来ただけに、こんな時はネコになって1日中寝ていたい気分にさせられる。しかし、それではスクーデリアが出ないではないか。発行を待っていただいている世界の100万人(かなり誇張あり)のフェラリスティのため、会社に向かうのだった。
2005年11月16日
エンツォのライセンス・プレートは困りもの
日本仕様のエンツォに乗って一番驚いたのは、フロントのダウンフォースが消えていたことである。ちょうどフロアに流気を押し込む入り口を、ライセンス・プレートは塞いでしまったので当然といえば当然だが。それとデザインが先行しているスタイリングゆえに、ライセンス・プレートを付ける場所がないのである。
そんなわけでエンツォ・オーナーの悩みは世の東西を問わないようで、エンツォ・ツアーの参加車輌を見てみるとほとんどが付けていなかった。ごく一部のオーナーは律儀に付けていたが、妥協組は日本でも密かにはやっているステッカー・タイプをインテークの下側に貼っていた。中には写真のようにダッシュボードの上に置いているオーナーも見受けられた。
いずれにせよ、世界中のどこでもポリスにとやかく言われるクルマでないので問題ないのだろう。
2005年11月15日
BANCOMAT
日本からイタリアに行く時必要になるのがユーロのキャッシュだ。成田で両替えするととんでもないレートで、思わず躊躇してしまうに違い無い。最初のころはそれが当たり前だったが、渡伊を重ねるうちに知恵が付き、都会であればレートが良くて手数料の要らない両替屋を探していた。しかしモデナやマラネロとなると観光客がわんさか来るところでは無いので、そんなものは存在しなかった。
そこで見付けたのがバンコマット。早い話が銀行のキャッシュ・ディスペンサーで、クレジット・カードでキャッシングするのである。手数料は取られるものの、成田のレートを考えればこちらが断然お得。そしてマラネロ・クラスの町でもかなりの数が存在するのである。引き出す単位はその銀行によって変わるが、だいたい50ユーロから250ユーロまで50ユーロ単位で選べるパターンが多いようだ。
そんな訳で、日本を出る時は前回余ったユーロで途中のカフェ代をまかなって、あとは現地で調達することにしている。
2005年11月14日
FUNGHI
イタリアで秋の味覚といえばフンギに尽きる。フンギとはイタリア語でキノコを表わし、うるさいことをいえばフンギは複数形で、単数の場合FUNGO/フンゴとなる。
それはさておき、フンギの王様といえばポルチーニだ。採れたての大振りのものをスライスしてグリルにすれば、香りと得もいわれぬ触感が脳を刺激する。もちろんパスタに入れても大正解。10月になるとリストランテの前で、未来のシェフがポルチーニの皮剥きしている姿をよく見かける。これを見ると、思わず店に吸い込まれてしまうほどだ。
日本でポルチーニを楽しむのは、かなりハードルが高い。生は入手が難しく、手に入っても極めて高価になってしまうからだ。一方すぐ手に入れられるドライ・ポルチーニは、あのシャキシャキした触感と香りが無くなってしまう。しかし食感に限れば身近に似たものがあるのだ。それはエリンギで、スライスしてソテーすればかなり近い雰囲気が楽しめるので、一度試してみては如何だろうか。
写真のフンギは、イタリアで秋のもうひとつの風物詩と言える、栗祭の会場に飾られていた名も知れぬもの。ムジェロの近くの山で採れたフンギに鼻を近付けると、森の香りが漂って来た。
2005年11月13日
もてぎで見付けたナイスな1台

HAFJも回を重ねるごとに、エンスージァストの間で秋の定番イベントとして定着し、ここを目標にマシーンを仕上げる方が増えて来た。もちろんフェラリスティも同様で、HAFJを目指してマシーンのモディファイや練習に励む方も多い。
今回もてぎで1台のコンペティション・フェラーリがデビューを果たした。それは写真のディーノ308GT4で、雰囲気だけのモディファイでは無く、エンジンに手を入れると共に、足を固めブレーキまで強化した本格的なクラブマン・レーサーなのである。
日本で308系のコンペティション・モディファイはほとんど行われることは無いが、イギリスでは以前よりヒストリックから近年のモデルで競われるレースが定期的に行われていることもあり、308GTBや308GT4を改造したマシーンが少なからず存在する。どれもアマチュアがコツコツとモディファイしたもので、それぞれの考えで製作しているため、独創的な作りになっていて見ているだけでも楽しい限りだ。
この308GT4は日本で製作され前日に完成したばかりで、セッティングも決まっていない状態だったが、もてぎにらしい快音を響かせていた。また、親しみ易いモデルということもあり、ピットでも注目を集めていたことを報告したい。
これからはこの手の楽しみ方が、熱きハートを持つフェラリスティのトレンドになるに違い無い。
2005年11月12日
明日もHAFJは見逃せないぞ!
今日からツインリンクもてぎで始まったヒストリック・オートモービル・フェスティバル・イン・ジャパン荷はフェラーリが大集結。250テスタロッサからエンツォ・フェラーリまでが顔をそろえ、フェラーリ・サウンドを響き渡らせた。
明日もヒストリック・スポーツランや恒例なったル・マン24分、そしてF2001とマセラティMC12デモラン等見逃せないプログラムが一杯。
これらのプログラムに加え、2パドックではコーンズ・ショップやスピードショップFⅡなどのスペシャル・ショップから個人出店のブースが大集合。フェラーリ関連のグッズからメモラビリアまで、お宝があなたを待っている。
お見逃しなく。
2005年11月11日
あれっ?
パドックに2台並んだチャレンジ・ストラダ−レとF430ベルリネッタ。よーく見ると何か変なことに気が付こう。そうチャレンジ・ストラダ−レがモノカラーで、F430にチャレンジ・ストラダ−レ・ストライプが入っているのである。何気に見ている人は気が付かないようで、コアなフェラリスティだけが発見して、熱心に見入っていた。
しかしF430のチャレスト・ストライプ入りって結構良いかも知れない、と個人的に思っている次第。
2005年11月10日
明日からもてぎに出動します
今週末は、恒例となったヒストリック・オートモビル・フェスティバル・イン・ジャパンが、ツインリンクもてぎで開催される。今回は特にフェラーリ関連のプログラム数多く用意されたこともあり、特に土曜日はAパドックの約半分がフェラーリで埋め尽されるはずである。
もちろんコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドの全面的協力によるF2001のデモランも行われ、2パドックではスペシャル・ショップでお宝探しするなど、フェラリスティには見逃せないイベントとなるに違い無い。
さて、スクーデリア編集部は、というと、次々号の取材があるため一足早く現地入りする次第。何を取材するかはスクーデリアNo.61を見てのお楽しみ。
週末はもてぎでお会いしましょう。
2005年11月09日
Fiore
イタリアは自然が一杯だ。さすがに都会のチェントロはその限りでは無いが、ちょっと足を伸ばせば日本では考えられない程の原っぱや森が存在する。サーキットでもコースの廻りは殺伐としているが、そこからちょっと離れるだけで花が咲く草地が広がる。
今回訪れたアウトドローモ・ムジェロも然りで、丘陵の中に作ったサーキットだけに、色とりどりの花が撮影の合間に目を楽しませてくれる。ちなみにFoireはイタリア語で花を意味する。
余談だがアウトドローモ・ムジェロはフェラーリ社が所有する施設で、スクーデリア・フェラーリのテストで使用される他、国際F3000や2輪のWGP、イタリアGT選手権等で使われているイタリアではメジャーな存在だ。
2005年11月08日
Raffreddore
ここのところ温かくなったり、急に寒くなるような気候が続いているせいか、風邪をひいてしまったようだ。やたら咳が出て、頭痛が続き、いささか参っている次第。そんな訳で昨日のブログは休むはめになってしまった。きょうのタイトルのRaffreddoreはイタリア語で風邪を意味し、風邪をひくは"essere raffreddato"となる。
それはともかく、風邪をひかないのが一番。このあとも寒暖の差が大きいようなので、皆さんも気を付けて下さい。
2005年11月06日
Foglia
イタリアは日本と同じように四季のうつろいがはっきりと解る国だ。緑もゆる春に始まり、秋には山の木々が色付き、冬の到来を教えてくれる。イタリア語にもちゃんと紅葉という言葉がある。Tinta/ティンタがそうで、今日のタイトルのFoglia/フォッリアは葉を意味する。
かつてエンツォが率いたスクーデリア・フェラーリのマシーンだったアルファ・ロメオのシンボルである四ッ葉のクローバーは、クアドリ・フォッリオとなる。
それはさておき、秋のイタリアはフンギ・ポルチーニを始め、トリュフ、栗と、美味しいものが一杯なだけに、つい食に走ってしまう。こちらについては、また機会を改めて書くことにしよう。
2005年11月05日
Pigna
イタリア語で松ぼっくり(松かさ)を意味するのがPigna=ピーニャ。フェラーリ・ファンにとっては、公認のステーショナリーを作るメーカーの名前として覚えている方も多いことだろう。
トスカーナの松ぼっくりは、とてつもなく大きい。日本のものは大きくてもせいぜい高さ5cm程度だが、トスカーナものは13cm以上もあるのだ。最初は道に何か大きな石が落ちていると思ったが、近付いてみると巨大な松ぼっくりだった。
夏の間は賑わったホテルのガーデンにあるテーブルは、今は松ぼっくりに占領され、秋から冬への季節のうつろいを感じさせた。これだけ松ぼっくりが大きいと、ここでは枯れ葉も秋の主役にはなりえず、傍役にまわっていた。
2005年11月04日
Cinquecent
チンクェチェント=イタリア語で500を表わす言葉だが、クルマ好きの間ではフィアット500を示すのはご存知の通り。生産中しから30年以上経っているにもかかわらず、今も熱烈なファンによって世界中で愛されている名車である。
それはさておき、イタリアでフェラーリのイベントになると、何故かモディファイされたチンクェチェントが姿を表わす。モデナ、マラネロ界隈ではロッソ・コルサに塗られエアホーンも高らかにやってくる名物チンクがおなじみだが、ファイナル・モンディアーリが行われたムジェロのパドックにもちゃんと居た。
ジアッロ・モデナに塗られたこやつは、フィアット126のヘッドランプや怪し気なウイングで武装し、足許はピレリP700で決められているところが可笑しい。普通では入れないエリアだけに、エントラントかメカの愛車と思われる。
そして何故かこのチンクも、モデナ・ナンバーが付いている点が興味深いものがある。
2005年11月03日
Passo della FUTA
パッソ・デッラ・フ−タ、そうミッレ・ミリアでお馴染みのフ−タ峠である。その峠からフィレンツェ側にちちょっと下ったところにある峠の茶屋がリストランテ・ラ・フータだ。リストランテとバ−ルとアルベルゴが一体になっており、ミッレ・ミリア観戦時にひと休みした方も多いことだろう。
私も何度も前を走っていたものの、なぜか入る機会がなかった。今回エンツォ・ツアーの撮影を終えたた後ちょうどここに差し掛かったため、遅めのお昼をとることにしたのである。注文したのは私にとってライフワークとなっている言わずもがなのスパゲッティ・ア−リオ・オ−リオ・エ・ペペロンチ−ノ(AOP)。田舎の食堂の風情だったこともあり、あまり期待していなかったのだが、運ばれてきたお皿からは香しいア−リオの香りが立ちのぼり、太めの麺は手打ち独特の艶やかな光沢を放っていた。
直感でこれはいけるかも知れない、と閃いた。
食べると大正解。これまでイタリアで食したAOPの中で、マントバのムゼオ・ヌボラ−リ前のリストランテの作品以来のできばえだった。
フタ−峠を通ったら、ぜひ立ち寄ることをお勧めしたい。
2005年11月02日
規制の影響はここまで
EC圏ではタバコ広告の規制が始まり、最後まで緩かったイタリアもその限りでは無くなってしまった。イタリアGPの時はまだOKだったのだが、先日のファイナリ・モンディアーリの時は発効後ということもあり、その影響がはっきりと見て取れた。
F2005はもちろんのこと、トランスポーターの件の部分には上から白いカッティングシートが貼られ、スタッフのユニフォームもフランスGP等で使われる禁止国仕様が用いられていた。更に驚かされたのは、フェラーリから放出されたF1マシーンが走るクリエンティF1に参加したマシーンに付くロゴも、同様にしっかりと隠されていたのだ。
時の流れとは言え、ひとつの時代が過ぎ一抹の寂しさを感じるのは筆者だけではあるまい。
2005年11月01日
ムジェロの348は健在でした。
とかくサーキットの業務用車輌といえば実用的なタイプが普通だが、アウトドローモ・ムジェロにはキラリと光る1台が住んでいる。このムジェロはフェラーリ社が所有するサーキットだけに、オープン当初よりハイセンスな仕上がりでまとめられていた。そして注目したいのが、サーキット・オフィシャルカーに348tbが使われていることなのだ。イベントによってペースカーになったり、セーフティカーだったりと大活躍の、世界的にも数少ない働くフェラーリなのである。
この348はイタリアのミニカー・メーカーのバンからも製品化され、所有されている方も多いことだろう。近年までドアに“CEA”トレース運営組織のロゴが入れられていたが、現在はイラストが配されるようになっている。またフロントのライセンス・プレートも以前は普通に付けられていたが、今はラジエター・グリルの裏側に移されている。
回転灯以外はオリジナルを保っており、ちょっとくぐもった308/328と同類のフォーンという軽いエグゾースト・ノートを久しぶりに聞くことができた。
1993年にここムジェロでフェラーリ・チャレンジ・ファイナルが始まって以来、ずっとその仲間たちを見守ってきた348は、あと何年頑張ってくれるのだろうか。

