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2006年03月31日
オーストラリアGP開幕
例年は開幕戦となっていたオーストラリアGPだが、今年は第3戦として行われるため、これまでより涼しい状況で戦われることになる。どちらかと言うと暑い気候が得意なブリヂストン・タイヤだけに、ちょっと気がかりな部分が無くもない。
フリー走行セカンド・セクションで、シューマッハーはトップから0.83秒差の6位、マッサはちょっと離されて10位に終わっている。まだセッティングの途中であることに加え、コースのラバー・グリップも上がるはずだけに、明日の予選が楽しみといえよう。
公式予選は現地時間14:00から、日本時間の12:00からとなる。果たして新型ウイングの効果やいかに。
2006年03月30日
イタリアの道路標識は手強いぞ。
クルマを運転してイタリアを走ると悩ませられるのが道路標識だ。まず見難いことに加え、自分の行きたい方向の周辺の都市まで把握していないと、どっちに行ってよいのか判らなくなる。しかし、この点は日本でも同じで、目的地がメジャーな都市なら問題ないが、各停しか停まらないような駅の町だと、そのエリアに入らないと表示されないのと同じである。とはいえ、初めての土地、それもイタリアとなると混乱するのは当然である。
写真はミラノ市内の標識だが、これも周辺の都市を一緒くたに記している、もっともありがちなパターン。コモはミラノの北にある街で、バレーゼは北西、ノバーラは西で、要するに北から西へ行くのならこちらへ、といった解釈なのである。
そして突然表示される“センピオーネ SS30”が意味不明で面白い。日本ではスイス国境にあるシンプロンと言ったほうが判りやすいかもしれない。なぜここに表示されるかは不明だが、一応方面的に合っているので出したに違いない。これを東京に置き換えて書いてみると、“大宮、八王子、厚木、高尾山R20”といった感じである。
そんなわけで、イタリアを走るときは、目的地周辺の地理を頭に入れてから運転することをお勧めする。
2006年03月29日
風邪にやられてしまいました。
先週中ごろから頭痛と鼻水が収まらず、遂に今年は花粉にやられてしまったか、と思っていた。最悪の状態だったが、本誌の校正やタイム・マシーン・フェスティバルもあり、何とか持ちこたえていたが、すべてがクリアになったところで気が抜けたのかダウンしてしまった。そのため何日かブログをお休みする羽目になってしまった。
今日から社会復帰したのだが、その間に会社の横の桜が、すっかり開いて春になったことを告げていた。
モデナからも春の到来を知らせる花市場の写真が届いたのでご覧いただこう。
foto:Erina Fukui
2006年03月24日
デザインする心
イタリアを歩いていると、ちょっとしたものにハットさせられることが多い。それはデザイン・センスの良さから来るインパクトが大きいからだ。ストレートにドカンと表現してあったり、あるいは間接的ながらとても分かりやすいものなど、次はどんなものが出てくるかワクワクさせられる。
観光名所やショッピングもよいが、街の中にある小さな発見を楽しんでみてはいかがだろうか?
2006年03月23日
ALITALIA
今のように気軽に海外に出かけられない頃、憧れを持ってみていた航空会社があった。それはイタリアのアリタリア航空である。’70年のワークス・ランチアのメイン・スポンサーとなっていたこともあり、ストラトスを通してアリタリアを心に刻んでいたのだった。やがてスポンサードはランチアからフィアットに変わり、131アバルトやリトモ・アバルトのボディにAをデザインしたロゴに憧れを持ってみていた。
イタリアに行くときはアリタリアに乗るんだ! それから数年後、イタリア行きが実現したが、その時のキャリアは某国某社だった。結局アリタリア初搭乗は1998年まで待たねばならなかった。しかし、成田から乗った瞬間からすべてがイタリアになってしまうのが嬉しいところ。機内の食事もイタリアらしいこだわりがあって個人的には好きである。ただしひとつだけ欠点がある。それはミラノに入った場合、成田に相当するマルペンサ空港に到着することだ。市内まで小一時間かかる距離にあるため、クルマで動くときは少々厄介なのである。できれば羽田に相当するリナーテに着けばパーフェクトなのだが。
細かいことはともかく、個人的には好きなキャリアのひとつだ。
2006年03月22日
ミラノ市電に新車が入っていました。
普段はもっぱらモデナを中心に動いていることもあり、ミラノは2年ぶりの訪問となった。街を走っていて驚いたのは、市電にモダンなスタイルを持った新型が登場していたことだ。以前からの見るからに古めかしいニューオーリンズの市電に似た山吹色のタイプもまだ健在だが、新型の7000系は7連接タイプで、乗務員室だけで1車体という斬新な分割がなされ、ERT500に似た先頭デザインが格好いい。そして、すごいのは、進行方向右側だけに客扉と窓があり、反対側は前面広告とされていることである。カラーリングも派手ではないものの、しっかり存在感を主張している。
旧型もミラノの街に似合っていたが、こちらも自然に溶け込んでいるのがイタリアらしい。
2006年03月21日
イタリアでもカーナビが普及してきました。
クアトロポルテ・スポーツGTでイタリアを訪れた際、ミラノからモデナまではマセラティがチャーターしたミニバン・タクシーに乗る機会があった。実はこのクルマ、日本には導入されていないランチア・フェドラで、先代のゼータ譲りのラグジャリーな仕立てと、しっかりした足元が印象的だった。
それはともかく、このフェドラにビルトインでナビが備わっていた。今回試乗したスポーツGTにも組まれており、イタリアでも段々メジャーな存在になってきたことを感じさせてくれた。とはいえ、ベイシックカーにはほとんど付いておらず、日本のようにはならないと考える。イタリアではクルマは自分でコントロールするものという考え方がまだ強く、A/Tの普及率もかなり低い。年が行ったオバちゃんでもマニュアル・シフトを駆使してカッ飛ぶお国である。道は頭で覚えろ、的な考えがまだまだ強いだけに、しばらくナビは爆発的には増えないはずだ。
さて、私にとってミラノは鬼門になっている。まだ完全に道を把握できていないこともあり、目的地に向かっているつもりが、とんでもないところに出てしまうこと数知れず。道路が微妙に曲がっていて、左に3回曲がっても元の道に出ないのである。しかし、ナビがあればそんな苦労も過去の思い出となるに違いないが、間違えながら道を覚える楽しさも捨てがたい、と考えるのはB型人間だからだろうか?
2006年03月20日
アウトストラーダもちゃんと渋滞します。
今回のクアトロポルテ・スポーツGTの試乗会は、ミラノからイタリア入りをし、マセラティ手配のミニバンでモデナに入ることになった。いつもは自分でステアリングを握っているため、横目で見るだけだったものが、今回はしっかり見られて新鮮だった。
上の写真の怪しいオブジェもそんなひとつ。モデナ・ノルド・インターの手前に立てられているもので、モータウン・モデナを表す作品だそうだ。運転していると、なかなか写真に撮れないものだったが、今回はちょうど渋滞していたこともあり、ゆっくりと撮影することができた。
アウトストラーダと聞くと、とにかくカッ飛んで走っているというイメージがあるが、最近は結構渋滞している。今回は電光表示板のように工事渋滞だったが、モデナ・スッド~ボローニャ間は朝方はかなりの確立で詰まることが多い。飛ばせるのも事実だが、渋滞にもかなりの確立で遭遇するのがアウトストラーダだ。
2006年03月19日
スクーデリア・フェラーリ5-6位
予選から酷暑に見舞われたマレーシアGPだが、最終的にマッサが5位、シューマッハーが6位でチェッカーを受けた。この週末フェラーリはいまひとつ速さに乗れず、ピリッとしなかったが、手堅くポイントを稼いだことはシーズンが進むにつれ大きなアドバンテージになるに違いない。
シューマッハーもレース前に確実にポイントを取ってゆく、と語っていただけに、それを裏付けるかたちとなった。
この叱りポイントを稼ぐ先方は、旧くはニキ・ラウダ、アラン・プロストが実行しており、マシーンが煮詰まるまではこの戦法で行くはずだ。
ちなみにマレーシアGP終了段階でドライバーズ・ランキングは、アロンソが18ポイントでトップ、続いてシューマッハーとバトンが11ポイントで続いているのである。
このあとのスクーデリア・フェラーリの反撃に期待したいものである。
2006年03月18日
セパンの予選は…
日本時間で今日午後3時から行われたマレーシアGPの予選は、酷暑の中で行われた。スクーデリア・フェラーリは2台ともエンジン交換を行ったため、走行前から10グリッド降格が決定していたが、最終的にシューマッハーが4位、マッサが16位で予選を終えた。明日のスターティング・グリッドは、シューマッハーが14番手、マッサが最後尾の22番グリッドからとなる。
今回のエンジン交換は、気候条件が厳しいために行われたと思われるが、10グリッド降格が分かっているだけに、いつもとはアタックのやり方を変えていたのが興味深い。マッサは現レギュレーションになってから初めて2回エンジンを交換したドライバーとなるため、なんと20グリッド降格となる。そのため、エンジンを温存する意味もあり、ほどほどのタイムで予選を終えている。一方シューマッハーも温存路線をとるが、ここ一番でアタックしたものの一歩及ばず4位に留まった。
明日のレースはいろいろな面で興味深いものがある。予選でラルフがエンジンをブローさせたことからも、決勝ではエンジンの耐久性が問われそうだ。ルノー、ホンダ(バリチェロは交換)、マクラーレン勢は、バーレーンから使っているユニットだけに、この暑さにどこまで耐えられるかが勝利への分かれ道になる。ここでフェラーリは、あえて安全策を選んだ。どちらの選択が正しいか、その答えは明日出る。
2006年03月16日
クアトロポルテ・スポルトGTに乗りました。
イタリアの通信事情の悪さからなかなかアップ出ず、本日ようやくアクセスすることができましたので、クアトロポルテのニュ−モデル、スポルトGTをご覧いただきましょう。
今日はモデナ近郊でクアトロポルテ・スポルトGTを試乗してきました。従来のクアトロポルテに較べて一段と洗練され、よりファンな仕上がりになっていたのが印象的でした。クルマのサイズを感じさせないキビキビとした身軽さが、走りを楽しむエンス−ジァストには嬉しいプレゼントとなるでしょう。プレステージ・サル−ン唯一の、マニアックなドライバ−ズ・カーとしてお勧めできる存在です。
詳しくは4月6日発売のスク−デリアNo.62をご覧下さい。
2006年03月12日
シュ−マッハー2位!

注目のバ−レ−ンGPは、最終的にシュ−マッハ−が2位でチェッカーを受けた。アロンソのルノーに対して少々速さが足りなかった感だが、昨年の不振振りを考えれば良くぞここまで復活したと思わされる。続くセパンで248 F1の本当のポテンシャルが見えてくるはずだ。
それはさておき、明日からモデナへクアトロポルテ・スポルトGTの試乗に出る。イタリアのホテルの通信事情がプアなため、毎日送れる保証は無いが、可能な限りアップする予定でいるのでご期待を。
2006年03月11日
フェラーリ1-2!!
バーレンGPの3回目のフリー走行でシューマッハーは2番手のタイムをマークし、まずまずの滑り出しを見せた。続く予選では新方式のノックアウト・ラウンドを勝ち進み、最終的にシューマッハーがPP,マッサが2位と言うポジションで決勝に挑むことになった。これは開幕戦から期待できるかもしれない。
そしてバーレーンでもうひとつ見逃せない記録が刻まれた。それはポールポジション獲得回数で、これまでアイルトン・セナの65回がトップで、シューマッハーは1回及ばず2位に甘んじていたのである。ワールド・タイトル獲得数、優勝回数、ポディウム回数、ファステスト・ラップ獲得数、総獲得ポイント数すべてで王者なのだが、なぜかPPだけは記録を更新できないでいたのだ。ようやくバーレーンで1位タイとなり、この調子で行けば単独1位の座も、そう遠くない時期に実現できるに違いない。
2006年03月10日
2006 年F1シリーズ開幕!
春の到来共にF1グランプリも遂にバーレーンで開幕しました。1日目のフリー走行-2でシューマッハーが2位、マッサが4位という、まずまずまずの滑り出しを見せました。まだライバルたちのセッティングが決まらず本気で走っていないことに加え、コースのラバー・グリップもまだ低いだけに、明日のタイムが気になるところですね。
果たして今年のスクーデリア・フェラーリは如何に。
2006年03月09日
“Festa della Donna”
From Modena
モデナ在住の福井さんから届いたモデナの話題をご紹介しましよう。
昨日、3月8日は“Festa della Donna/女性の日”でした。イタリアでは“女性の日”という事で、この日は男性が女性にミモザの花 を送るという習慣があります。日本のひな祭りとは由来も歴史も異なりますが、国連により国際的に女性デーと位置付けられているそうです。
イタリアも随分前には、女性をいたわる日としてプレゼントなどがもっと盛んに行きかったようですが、ユーロ高の影響か、物が売れないためでしょうか、近年は簡易化されているようです。
しかしイタリアの場合、この日のハイライトはミモザの花です。前日から、街の花屋さんなどでミモザの小さな花束が店頭に並び、花屋以外の商店のショーウインドーもミモザ風の飾り付けとなります。
ミモザはとても日持ちが良くない花で、翌日には萎れてしまいますが、ほのかな香りやその風合いで春の訪れを感じませます。
画像の場所はモデナから北に車で約30分、Mirandola/ミランドラという街の花屋さん。とても小さい街ですが、奥行き狭い小さな個人商店が並び、季節感溢れる飾りつけなど、のんびりレトロな空気を感じます。また、街を歩くと“お肉屋さん”と“パン屋さん”ばかり。“お魚屋さん”は、まだ一度も見かけていません。
こんな街が、イタリア本来の街であるのかもしれません。
text&photo:Erina Fukui
2006年03月08日
これは見逃せない!
フェラーリの楽しみ方はいろいろあるが、モデルカー・コレクションはその最たるものだろう。世界中のミニカー・メーカーから、ありとあらゆる車種が製品化されてきたが、最近京商から登場したエンツォ・フェラーリは注目に値する1台だ。エンツォ・フェラーリはこれまでマテルから1/18スケール、BBRから1/24スケール、そしてイクソから1/43スケールで登場している。
その中にあってダイキャスト・ミニチュアカーを手掛けて今年で15周年を迎えた京商は、これまでのテクノロジーを注ぎ込んだハイ・クオリティな1/43スケールのフェラーリ・シリーズを立ち上げたのだ。優れたプロポーションを持ちながら、フロント・フードとエンジン・フードを開閉可能なマニアックな構成は注目に値する。フードを開けてエンジンを眺める楽しみは、モデルカーでも欠かせない要素だけに、この点にあえてこだわった京商に拍手を送りたい。しかし、フードを開閉式にすると、特に1/43スケールでは、そのクリアランスが気になるが、そこをピシッと決めているのはさすがである。
そんなわけで、これは見逃せない1台なのである。お値段は8,925円(税込)で、このあとディーノ246GTから360モデナまでの主要タイプの発売が予告されているので、フェラリスティなら見逃せまい。
2006年03月07日
毎日良く見ましょう。
何気にフェラーリ社のプレス向けのサイトを見ていたら、なにやら見慣れぬものが目に飛び込んできた。
それがこのインテリア・トリム。これまでは、いわゆるノーマル・タイプのシート・デザインと、デイトナ・スタイルの2つだけだったのが、新たにキルティング風デザインが加わった。これはシート中央部だけではなく、ルーフ・トリムにも及ぶのである。紹介されていたのは612スカリエッティで、これはなかなかキャラクターに合ったトリムといえるだろう。
フェラーリ社のこれまでの展開を考えると、612スカリエッティだけではなくF430や599GTBフィオラノにもオーダーできる可能性が高い。
最近のフェラーリ社は、さり気にいろいろと出してくるので、サイトも毎日ちゃんと見なくては…。
2006年03月06日
春一番
春はそこまで、と云っていたら春一番が吹いてしまった。これでいよいよ春本番になったわけだ。
海外ニュースを見ていたらミュンヘンの周辺が大雪で騒ぎになっていた。ならばアルプスの向こう側のイタリアはどうかと調べてみると…。
今日のモデナは最高気温8℃、最低気温が-1℃と、まだちょっと冬から脱していなかった。しかしモデナの街では土曜日にカーニバルが行われ、それぞれ趣向を凝らした山車がパレードしたそうだ。その中にはモデナらしくF1風ピエロさんや、フェラーリのグランプリ・マシーンとロッシを合体したものまであり、お姫様や、カメ、ローマ戦士等に扮した子供達が笛をビービー鳴らし、花吹雪を撒きながら、チェントロのメイン通りをグルグル周っていたそうだ。
モデナにも、すぐそこまで春がやってきているようだ。
foto:Erina Fukui
2006年03月05日
春〜が来た〜

犬の散歩で家の近くをひと回りしてみたら、この一週間で急に花が増えたような気がする。それに加え、桃や梅も満開で、街が急に華やかになった気がする。心無しか風も爽やかに感じるから不思議である。
イタリアもそろそろ冬から春へと季節が変わって行くはずだ。のんびりと春のイタリアを旅してみたいものだが、いざ行くと見たいものや訪ねるところが多くて、のんびりできないのが哀しい性である。
一度仕事を離れてイタリアをゆっくりと観光してみたいが、その日は来るのだろうか。
2006年03月04日
Frappe
モデナ在住の福井さんからメールが届いたのでご紹介。地元ならではの伝統の味をご覧いただこう。
日本でフラッペというと、いわゆるかき氷を意味しますが、ところ変わればこんな姿になります。イタリアでは写真のようなお菓子を意味するのです。
エミリア地方でカーニバルの時期に作られるお菓子が、Frappe/フラッペです。小麦粉の種を帯状にしてパリっと揚げ、粉砂糖をまぶしてあるだけのシンプルなものです。作り立てが一番美味しく、長年伝わるお菓子らしい、優しい素朴な味がします。
写真は主人のマンマ手作りのものですが、2月中旬頃から、お菓子屋さんの店頭にも並び始めます。
しかし聖書の上では、3月1日の水曜日からイースターまでの40日間、甘いものを一切食べないのだそうです。
私には、絶対我慢が出来ません…。
text & photo:Erina Fukui
2006年03月03日
599GTBフィオラノっていいんじゃない。
今週延々と書いてきた599GTBフィオラノですが、個人的には好きです。細かいことを言えばもう少し小さければベストですが、612スカリエッティのしがらみもあることですから致し方ない部分でもあります。
それはともかく、デザイン的には良くまとまっているといえます。特にリア・ビューは、これまでに無いラインで構成され、かつての375アメリカ・アニエッリ仕様のイメージが入っているかな、という部分です。なかでもリア・ピラーに見せたヒレは、リア・デッキの整流(さらには雨天時にはリア・ウインドーの水滴が飛ぶはず)効果も考えているに違いありません。それでいてフェラーリらしさもちゃんと盛り込んであり、かなり支持されることでしょう。
マラネロで対面できる日も、そう遠くはないはずです。その時は太陽光の下でその姿を確認して、6リッターの12気筒ユニットの咆哮を、皆さんにお伝えしたいと考えています。
2006年03月02日
599GTBフィオラノvs575Mマラネロ
今日は599GTBフィオラノと先代の575Mマラネロをディメンジョンやパフォーマンスについて較べてみることにしよう。
まずは3サイズとホイールベースから。以下左が599GTB、右が575Mとなる。
●全長:4665---4550mm
●全幅:1962---1935mm
●全高:1336---1277mm
●ホイールベース:2750---2500mm
●乾燥重量:1580---1730kg
599GTBは575Mに較べ115mm長くなり、27mmワイドに、59mm高くなったことになる。それでいてアルミ・スペーズフレームの採用により150kgの軽量化を実現している。
続いてエンジン・スペックを見てみよう。
●ボア×ストローク:φ92.0×75.2---φ88.0×75.0
●総排気量:5999---5748cc
●圧縮比:11.2:1---11.0:1
●最高出力:620hp/7600r.p.m.---515hp/7250r.p.m.
●最大トルク:62.0kg-m/5600r.p.m.---60.0kg-m/5250r.p.m.
●L当たり出力:103---hp/L
パワーに関しては圧倒的な差がつけられている。しかし最大トルクの数値と発生回転数に注目されたい。
次はパフォーマンスのメーカー発表値を較べてみよう。
●最高速度:330---325km/h
●0-100km/h加速:3.7sec.---4.2sec.
●0-200km/h加速:11.0sec.---未発表
●0-400m加速:未発表---12.25sec.
●0-1000m加速:未発表---21.9sec.
今度はフェラーリ・ファミリーの中で較べてみよう。左からENZO-599GTB-F430の順に並べてみた。
●総排気量:5998---5999---4308cc
●最高出力:660---620---490hp
●乾燥重量:1255---1580---1350kg
●最高速度:350---330---315km/h
●0-100km/h加速:3.65---3.7---4.0sec.
●0-200km/h加速:9.5---11.0sec.---未発表
●0-400m加速:11.0---未発表---11.95sec.
●0-1000m加速:19.6---未発表---21.6sec.
さすがにこの辺はちゃんと調整されている。F430がデビューして以来、スペック上で最高速度以外は575Mのほうが遅くなっていたよろしからぬ事態が、これでようやく是正できたことになる。
しかしクルマは乗ってみないことにはその本当の姿は分からないもの。イタリアでの試乗会が待ち遠しいかぎりである。
2006年03月01日
599GTBフィオラノ続報
昨日駆け足でアウトラインを紹介したが、今日は内面的な部分に入ってみることにしよう。599GTBフィオラノは、フロント・エンジン、後輪駆動のレイアウトで620hpというとてつもないパワーを持つ。本気で追い込んでゆけばレーシング・ドライバーでさえちょっと条件が悪くなれば、ストレートでもスピンしかねないパワーなのだ。とはいえ599GTBフィオラノは、あらゆる状況下で、スキルもまちまちなドライバーが乗るロードカーなのである。それだけ様々な新デバイスが採用されているので、今日はそれらを見てゆこう。
●F1-Trac
新たに採用されたスタビリティ・コントロール・システムがF1-Tracだ。前輪と後輪の回転差を検出し、常に最適なパワーを路面に伝えるというもの。フェラーリ社によればコーナーに立ち上がりで、グリップが20%向上すると謳われている。またマネッティーノでレース・モードを選択すれば、最大限性能を引き出すセッティングとされ、スポーツ・モードの場合はパフォーマンスとスタビリティを両立させた味付けになるという。
●SMCサスペンション
電磁粘性コントロール・ダンパーをスポーツカーとして始めて採用。ダンパー・オイルの粘度を電気的にコントロールするもので、加減速やステアリングの舵角を検出し、瞬時に最適なダンピング・レートが得られ、優れたハンドリングを実現すると言う。
●F1 スーパーファスト・ギアボックス
おなじみF1ギアボックスの最新バージョンが採用されている。変速時間は最速で100msと発表されている。これまでレース・モード付きは、オートマティック・モードが無かったが、599GTBフィオラノでは、スポーツ・モードのほかオートマティック・モードも備わるという。またレース・モードに付帯するロウンチ・コントロールも付いている。オートマティック・モードとロウンチ・コントロールのスイッチは、センター・コンソールに配されている。
●マネッティーノ
F430から採用されたステアリング・ホイール上に設けられたセレクター・スイッチのマネッティーノは、この599GTBフィオラノにも備わる。あわせてスターター・ボタンもステアリング内に組み込まれている。(以下明日)

