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2006年07月11日
ベスト・エグゾースト・サウンド

612スカリエッティHGTCに限らず、長距離を走るとそのクルマの真の姿が見えてくる。短時間の試乗では、乗る側もテンションが上がっていることに加え、とりあえず目に付くところだけが目立ってしまうのである。しかしある程度の距離を乗ると、様々な道路状況に遭遇し、短所だったと思っていたところが実は美味しい部分だったりすることを発見できるからだ。マラネロでの試乗は200〜300km程度の距離を走れ、いろいろと試すことができるが、日本に較べ道路環境が良いので単純には比較できない。
今回612スカリエッティHGTCで約2000kmを走って感じたのは、懐の深さだった。しっかりした土台に熟成されたエンジンが醸し出す雰囲気は、昨日今日で出来上がるものではない。それに加え、絶妙なサウンド創りがらしさを盛り上げてくれる。250GT系を思わせるエグゾースト・ノートは、スロットル開度にあわせて音色を変え、スロットルをオフるとアフター・ファイアー風のバラバラ音を出し、乗る者をその気にさせてくれる。そして、そのサウンドはちゃんとキャビンで楽しむことができる点が嬉しい限りだ。
360モデナやF430のようなF1風のとんぎったサウンドではなく、GTらしい大人のサウンドといえよう。サウンドひとつにしても様々な状況下で試したからこそ、本質が見えてくるのである。
また機会を見ていろいろと試してみたいと考えている。
投稿者 ueno : 2006年07月11日 23:22

