●V8 Vantage Detail
山中です。
なかなかお目にかかることの出来ない90年代のV8 Vantage。
昨日のブログでは簡単にご紹介致しましたが、V8 Vantage V550とも呼ばれる究極にパワフルでラグジュアリーなヘリテージアストンのディテールを取り上げたいと思います。
フロントノーズに付くエンブレムも今とは僅かに違うデザインです。
サイドストライクはVanquishからRapideまで続くものと大きさも造形も異なります。
どちらかというとOne-77にはこれに通ずるサイドインテークがボディワークに埋め込まれています。
"Vantage"のエンブレムもここにつきます。 むしろここ以外にVantageを示すようなエンブレムなどはありません。
Vantageモデルはツインスーパーチャージャーの発する熱を排出する為に必須であったと思われる、ルーバーがボンネット上についています。
NAモデルとなるV8 Coupeや前身のVirageにはこのルーバーはありません。
これは教えてもらって知ったのですが、輸入車ではなかなか見ることの出来ない、樋がV8 Vantageには付いているのです。
後付けのバイザーであったり、モールがそういった役割を果たしていたりすることは他にもあります。
しかし、ボディのパネル自体がこの形状をしているというのは確かに見たことがありません。
当然ながら手間とコストのかかることでもあるのです。
これもちょっと不思議なところです。
Virageから続くこのボディのモデルは給油口が左右の両サイドに付いているのです。
どちらから入れても同じタンクにつながっているので、どっちから入れるかは本当にその時の自由。
ちなみに給油口を開くためのレバーも左右独立で用意されています。
さて、インテリアにいってみましょう。
直立したインパネなど歴史を感じずにはいられませんが、程良くカーブを使ったダッシュボードにレザーを張り付けることでスパルタンな中にも優雅さを感じます。
しかし、じっくり見れば見るほどレザーと木目パネル以外で覆われている場所を探すのが難しい。
しかもこの写真のV8 Vantageは世界でも数少ないAT車ですので本当に希少です。
本木目パネルの作り出す雰囲気は高級英国車ならではのものです。
ディテールを写真で紹介。
以前V8 Vantageには少しだけ乗ったことがありますが、一言言うならば、雰囲気のあり過ぎるスーパーカーなんです。
あまりにも力強いパワー、迫力のある重低音の聞いた排気音、革の擦れる音、フロントヘビーを感じさせるハンドリング。
いずれもV8 Vantageだからこそ一つの世界にまとめられている様な感じなのです。
普段はジェントル、でもここぞの時に踏めば凄い!という世界観は今のアストンマーティンにも繋がるものかもしれません。
まったく目立たない場所にきちんとSPORTモードのボタンを発見して確信しました。




