●One-77 Detail エンジンルーム編
山中です。
短期連載「One-77 Detail」シリーズいきたいと思います。
今日はエンジンルームにフォーカスしていきます。
One-77の心臓部であり、もっとも機能美を見せつけてくれるパートです。
主役は当然"エンジン"です。
7312ccの自然吸気V12エンジンは、ドライサンプシステムを採用し低重心化を達成。
フロントミッドマウントとなっているので、重量物を車体中心部に寄せています。
でもこのフロントミッドマウントによる唯一の弊害があります。
それはエンジンルーム内にあまりエンジンが"いない"のです。
そしてさらに他の補給機類等が美し過ぎて、さして目立たないのです。
こんな具合にエンジン本体はかなり後方に寄せられて搭載されています。
ぱっと見えるのは6気筒分位でしょうか??
それにこんなパーツがエンジンルーム内にあるわけですから、こっちに目がいってしまっても致し方ないと思います。
プレートとロゴもOne-77専用の特別なもの。
そして他のアストンよりも大きい。
目に入ってくる光景にはメタルパーツとカーボンパーツのみ。
見られることを考えているのか、職人がいつも通りやったのかはわかりませんが、溶接もきれいです。
エンジンのヘッドカバーはカーボンファイバー製。
エキゾーストマニフォールドの曲がり方を見ていると、きっと等長になっているんだろうと思わせてくれます。
白い色になっているのは耐熱の表面処理と思われます。
でも実はおーっと思ったのは写真手前に写っているアルミの部品の方なんです。
無垢のアルミニュウム材を削り出して作られたサブフレームです。
技術的な要件からそうしたのか、見た目を考えてそうしたのかはわかりません。
でも、削り出し材の美しさってちょっと特別です。
ラジエーターは容量と前方投影面積の兼ね合いからか斜めに設置されています。
ちなみに上の写真で奥に見え、下の写真では左の方に見える白い物は、エンジンオイルのタンクです。
ドライサンプだからこそですね。
エンジンルーム内のもう一つの特徴。
やはりコイルスプリングとダンパーでしょう。
プッシュロッド式でなければこうやっては見えないですからね。
ダンパーの付け根部分には赤と青の調整ダイヤルがあります。
伸び側と縮み側の減衰力の調整用と推測されます。
ちなみにサブタンク付き。
エンジンフードの裏には遮熱用の金箔シートが貼られています。
アクセサリーとしての金ではなく、機能からきている"金"なので、嫌味などまったくありません。
細かいところを見ていっても無駄はなく、全てにおいて機能をきちんと追及しています。
さらにエンジンルームであっても美しさを求めていることが伝わってきます。
誰が見ても「スゲー!」と言うこと間違い無しのエンジンルームでした!




