●CCM
山中です。
ブラックエンブレムを付ける2モデル(DBSとV12ヴァンテージ)は、ブレーキにカーボンセラミックマトリックスブレーキが(CCM)装備されています。
昨日サービスセンターに行ってきたい際に、V12 Vantageが点検の為にホイールを外した状態になりました。
あらためて見てみると398mmというサイズのフロントディスクは本当に大きいと感じます。
リアの360mmですら、V12 Vanquish / DB9 / V8 Vantageのフロントブレーキディスクよりも大きいのです。
写真はフロントなのですが、フロントは対向6ポッドのモノブロックキャリパーとなります。
これもディスク面の1/5は占めようかというサイズです。
必要にして充分なディスクandキャリパーサイズに合わせて、カーボンセラミックディスクがブレーキングパフォーマンスを一気に高めています。
高い速度域からのブレーキングを繰り返すような状況下ではCCMの威力を思い知らされます。
リアはフロントに比べたら控え目ですが、先述の通りこれでもディスク径は360mmあるのです。
対向4ポッドキャリパーも6ポッドを見た後だと少々可愛く見えてしまうくらいです。
右上に見える本当に可愛らしいキャリパーはパーキングブレーキ用のものです。
これもきちんとブレンボ製のようです。
これはV12 ヴァンキッシュの頃から同じものが使われているように思えます。
確かに、パーキングブレーキのパフォーマンスというと要件を満たせばOKですから、あまり進化もないのかもしれません。
カーボンセラミックブレーキは減りやすく、且つ価格が高いと思われていることがありますが、アストンが採用しているCCMは耐摩耗性能は高いものとなっています。
ただ、パッドはきちんと減っていきます。
もちろん使い方にもよりますので、一概には言えません。
ちなみに、鉄のブレーキディスクは残りの厚さで交換タイミングを見極めますが、CCMブレーキは重量で交換のタイミングを見極めます。
こんな具合にハブの付近にこのように記されています。
最低ラインの厚さについても記されていますが、基本的には重量で判断するようです。
フロントディスク一枚で約6kgとそれだけで考えれば、カーボン素材なのに重いと感じてしまいがちですが、フロントとリア合わせて4枚のディスクを同サイズで鋳鉄ディスクにすると12.5kgも重くなってしまいます。
バネ下の重量の低減は、ハンドリング性能や乗り心地に大きなメリットを生み出すと言われていますから、DBSとV12 VantageにはCCMがやはり必要装備だと言えるのではないでしょうか。




