●V8 Vantageを振り返ってみる その3
山中です。
前回はデビューから2008年までの怒涛のアップデートをご紹介しましたが、今回は2009年以降以降をご紹介していきます。
アストンマーティン史上もっとも成功したモデルとなったV8 Vantageですが、2009年モデルではさらなるパフォーマンスアップを狙い、大きなアップデートが行われました。
といっても実は外観上の変更は特に無し・・・。
唯一と言っていい見た目上の変更は、ホイールです。
今まで7本スポーク19インチだった(先述の通り標準は実は18インチ)のが、19インチの20本スポークが標準になりました。
全てシルバーにペイントしたものが標準で、スポークとリムの表面部分だけが切削した様な仕上げになるダイヤモンドターンドフィニッシュがオプションとして用意されています。(下の写真がそのオプション)
さらにスポークとリムの内側だけグラファイト(グレーカラー)に塗られたダイヤモンドターンドグラファイトフィニッシュもオプションに用意されていました。
そして2009年モデルの一番大きなアップデートはエンジンの排気量アップとそれに伴う出力の増大です。
ボア及びストロークの拡大によって4.3Lから4.7Lに排気量がアップし、
380bhp(283kW/385PS)から11%アップの420bhp(313kW/426PS)に向上
410Nm(302lb.ft)から15%アップの470Nm(346lb.ft)に向上
ピストン、インレットバルブ、オイルサンプ、シリンダーライナー、クランクシャフト、ヘッドガスケットは完全に新しくなり、
シリンダーヘッド、シリンダーブロック、ピストンリング、インレットマニフォールド、タペット、カムシャフト、フロントチェーンドライブとスプロケット、コネクティングロッド、ハーネス、 オイルパイプ、ウォーターポンプ、オルタネーターはエンジンアップデートに伴い改良を受けています。
かなりの進化と言えます。
全域に渡ってトルクが太くなっているので、ドライバビリティーは高くなっています。
4.3Lのエンジンの方がどちらかと言うと高回転型なので、回して楽しいエンジンなので、甲乙つけがたいのですが・・・。
インテリアでは、センターコンソールのデザインが変更を受けています。
デザインがモダンになり、質感もより高くなっています。
しばらくすると、カーボンファイバーケブラーバケットシートがオプションで選択出来る様にもなります。
2脚で17kgの軽量化につながりますし、車内のイメージも相当レーシーになります。
シートのシェルは意外とタイトで高いホールド性を持っています。
クッションを調整するなどして、自分にあったポジションを見つけることができればドライビングの愉しさは倍増するはずです。
2010年に入ってからはコレクションSEなるスペシャルエディションが登場しました。
オプションをフル装備している特別車です。
スポーツパックwith 10本スポークの足回りと、オプションのバケットシートで走るのが楽しかった記憶があります。
そして2010年にもう一台、V8 Vantage N420というスペシャルエディションが登場するのです。
V8 Vantage N420はアストンマーティンのニュルブルクリンク24時間レースでの経験からインスピレーションを受けたモデルで、いくつかの特別装備を備えています。
あと、この写真のように「レースコレクション」というネーミングで、グリル周辺とAピラーからルーフサイドにかけてコントラストカラーを入れるオプションも用意されています。
以前のブログでN420について記していますので、詳細はこちらをご覧ください。
数多くのアップデートを繰り返し、日々改良され進化していくV8 Vantage。
そして、今春、究極のV8 Vantageと言えるV8 Vantage Sが登場となるわけです!!





