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2011.2.08

●V8 Vantageを振り返ってみる コンセプト~発表&発売編

山中です。

つい先日、V8 Vantage Sが発表されましたが、V8 Vantageの歴史を振り返ってみる短期連載をやってみようと思います。
これ、完全に私の思い付きです。
正直に言うと、今日は新鮮な"ネタ"が無いなと数分悩んだところ、ひらめいた次第。

一番最初はAMV8というコンセプトカーとして2003年のデトロイトモーターショーで突如発表が行われました。
相当なインパクトを与えた発表です。
AMV8-01.jpg

この時点で既にV8 Vantageのデザインとしてはほぼ完成の域に達していたことがわかります。
私自身は、おおぉぉ と心の中で叫んでしまいました。


リアビューを見てみると、ディテールこそ違えど、基本のフォルムはV8 Vantageのそれになっています。
クリアテールレンズが微妙に紫がかっていてカッコイイです。
AMV8-02.jpg

サイドビューもこの通りで、生産モデルとの違いはフューエルフィラーがメタルのものになっていたり、ウィンドモールがブラックアウトされていたりする程度の違いです。
ホイールもプロダクションモデルとは異なります。
(2004年モデルのV12 Vanquishに装着されていたホイールとほぼ同じデザインな気がします)
AMV8-03.jpg

ヘッドライトユニット内のデザインは今と全く異なります。
内側が黒いせいか、精悍な(ちょい悪な)イメージを受けます。
これは好き嫌いが分かれそうですね。
AMV8-04.jpg

インテリアも基本の造形は既に完成していますが、ディテールを見てみるとかなり異なる部分があります。
荒削りな部分も見受けられるので、インテリアに関してはまだコンセプトという性格が強く出ています。
AMV8-05.jpg

センセーショナルなデビューとなったAMV8ですが、実際の生産モデルが発表されたのは2005年のジュネーブモーターショーでした。
約2年間、発表が待たれる悶々とした期間を耐え続けました。
(ジュネーブでの発表時の写真は無いのでご容赦下さい)

そして待ちに待った日本での発表!
これは2005年の6月だったと記憶しています。(有明のスタジオで)
DSC01788.JPG

380bhpを発揮する4.3L V8エンジンはドライサンプシステムを採用し、当初6MTのみの設定となっていました。
それに加えて、コンパクトボディーであること、理想的な重量配分を実現していることを考えると、アストンが本気でスポーツカーを作ってきたことがわかります。

6月の発表に使った車両は確かワールドツアーで世界中を回っている車両だったと思います。
日本仕様のV8 Vantageが入ってきたのが、2005年10月の東京モーターショーです。
この時はアストンブースにはV8 Vantage、Vanquish S、DB9 Volanteの三台を展示していました。
当時はまだフォードグループでしたので、フォードグループに囲まれていて、隣(裏)がマツダさんだったのですが、一日中聞く"Zoom Zoom!!"にやられました・・・。
DSC01850.JPG

東京モーターショーが終わってからわりとすぐに一号車にナンバーが付き、少し間を開けてデリバリーが始まりました。
2006年以降の生産モデルの変遷はまた次回に!


おまけ
V8 Vantageの生産モデルの仕様が決まった際、一番最初はインテリアが標準仕様でフルレザーではなかったのです。
この写真だと若干わかりずらいですが、シートとドアのインナー部分がファブリック素材となるのが標準だったのです。
V8_VANTAGE_12.jpg
確かオプションでフルレザーが選べたのだったと思います。
でも、生産が始まる前にいつの間にかフルグレインレザーインテリアが標準になったのです。
ほとんどの方がフルレザーをオーダーしたので、ファブリックという選択肢を無くしてしまったのでしょうね。