ジャネスヨット - Yasuda Ship Yard Blog

安田造船所代表の野澤隆之による船に関する情報や、釣りや車の話など独断と偏見でつづる社長ブログ。

2006年6月24日

ジャネスヨット

ジャネスヨットを乗りに台北まで来たわけだが
ジャネスヨットを知ったのは、台湾から遠く離れた弊社が業務提携しているフロリダのフォートのローダーデールマリンセンターを訪問したときである
そこのテナントのひとつであるハートマリンのオフィスで実はジャネスデザインのボートを作っているんだが、日本で売れないか?という話になり、その半年後1号艇をフロリダで試乗できることになり曽根と石丸、滝沢が試乗した

ジャネスデザインの特徴であるソフトライドは健在で、一時見られた異様にビームの広いバランスを崩した感じもなく全体は実に素直なラインで構成されているなという印象の船だったようです 私はそのときに乗っていないので今回が始めてジャネスヨットに乗ることになる
そして個人的には気になるエクスプレス艇なのでわざわざ台湾まで行くのだ
個人的には究極は60フィートくらいの木造エクスプレス艇が現在の理想である
今乗っているガーリントン44EXPをそのまま大きくしたような船が理想である
横道にそれるが先日ウェストパームビーチのライボビッチファクトリーでも60オーバーと思われるエクスプレス艇を建造中だった
デザインはクラシカル???かっこいいの??自分の修業が足りないのかな??という感じだった
ライボもマイケルライボビッチが社長になり、デザイナーも変わり彼が作っていたライコのテイストが強まることが予想される
以前カジキ釣りの船には皆ついているアウトリガーのRUPP(ラップ)のオーナーの船RYCO(ライコ)65を見て衝撃を受けた、こんなにすばらしい船があるのだろうかと・・

今回ライボビッチのファクトリーには4艇のRYCOがメンテナンスのため来ていた
ライボもライコもどっちも芸術品のような、すばらしいデザインで魅力的な船に違いないが・・・
以前このブログの中でも車の話を話したが、どっちも良いと思っていたものや、迷った場合並べてみると一目瞭然という話をしたが、ライボとライコも実にすばらしいのだが船底形状や細かいデザインのラインなどだいぶ異なり一気にライコに対する思い入れが消えた
そのくらいライボは完璧だった
だからといってライコが悪いことはないので誤解はしないように

新体制のライボビッチがあのすばらしいライボビッチと同様のすばらしいものを作るのかどうかこれからできてくる船を見て判断しよう 期待はしているが、どうなるのか不安である 
ライボビッチファミリーはライボブランドを売却するときにあの力強く美しく上昇するいシアーラインとライボの象徴ともいえるFBを取り囲む美しいチークのダブルハンドレールの使用を放棄した その制約の中で作っていたのがRYCOブランドである

今回その二つをまた使用することができる 美しいライボが永遠に作り続けられることを祈るばかりである

さて話はずれたがジャネスヨットであるが、まだまだ細部の詰めが甘いことが予想される
悲しいかな「台湾ボート」という言葉はいまだ日本や欧米ではクオリティーの低い船を作るというさげすむ言葉として残ってしまっている
実際過去にはそういう船もあったし、現在も遠目の姿だけはヨーロピアンボートやアメリカンフィッシャーだが中身はぜんぜん追いついていない船も多い

今回ジャネスの試乗は1号艇からどのくらい進化したかを見極めに行く
基本的に走行性能についての心配はあまりしていない 過去の彼の船の中にあったバランスを崩したデザインではないからその部分は比較的心配していない
内外装の品質とデザインのほうが心配である

ボートの歴史を見ても購入したオーナーからの情報のフィードバックや優秀なディーラーからの要望や指示により洗練されてゆくものである
ブランドとしての将来性を感じたら適切なアドバイスをして日本での販売の可能性を本格的に探るつもりである
少なくとも40から50フィートくらいの中型艇(大型艇になれば多少船型がおかしくても快適に乗れるもんですよ)においては日本の厳しい海で乗るのであれば、比較的北のほうのアメリカンフィッシャーの大半(あえてブランド名は出しませんがO、E、P社などが代表)が採用している線型よりは日本では機能するはずである

ちょっと辛口すぎるかもね 独断と偏見ですから 気にしないでね

飛行機の中で打っているから暇だからついつい余計な話が長くなりました
 それでは後はまた船を見て乗った後にUPします