ハトラス60シートライアル
快晴のフォートローダーデール沖でシートライアルをした

最近は運河の道も慣れてきた いつもの場所でのシートライアルという感じ
エンジン始動時の排気色良好 加速時の廃棄色 振動 立ち上がりともに文句ない
シートライアルには物足りないようなベタなぎだが

シートライアルは波が無いと船の性能がわからないからだめだ・・なんていう方も多いが
私はハトラス60はすでに数艇長時間を含めて乗っているのでその船のポテンシャルは知っている
だから現状のエンジンの判定やプロペラセッティングなどを見るには平坦な海のほうが好都合な部分が多い

エンジンの問題はこのような状態のほうが波という要素がない分印象に左右されずきちんと観察でき
またデータ取りも正確に行える
今回も各回転のスピード・負荷率(LOAD)などを正確にとることができた
この船は現在アメリカでも一番出荷の伸びが多いといわれる高価格のMTUエンジン搭載
エンジン音に品があり妙に力強い これはプロペラのセッティングに起因している部分も大きい
そしてプロペラセッティングを見るとどのような考え方で船を扱っていたか、
また無理をしているかどうかもわかる場合がある

たとえばこの船は2000回転で負荷率70%29Ktくらいを実現している
全開で2350回転33ノットくらいの設定だが規定より回って 負荷率95%という軽いプロぺラセッティングをしている
ちなみにCAT搭載よりもエンジンパワーもあるのでピッチをもう少しきつくすれば約2ノットトップを上げられるのでは・・
と思うが 船にとってトップスピードはさほど重要ではなく通常使用回転
たとえば2000回転で70%29Ktというように30%余力を残した巡航ができるところが重要である
夏場など貝などがついた場合にもすぐに走らなくなるわけではなく、余力の部分が安心である
逆にきつめのペラセッティングだと巡航域でも負荷率100%なんてこともある
余力を残したセッティングは船を理解しているからだと思う
このようなセッティングをしている船は総じて痛みが激しくないことが多い
長くなったが真剣にトローリングもロングクルーズも使用していない船なので内装の痛みやエンジンの痛みもなく優秀な船である


