ライボのトランサムの名前入れ
魂の注入のような作業です

ライボのトランサムは一面船底まで続くチーク張りです
ここにあった旧船名をサンダ―で削ります
一般的に言えることだが 新艇から同一船名の場合には紫外線焼けをしているのでFRP船の場合にはトランサムの塗り替えが常識となる
この船の場合にはチークのため金箔で貼ってあった旧船名を削り新たに船名を入れてゆく
これがなかなか大変な作業で 削ればよいというものでもなく 漂白と削りで出来るだけ削らずに(チークの板を薄くしたくないので)仕上げてゆく

削りで数日 塗装に至っては数回塗って仕上げて その後に船名をいれその後又10数回にわたり塗装を重ねてゆくという厄介な作業である


こうすることにより船名が塗りこめられ一枚の美しいトランサムボードが完成する
スポーツフィッシャーマンの顔であるトランサムを飾るにふさわしい 非常に大変な作業である
今回 紆余曲折の末 この船名デザインに決定
以前のイメージを踏襲することにより歴史と文化の継承を実現するとともに
ライボの工場のある地名をホームポート名として配することによりそのルーツと血統を主張する

この様に 船には1艇1艇歴史と思い入れがあり 決して妥協してはいけないと思っている
ましてこの船のように存在自体に文化的な価値のある船ならなおさらであり
まだ途中だが きれいに入った船名を見ると 新たな命・魂が注入されたような気がしてくる


