BREAKERS情報 チャインの形状
BREAKERSのチャインの形状はぎりぎりまで悩みました


チャインは船の走行や静止安定性に大きな影響を与えるとともに
ハルのデザインの印象を決定付けるような大事な部分でもあるからです
ウッドボートの場合にはウッドを貼ってゆくため
ウッド自体の曲がりの限界もあり
複雑な形状のチャインは後付けとなります
今回採用したチャイン形状は船尾の部分で水平部分が22センチほど 船首にかけて緩やかに波を叩き落すようにマイナスの角度と
なってゆき船首の部分では相当戦闘的な印象を与えるエッジの効いたデザインにしました
写真ではその印象が伝わるかどうか・・
この部分は硬質の発砲ウレタンで作成してその上をFRPでカバーします
このチャインの目指したもの
エッジの効いたデザインにより戦闘的なイメージを植えつける
ドライな走行性能 波をチャインで叩き落しドライな走行を実現する
よくフレアーでドライにという話を聞きますが チャイン以上に上がった波は風により巻き上げられ
ウエットな走行となります 勝負はチャインで決まると考えます
ローリング防止
ウッドの素材自体あまり叩かないのでハルのVは比較的緩やかな設計にしてありますが
それでもローリングはします
これをどの程度抑えるかの加減が難しい
IPSによりエンジン搭載位置が低いこと そしてオープンボートによる低重心という
2大要素が味方しますので チャインは当初の想定より幅を押さえました
あまり大きくするとローリングで引っかかるような感じになります


そんなことを考えての今回のチャイン形状です ひとつひとつのラインに意味を持たせる
ことも設計デザインの基本でしょう
建造はこれからハルの面だしという重要な工程に入ります これで仕上がりが決まります
美しいハルを作るために ここは時間をかけて丁寧な面だしをします

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