船を維持するということ
SlimJimは日本では珍しくきちんとメンテナンスされている船だ
きちんとというのは エンジンのコンディションを正確に把握して
スケジュールやマニュアルにのっとったメンテナンスを受けているということ
フロリダであれば当たり前のこと
だけど日本ではなかなかこれが実践されていない
だから突然大きなトラブルになり 大きな支出を強いられる



今回は走行試験でデータ取り 速度計測 排気温度 油圧 水温 メーター誤差など
走行中に得られるデータを定期的に取る 当然船底やプロペラなどはクリーンな状態
そこから得られるデータと その後行う各気筒のコンプレッション(圧縮)チェック
により 今後のメンテナンスを決めてゆく
壊れたから修理するという今までのやり方とは根本的に違うやり方だ
数少ないこれを実践している船がこのSlimJimとハトラス60のアドミラルだ
アドミラルも今回エンジンの油圧低下とミッションのOHを行った
いずれも壊れる前に作業出来たことは大きい 現状を認識出来るかどうかも
エンジニアの腕だ 間違った認識がまかり通る迷人エンジニアの多い
非常識な雑音の聞こえるマリン業界で 正しいメンテナンスをして
トラブルを未然に防げれば 日本の短い夏が楽しめる
それでも壊れるのが水に浮く機械なのだが・・・・
この2艇に共通しているのはオーナーの意識の高さは当然だが
専属のキャプテンがいることも大きい
プライドを持ったキャプテンが愛情をこめて船を見ていると
メンテナンス側とのコミュニケーションも取れて作業もスムーズだ
フロリダでは船を買うときには当然のようにキャプテンも探す
自分で操船しようがしまいが管理者としてのキャプテンの存在は大きい
はじめは自分でいろいろなことを覚えてゆくことはボート乗りとして大切なこと
その後船を任せられるキャプテンを育てることもボートオーナーの腕の見せ所になるだろう
船を買う、船を維持するということはそういう部分も考えることになると思う

