GMインジェクター - Yasuda Ship Yard Blog

安田造船所代表の野澤隆之による船に関する情報や、釣りや車の話など独断と偏見でつづる社長ブログ。

2008年8月23日

GMインジェクター

BERTRAM43(GM6V-92)が突然黒煙に見舞われた
こういった場合にはまず疑われるのがインジェクター(噴射ノズル)
だ 先端が欠けたりすることがある
さっそくノズルをチェックしてみる
先端が完全に欠落している
P1020779.jpg
ここまで大きく欠けているとこの破片が気筒内を傷つけたりターボのフィンを
傷つけたりする  実際ターボの羽根が欠けていた
ファイバースコープで内視すると気筒内もひっかき傷も多少見られる
スリーブ交換となるとフルオーバーホール同様の作業となり
どうせなら全部取り換えなどとなり多額の費用がかかる
今回は気筒内に残留している破片もなく 傷も浅そうなので
オーナーの意向によりノズルとターボのOHをして様子を見ることに
もう片方のエンジンもこれほどひどくはないがノズルのかけが見られたため
交換した こんな繊細な小さな部品が引き起こす可能性がある
フルオーバーホール  エンジンの難しさを考えさせられた
定期的なノズル点検などにより防げる部分も大きい
未然に防ぐには こういった作業を常識化してゆく
業者側の意識改革と提案力だろう
安田のエンジン部門はこういったことを強化していこうと思っている
そして快適なマリンライフを送ってほしい 快適=コストがかかる(当たり前だ)