Break Point1 Side Tuna Hatch

ブレイカーズのトランサムは美しい弧を描く3Dデザインだ
そして美しく光るチークトランサム
きっかけは
あまりにもきれいに見えたチークトランサムをどうしても
切ることができず 苦肉の策として サイドハッチを採用
これを賛成した人はいなかったと記憶している
最初四角くサイドにハッチを書いてみた・・・・
確かにこれは良くない・・・・・
しかしデザイン上取り込むことにトライした
3日間 悩んで何度も 何度も形を描いては消してを
繰り返した 結果 左右非対称 何とも言えない
形にたどりついた こうしてデザイン上取り込む
ことに成功した
そして開閉方法 上部にヒンジを持ち 上に上がるようにした
上下左右 いろいろ悩んだが これをあけるときは
カジキを引き上げるとき(めったにない)
そして人を引き上げるとき(めったにない)
ローリングのリスク(水中に没して水圧抵抗でヒンジが曲がる)
を考えると上空きがベストと考えた 油圧ダンパーで
ストッパーを解放すると自動で上がるようにした
サイドハッチの効果
美しいトランサムの維持 切らずに済んだ
そしてカジキを後進で追いかけるときトランサムドア
最大の欠点である そこからの水の浸入がない
これは結果として 結構大きいBreakePointとなった

BREAKERSでの最初のカジキとのファイトとなった
福島ビルフィッシュトーナメントでのこと
アスターンでどんどんバックしても当然水の侵入はない
デッキ排水用のドレンもそしてロープホールもないわけだから
もっともアスターンに有効な船型を採用したBREAKERS
がその副産物としてハッチをサイドに追いやり
より快適で安全なアスターン性能を得たことになる
そしてデスダイブしたカジキを引き上げキャッチすることに成功し
サイドハッチを初めて開けることに
何の違和感もなく取り込む姿を見て
このハッチがファイト中も取り込みも完全に機能したことを 確信

今ではすっかり目になじんだこのハッチも
その誕生の背景には その他大勢のその場の意見などを聞いていたのでは
良い船や良い製品 そして突き抜ける製品などはできることはないのかもしれない
生みの苦しみを知っている者そしてその製品のすべての責任を負う者のみが
個性という言葉を理解するのかもしれない

