BREAKERS61 ハルに込めた思い
船はスタイルを語ったり インテリアを語ったり
色々語られる しかし最初に語られるべき部分は
ハルの形状や材質・工法なのだろうと思う

Breakers61のハルの前半部分について
鋭くエッジの利いたステム(船の一番前のライン)が
Breakersブランドの特徴だ
色々な考え方はあると思う ほとんどの船がここを
丸めてある 丸める理由は建造上ラインを出すのが簡単
流木等の流れものが当たった時に破損しにくい
追い波の時に切り込んでいきにくい等々いろんな
理由はあると思う Breakersの場合は将来も
少なくとも水面から上はこの鋭いエッジを保とうと思っている
長時間見ていても飽きないのはこの鋭いエッジがその要因だ
水面下も鋭く非常に細いというか薄い
これだけ鋭いのは他にはGarlingtonしか知らない
アメリカ東海岸の北の方で作られるのハルもここを鋭く薄く
する船が多いこの部分が影響することは向かい波の
柔らかさに特に寄与する しかしこういったハルはこれから上も
ズーっと浮力をなくしてそれがフレアーまで続く
要するに引っ掛かりとなるチャインも浮力もない
そのおかげで向かい波は非常にソフト

だがBreakersではチャインから上に強力な浮力を持たせている
前が突っ込むことが非常に嫌いだからだ
そしてウエットになることもとても嫌いだ
浮力を持たせることは叩くことと直結する
だから水を読むのである 鋭いステムで切り裂いた水を
どのようにチャインまで運びどのようにチャインと切り離すか
このあたりがいちばん難しい部分だろう
Breakersでは鋭いステムからチャインへ写真では分かりにくい
複雑な面を描いて水流をいなしてゆく
これが向かい波最強(やわらかい)といわれる
Garlingtonとどの程度戦えるか 今から楽しみだ
そしてその構造材はNIDACOREのニーダフュージョン
を用いたインフュージョンで軽量&最強を目指した
1艇目からすでにハルの強度は世界1級レベルを実現
最強のハルとこのエントリー部分に込められた思いが
どんな走りを実現するのか ご期待ください

