Breakers61 エンジンに火を入れました - Yasuda Ship Yard Blog

安田造船所代表の野澤隆之による船に関する情報や、釣りや車の話など独断と偏見でつづる社長ブログ。

2009年5月29日

Breakers61 エンジンに火を入れました

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天気は悪かったのですが
スケジュール通り浮かべてエンジンをかけました
何も問題なくエンジンチェック&IPSジョイスティック操作
の設定を終了し 他の作業のためにすぐに上架した

何よりもその浮き姿にしびれた
諏訪部氏いわく フロリダでJimsmithを初めて見た以上の
興奮を覚えたといってくれていた
予定通りの前後バランスで途中経過の浮き姿勢を見せていた

生みの親だがまさに息をのむほどの美しさを見せるのは
61フィートの長さがもたらすものも大きい
フロントのロングノーズが際立つ
実はこの状態でこの浮き姿勢をみて85%は安心なのです
前後バランスは船として設計した走りをするかどうか
とても重要なポイントなのです 
前後トリムの変化は船の計画を変えてしまうので
計算しているとはいえ心配していました
前後バランスの考え方はその構造計算をする設計士の
考え方により変わってしまう 知識や経験も大事
そして何よりもどこをどんな状況で走ることを想定している
かがなにより大事 内湾や穏やかな時の出港を想定
しているんじゃない我々の厳しい日本のカジキ釣りの発想が
出来る船の設計者がいるのでしょうか?
なかなか厳しい条件をクリアしなければいけない問題がたくさんある
大型艇もたくさん手がける国内トップのYAMAHAなどは数々の荒波
にもまれノウハウはたくさんあるだろう
私などはまだまだ駆け出しだが 数々の大荒れのいやな状況を経験
しているその中 自分の操船技術で乗り切るのではなく
船の性能に頼る状況にもなったことも何度かある(ある意味船任せ)
その時の船の性能が大事なんです
そこの次元の話だからややこしいんですよねオフショアフィッシャーマンは

だからこそ浮き姿を見て安心するのです デザインの意向通りに
進んでいることが確認できた  
重量も大切なテーマの一つだったがこれも予定通りの驚異的な軽量を
実現している ここまでは内装とタワーを抜かして艇体は驚異の16トン
軽量で強い艇体の実現をはたしている
今までの常識では軽量=薄い艇体=弱い=走れない
だがBreakersは違うんです

私の持論 
軽い強い船が作れれば重い船を造ることは簡単
高級な船を作れれば 安い船を造ることは簡単
でもね
重い船を造っているところが軽い強い船は造れない
安い船を造っているところは高級艇は造れない

だから最初から高強度超軽量本物の高級にターゲットを
置いた船造りで死ぬほど苦労しているのです

単板ゲルコート重量級 造るの楽だろうなでもそういった船なら
名艇と言われる船たちがいるのだからそれを買えばよい
それが嫌だから船造りをしている